正月早々、団塊の世代へのおべんちゃらだぜ。
紙面見開きでこうまで挑発されたら、書かんわけにいかんだろ。
しばらく政治や社会ネタ続いたから、ここらでほっと一息、ティーブレイク、と行こうと思ってたんだが、
こうまで言われちゃ、俺としての公式声明?出そうじゃないか。
って、言っても、よっしゃ、頑張って突っ張り通すぜ!なんて乗せられやしない。団塊は曲者、一筋縄じゃ行かねえのさ。
って言っておいてなんだが、団塊って括り自体、まったく合点が行かない。まっ、世代論ってやつくらい、いい加減なものはない。実態から遠く離れていながら分かった気になれるからな。
同じ年代、経済で見てもいい思いして裕福に暮らしてる奴らもいれば、下積みで四苦八苦這いつくばってる者らもいる。政治姿勢で言っても、この自民党体制をがっちり握って戦後の平和を憎たらしく思ってる連中もいれば、国会前や繁華街で、しょぼいと言われつつも声上げ続けてる人間もいる。
一緒に絡げるんじゃねえよ、ってことだぜ。
ってことを前提として、この宝島のコピーを読んでみて、「永遠のヒール」ってほど尖ってたのか?疑問だ。そりゃ持ち上げすぎってもんだろ。青年期真っただ中で全共闘運動経験してるから、って刷り込みあんのかもしれないが、当時だって、デモやストから身を隠してる学生の方が圧倒的に多かったんだ。共通の時代経験共有してるわけないだろが。
「野心でギラギラ」してた?そんな奴らもいただろうさ。でも、ここでも、まるくまるく、角を削ぎ落して社会に順応しようとした人間が大多数だったろ。だからこそ、せっかくの民主主義社会がすり減りつつあるんじゃないのか?
「ナースコールの前にカーテンコール」ってセリフは、ちょっと泣かせるねえ。でも、カーテンコールてのは本舞台が終わってからするもんだぜ。こちとら、衰えたとは言え、まだ舞台上を這い回ってるつもりだ。できれば、死ぬまで悪戦苦闘の七転八倒したいと思ってるんだ。
「盛大な拍手」なんているもんかい。おまえらは勝手に生きろ!拍手なんかにいい気になって、お辞儀したりしやしねえぞ。なぁんて、息まくのが「死ぬまで突っ張って生きる」ってことなのかもな。
おっと、いけねえ、相手の手のひらに乗っちまうところだったぜ。
たしかになぁこの中尾ミエの写真かっこいいけどな。
でも、この広告の裏に電通一枚かんでるってことも忘れちゃなんねえんだ、絶対!
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