トランプを押し上げたのは、貧窮化する労働者たちだし、ドイツその他西欧で台頭する右翼政党も現状に不満を持つ庶民の怒りの発現だってよ。
左右の対立?そんなもんはとっくに吹っ飛んじまって、今や、金持ちと貧乏人の対決の時代になってきたってことだ。小手先の格差の是正なんて段階じゃない、富裕層が一方的に富を蓄積する社会の構造を作り替えなくっちゃこの先、とんでもないことになるぜ、ってな。
排外主義に片足取られながらってのが残念だど、世界中で貧しい者らが声を上げ始めている、このうねりを多様性を保ちつつ、解決をリードする政治党派が求められているのさ。
で、日本はどうなんだい?
困窮する人たちの声は上がってるか?一部だけの小さな悲鳴だけだなぁ。大多数は必死で自助でやり繰り算段を手探りしてる。
選挙にもいかない、政治に失望してるから、声も上げない、その方法も知らない。デモ?スト?プロ市民め、迷惑かけやがって!
声をくみ上げるべき政治の側はどうだ?議員たちはどうだ?
小さな声が届いているか?
スーパーで値札見てもれるため息が聞こえているか?
仕方なく食を抜く人らの空腹が感じ取れているか?
「税金を取り過ぎているとは思わない」と総理大臣、
「貧困層には3万円給付する」とどや顔する。そんなはした金で乗り切れると思っているのか?!
追及する野党党首野田はどうよ?
「弱い人を救う政治は終わり。弱い人を出さない社会を作るという事」
ど、どうして終わるのよ、弱い人を救うことが!
大甘に解釈してやれば、構造そのものを変えたいって発言意図なんだろうが、文字通り読めば、今時の弱者はもう見捨てるとしか読めない。この言葉選びの鈍感さ!
与党も野党も、生活苦にあえぐ多くの人たちがまるで見えていない!ってことなんだぜ。
声が聞こえなけりゃ存在しない、炊き出しに並ぶ人たちも、積雪期を迎える能登の被災者も、1万件超えた子ども食堂やスーパーの値引きを鵜の目鷹の目で日々をやり繰りする人たも・・・
自分たちの限られた視界だけを現実として信じる者たち、人々の暮らしの表面だけに目を向けて満足する者たち、同じ階層の人たちだけを漠然と国民とみなす政治家たち。
足りない!彼らには想像力が足りない!
足りない!彼らには歩き話し見る力が足りない!
足りない!彼らには庶民が足りない!
なっ、だから、声を上げるしかないんだぜ。力を発揮するしかないんだぜ。少しでも暮らしをよくするためにはよ。
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