よしよし、出穂完了だ、遅れていた水口冷や水かかりのイネもすべて穂が出た。例年より10日も早い、温暖化は着々だなぁ。
雨も多く蒸す日が続いてるが、幸いイモチの兆候は見えない、うん、堆肥、肥料控えめ、収量8割の米作り、でももっと取れたかも、って、欲はかかない、これでいいんだ。
今年の黒米田んぼ、奥の一枚、慣れない息子に田植えを任せたら、見事にコシヒカリを植えてくれた。いや、彼のせいじゃない。指示した神さんの失敗だ。となりのIさんの田じゃ危なくコシヒカリに黒米を混植するところだったが、途中気づいてすべて植え直ししたので、きれいにコシヒカリでそろった。
そろそろ黒米とコシヒカリの境界を分けなくっちゃなって、近くに寄ってみて、うわっ、やられたぜぇぇぇ!
イノシシのお遊戯場になってる!
なんどもあっち行きこっち戻り、そのたんびあのでかい体でイネを押し倒して、何やってんだよイノシシ、何がそんなに楽しいだよ。
寝転がって体を泥まみれにするのが気持ちいいんだろう、まっ、いつかやられるとは思ったが、黒米の田1枚良かった。
それにしても不思議だ、同じ田の中のコシヒカリ部分にはまったく侵入、狼藉を働いていいなことだぜ。
コシヒカリの大切さを感じてたのか?それとも、黒米は色からして雑草だとでも思ったのか?イノシシの認知はなんとも人知をはるかに超えているよな。
なぁんて、のんびり蘊蓄にふけってる暇はないんだ、遅まきながら対策を講じないと。
って言っても今さら電柵張り巡らす気もないから、草刈り徹底して木酢液撒くくらいだけどな、対抗策としては。あとは、深水にして土が表面に現れないようにするとかか。
まぁ、もう一枚の黒米は無事だし、実りもよいから、これ以上いたずらしなけゃ手打ちにしてもいいんだが、奴らにその気はないかも知れない。
と、なると、うーん、やっぱり草刈りと木酢液だな。
でも、出没個所を辿ってみたら、なんとお隣さんがきれいに刈ってくれた水路際からだった!うーん、こうなると、手の施しようもないぜ、きれいにしたら入ってくるなんて、イノシシ、お前の気ままさにゃ付き合いきれんぜ!
こちらもそろそろ出没始まるでしょう。
防御策として草刈りを済ませた田んぼがやられました。まるであざ笑うかのように。