taraの日常

好きなものいろいろ

2022年夏・秋ドラマの感想

2023-04-15 15:00:57 | TV
記憶があるうちに過去ドラマ一言感想を。
2022年夏ドラマ
●「プリズム」揺れる3人、杉咲花・藤原季節・森山未來の透明感、なかなか美しかったです。
●「初恋の悪魔」林遣都・仲野太賀・松岡茉優・柄本佑、そして不気味なお隣さん安田顕。お芝居上手なキャストで楽しめました。会話や動きがとても繊細。自宅捜査会議、いつまでもやってほしかった。
●「空白を満たしなさい」柄本佑、「初恋の悪魔」の変わり者小鳥さんも、複生者土屋徹生としてシリアスで謎めいたサラリーマンもできる凄い説得力。
●「新・信長公記」…「戦国鍋」豪華版?割と毎回楽しみに見ていました。
その他完走は。
●「家庭教師のトラコ」
●「ちょこっと京都に住んでみた。」近藤正臣と桜木健一の2ショットを見られただけで満足。
●「ザ・タクシー飯店」宇野祥平、伊武雅刀のナレーションが激渋。
単発で面白かったもの。
●「TAROMAN」22年夏はなんといってもコレ!である。こういうのを真面目に作るのがいいよね。そしてふざけているようで、案外TARO芸術の本質をついているように思えました。
 
●新日本風土記「松本清張 鉄道の旅」
●「ねこのめ美術館」カミナリのガチ茨城弁がいいべなぁ~♪
●「鉄道ひとり旅」「…(蜃気楼が)出ないな~」でENDとなるこのゆるさ。
●「ももさんと七人のパパゲーノ」
●「フラガール」久々に見ました。…齢をとるとこういうのに弱くなるのよね。泣きました~😢😢 蒼井優ちゃんやしずちゃん、徳永えりちゃんがカワイイ🌺松雪泰子まどか先生がとてもおしゃれ~真島秀和がハワイアンバンドボーイで出演しています。
●ETV「侍従長が見た 昭和天皇と戦争」百武三郎日記 
●「無言館ドラマ」こういうのNHK以外でやれるのね。浅野忠信、イイ感じのおじさんになっていますね。
●「スイッチインタビュー 片桐はいり✕中野淳」

2022年秋ドラマ
●「一橋桐子の犯罪日記」松坂慶子のオバハンが最高に可愛かった~
●「拾われた男」なんだか…よいお話でした。なんていうか、これって家族のお話ですよね。わかっているようでわかっていない。理解しあえないけど、いろいろモヤモヤする感情はあるけれど…やはり家族なのだと。
●「ジャパニーズスタイル」いや~これもなかなかに面白かったです。…にしても。他人事ながら、要潤のこれからの一面を垣間見たような気がする。こういう不思議キャラ、いいと思います。
●「最高のオバハン中島ハルコ2」やっぱり見ちゃう。毎回のハルコ先生のお裁きはスカッとします。
●「孤独のグルメ10」
●「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」玉木宏のナレーションが心地良かった。今回はアメリカ編だったのだけれども、日本の流行ってここから来てるんだなぁと腑におちました。
●「ブリティッシュベイクオフ」「ソーイングビー」英国人って…もしかしてちょっと不器用?
●「TAROの塔」TAROMANに引き続き地上波放送。それにしてもキャスト凄いわ~寺島しのぶと松尾スズキが鬼気迫るって言葉がぴったりくるくらいの演技。でも一番すごかったのはラストの常盤貴子かも。

2022春ドラマ&J:COM

2022-07-14 18:02:59 | TV
さて、2022年春スタートドラマが終了したので、ちょこっと感想を。盛りだくさんで始まった2022春ドラマでしたが、挫折したものも多かった。そんな中で★をつけたくなったドラマは以下5本。

