ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

来たぜ、晴天ぴっかぴか!

2021-10-11 09:56:44 | 米つくり

 おっ!朝からお日さん輝いてるじゃないか!なんと、珍しいぜ。

 ここらじゃ秋の晴天は、深い霧に覆われて始まるんだ。昼夜の寒暖差が大きいから、日中温められた地面の水分が夜気で冷やされて霧となって漂うのさ。四方高い山に囲まれた盆地の宿命なんだろう。天気予報で晴だからって、期待しちゃダメだよ、霧が下りてりゃ半日曇りと同じ、いや、もっと始末が悪い。微細な水滴が低く垂れこめ続けるわけだから。

 この朝からぴっかぴかの晴天は、何によりの贈り物だぜ。霧の晴れるのを待つことなく脱穀作業に入れる。これなら、午後も遅くまでかかることはないだろう。

 心配した結束紐も見た目以上に頑丈で機械との相性もよく、順調だ。最初に緩んだ部分の調整をしただけで、後はトラブル一切なし、よしよし。機械が素直に動いてくりさえすりゃ、あとは人間が頑張るだけ、仕事は捗るのさ。脇目も振らず、無駄口も一切なしでイネ扱き作業に没頭!コシヒカリは出来もまずまずだし、乾燥具合も良好なので、扱き残しも少ないし、結束部での丸き方もしっかり束ねられている。これなら後のワラの片付け作業もスムーズに行く。途中、Ⅰさんが手伝いにきてくれて、ありがとう。神さんは脱穀済ワラ束の収納作業に専念できる。来年の畑マルチ用、大切な資源なんだ、ワラも。

 昼近くなって、残すは杭8本、いいぜこの調子なら、午後はコシヒカリ終わらせて、黒米と満月モチも扱けるぞ。

 ただ、暑い!やたらと日差し強い!お日さん、頑張り過ぎだよ、なんて文句言っちゃいけない。うん?熱射病かも。歩みはのろくなってきた。が、サーモボトルの冷水をがぶ飲みしながら、休まず頑張る。

 脱穀作業、終わった!2時前だぜ。

 よしっ、畜産農家渡し用に、さっさとワラを積んで次に進もう。神さんの不満の声も無視、脱穀機の内部をきれいにして、上の田んぼにがたんこがたんこと移動した。

 黒米もモチもどちらも杭3本だ、すぐに終わる。ともかく、扱いでしまやぁいいんだ。一仕事も二仕事も済ませた後の追加の作業は、精神的に辛いところもあったが、1時間弱で終了、よぉぉぉし!これで我が家の米、すべて脱穀完了だぜぇぇぇ!1年間の米作りつつがなく終わった、おめでとう!

 ワラはキャリーで小屋に運んで、後は明日、明日。

 最後の最後まで、暖かく、時に暑く、見守ってくれたお天道さん、感謝!だぜぇぇぇ!一年の恵にもな。

 

 

 


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