さすがの暖かさも、ここに来て3日連続の降霜、木々も葉っぱを落として冬支度だ。健気に冬に抗っていた銀杏もすっかり葉を落とした。一緒に、銀杏も!
なり出して2年目、ほれ、今年は山盛りだぜ!梢を見上げれば、まだまだ沢山!うーん、こりゃ豊作だぞ。
何年になるのか?これ植えてから。家を建てた頃だから、20年は経ってる。友人からもらった苗4本、どれもしぶとく生き延びている。さすがに、ヒマラヤ杉の間に植えた2本は、好みの日差しが足らず、ひょろひょろ育ちだが、母屋の北側に植えた2本は、冬の降雪に、へし折られ、捻じ曲げられつつも逞しく生き延びて、今じゃ、屋根からの落雪を超える高さにまで成長した。
しかも、この2本が期せずして、雄と雌!こうも見事に並んで育つとはね。知らないかな?イチョウは雌雄の別があって、そのどちらもが近くにないと実を生らさないんだ。防風林の一隅に植えた2本は雄だったようで、結実の兆候はまったくない。たまたま、ほんと偶然、願ってもない組み合わせで栽植したってことだ。
銀杏は臭い。周囲の果肉が熟すとともに強烈な匂いを発散する。もちろん、この部分は食べられない。中の固い殻に包まれた実を取り出さにゃならん。まさか、この臭気に打ち勝って、果肉を削り落とすとか、洗い出すなんてできるもんじゃない。殻の堅牢さを利用して、土に埋め、周囲が土壌微生物によって食い尽くされるのを待つ。
ここが実は難物で、いや、埋けるのは造作ない、そのまま忘れちまうっての問題なんだな。恥ずかしながら、去年の収穫は、まったく食卓に上がることなく、土に還ってしまった。今年は、そんな体たらくに落ちぬようにと、今から、心構えしている。
でも、どうかなぁ?せっせと拾い集めたものの、またもや無駄にしてしまうかもしれない。殻を割るの、けっこう大変だし、実を取り出しても、そこまで好きってわけじゃないいからな。うーん、食べるイメージが、茶わん蒸しとか、おでんの袋物から顔を覗かせる程度しか思い当たらんぞ。だれか、いい食べ方を教えてくれ。
でも、勝手に実って実を提供してくれて、それを拾い集める、なんか、狩猟採集の民になった気分で幸せなんだよな。
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