「ナンバMG5」★★★
ヤンキー間宮くんもカタギ間宮くんもどっちもすてき…くらいの気持ちで見始めましたが、友情とかあったかい家族愛とか人生の選択とか、わりとベタなテーマで響きました。キャストも良かったな~。猛兄・満島真之介、あれれ?こんなにお芝居上手かったっけ?鉄腕ダッシュでおなじみの森本慎太郎(ぴったりな役どころ!)、クールな伍代・神尾楓珠、1話だけだったけど存在感のあった陣内・栁俊太郎…印象的でした。あ…そうそう、剛の美術部での作品、本当に美大を目指す高校生の作品っぽくって、細かいところだけど丁寧で良かったな。この手の美術作品って時にストーリーをぶち壊すからねぇ…(ふと、失笑モノだった「華麗なる一族」の肖像画を思い出しました~)。続編希望。猛兄、仕事見つかるといいなぁ。
「正直不動産」★★
ジャニーズさん達のドラマってあまり見ないんだけど…山崎努が出るしな~と録画してみたら…あれ?山下智久ってこんな感じだっけ?コメディ演技がとても上手い。不動産知識の説明はさすがNHK、わかりやすーーい!毎回スカッとするドラマでした。
「元彼の遺言状」★★
綾瀬はるか、大泉洋、途中からチームに加わる関水渚、そして生田斗真に浅野和彦…豪華なキャスト。…なわりにちょっとストーリーはあれれ?だったけど、結構楽しめました。それにしても大泉シェフ、「水どう」での破壊力抜群な料理の腕前とはうって変わって、ハイセンスな料理人になりきっていて…笑った。
「17才の帝国」★
近未来世界の画像作りの完成度が高かったですね。AIによるしがらみのない政治…あるかもしれないなぁ。先週の参院選とか見てるとつくづくそう思う。SFではなくリアルに起こりうる未来として、もっと掘り下げた内容に発展していってほしかったかも。最後がなんとなくふわっと終わってしまったのが残念。…にしても田中泯の表現力って凄い。海辺での回想シーンは泯さんでなければできない…とまで感じる美しい画像でした。
「先生のおとりよせ」★
向井理、北村有起哉…お芝居が上手いイケメン俳優が真剣にコメディやると本当に素敵なお話になるよね。向井理は今「婚活探偵」見てるけど、こちらもなかなか渋くてカッコよくて間抜けで可愛くて…よい!最後、お取り寄せを始めたトラネコ宅配便の鬼女島くんの「甲冑」…これには持っていかれました~
神尾楓珠くんは「ナンバMG5」「十七歳の帝国」「先生のお取り寄せ」と全く異なるキャラクターを演じていて、振り幅の広さを感じました。まだ若いのに…楓珠、おそろしい子!今後の出演作に期待です。

完走ドラマ
●「ソロ活女子のススメ2」パイロット役の鈴木壮麻様、かっこいい~カヤックコーチ役の水谷隼の演技もなかなか上手かったぞ!
●「探偵が早すぎる 春のトリック祭り」
正直もういいかな~と思ったけれど、主役3人のキレッキレのやりとりがやっぱり面白くって完走。
●「家政夫のミタゾノ」
松岡ミタゾノを「姐さん!」と慕う山本舞香のヤンキー家政婦、インパクトありました。
●「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」●「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」

そのほかの番組
●「雲霧仁左衛門」1&2 
●「慶次郎縁側日記」2006年放送。遠藤憲一、石橋蓮司、奥田英二、若い!安達祐実、変わらない(笑)!勧善懲悪だけでない渋い人間心理を描いた時代劇。NHKはいろいろストックがあるなぁ。どんどん再放送してほしい。
●「民王」再放送。やっぱり面白いのお~。
●「ブリティッシュベイクオフ」イギリスのケーキって…なんかマズそう(ごめんなさい、イギリスの人)。でも見ちゃう。競技の合間に流れるイギリス食文化歴史の解説が面白いです。
●「DAIGOもキッチン」DAIGOのあまりの初心者ぶりに癒される~。上手くならないで。
●「立花隆 最後の旅」立花隆らしい最期ではありました。人間が残せるものは「知」だけ。いずれ超人類が出現し、人間全体が一体となって思考するような日が来るだろう…ということでしたが…共生?うーーむ、それはそれでちょっと怖い世界だ。
●「けものみち」やだ、山崎努が超かっこい~!セクシー!
●「ザ・商社」やだ、山崎努が超かっこい~!セクシー!part2

さて、夏スタートドラマですが、もうすでに始まっているものもあります。
●「ザ・タクシー飯店」夜中の中華…ヤバい、おいしそー。いかにも深夜らしいいい感じの力の抜け方。
●「六本木クラス」見始めたけど…どうなのかな?もう少し見てみます。
●「空白を満たしなさい」既に怖いんだけど…。
あとは「魔法のリノベ」「プリズム」「テッパチ!」「ちょこっと京都に住んでみた。」「みなと商事コインランドリー」「雪女と蟹を食う」「新・信長公記」といったところかな。夏のドラマは難しくなくてスッキリしたストーリーがいいよね。

