いつもの地味な装いと全く異なる輝きです。今日のジャノメチョウ、珍しく日向に出てきて、三尺バーベナの高いお席に着いてくれました。
斜め下から、この子を見上げるところに居てくれます。ですから、こんな隠し色を見ることができたのでしょうか。
蝶の翅の美しさは、鱗粉という粉のようなものが創り出しています。翅は見る角度や光の当たりかたによって、色や明るさが変わっていきます。
輝きの変化を生み出すのは、その蝶特有の鱗粉の形によります。一つ一つの鱗粉が鏡のように太陽の光を反射します。
鱗粉は複雑に歪んだ形をしています。この歪んだ形が、見る角度によって、様々な色を生み出しています。
鱗粉の形は、蝶によって様々です。その違いがそれぞれの蝶に特有の美しさをもたらしています。
今日のジャノメチョウ、秘蔵の装いを存分に披露してくれました。
2021.07.18 2分09秒
梅雨の中、蝶たちはちょっとした雨の隙間を見つけてお食事処へ通うのが日課です。今日もそんな隙間のお食事です。
2021.07.12 2分