そして、わたくしのTVライフに革命が!実は6月からJ;COMに加入してしまいました。Netflixとかディズニー映画とか見れちゃう。そうか~昨今の世の人々はこのようなお楽しみを経験しているのね?「スターウォーズ」「パイレーツオブカリビアン」「水曜どうでしょう」「美女と野獣」「SPY✕FAMILY」「さぼりーまん甘太朗」…どんどん見てるんですけど。地上波を見ている余裕がないですわ、こりゃ。

    TV画面を撮る!シリーズ。

2022年お正月&冬ドラマ

2022-03-31 06:50:54 | TV
今年の冬は寒かった…ように思う。そういう時期はおうちでTVをのんびり見るにはもってこいですね。さて、冬ドラマもあらかた終わったところで感想を。
 
 年末年始のTV 
「岸辺露伴は動かない」
「ザ・ラン」「背中の正面」「六壁村」の3本。独特の世界観。ジョジョなんだけど、実際にいるかもしれなさそうを感じさせる俳優さん達の演技力にすっかり魅了されました。特に内田理央の憑依っぷりが凄かったです。衣装(特に泉くんのお洋服がいつも素敵!)も、菊池成孔の音楽も、ロケ地の加地邸も制作さんの高い美意識を感じます。続編あるのかな?
「志村けんとドリフの大爆笑物語」 いや~懐かしいなぁ。山田裕貴と勝地涼、シムラとカトちゃんの再現度が凄い。勝地渾身の再現コント「階段落ち」「牛乳CM」は声を出して笑ってしまいました~
「タイムスクープハンター」 お、久々にやるのか!と期待したけど…新作じゃないのね。要潤さまがあのコスチュームを着こなせるうちにぜひ新作を。
「昆虫すごいぜ」 カマキリ先生衰えず。今回のテーマは「完全変態」…さらにマニアックだ~春からはレギュラー番組「昆虫すごいZ」が始まります。楽しみ~
「紅白」 オンタイムではきっぱり寝落ちしてしまったので、NHK+で見る。MISIA&藤井風も凄かったけれど、マツケンサンバ優勝でしたね。2020TOKYOオリンピックがやっと終わった気がする。
「ウィーンフィルニューイヤーコンサート」 あんまり否定的なことはいいたかないんだけど…三平消えて(笑)!無知にも程がある。反田恭平だけでいいじゃないか。今年は指揮ボレンハイム、あんまり遊びはなくって重厚。観客がいないからかな?
  「ニンフのポルカ」馬さんがかわいい
「N響第九」 尾高忠明指揮。今年はコロナの影響でソリストもすべて日本人。穏やかでオーソドックスな第九でありました。
「幕末相棒伝」 永山瑛太の坂本龍馬、向井理の土方歳三というお正月らしい豪華なキャストと派手なストーリー。お正月っぽくでよい…けど、2020年にやった「風の市兵衛SP」みたいな渋い時代劇もまたやってほしいなぁ。
「コンフィデンスマンJPロマンス編」「コンフィデンスマンJPプリンス編」 竹内結子と三浦春馬…せつない

 2022冬ドラマ 
自分が無職なせいかお仕事ドラマはことごとく挫折した。
「ファイトソング」 まぁ…ストーリーやキャラクターの置き方などにはいろいろと無理があるけれど。perfumeの「flow」とPARKSの「STAR TRAIN」(ローランド氷室ってば歌うまぁい!)の曲にのったかわいい恋人たちの映像がすてきでした。こういう恋愛ってしたかったよね~!残念だったのは、芦田が再起をかける曲「ファイトソング」があれあれ?だったこと。まぁperfumeの曲を超えるってのはちょっと難しかったかしら?
「おい!ハンサム」 浅いようで深い。深いようで軽みがある。クセになるドラマでした。伊藤家緊急リモート会議に参加したい。
「ミステリと言う勿れ」 この冬トップに来るドラマだったと思うのですが…むむむ…この最終回は?毎回豪華なキャストでとても興味深くみていただけに…ねぇ。門脇麦のライカ、柄本佑爆弾魔、早乙女太一の香音人さん、印象的でした。でも、一番びっくりだったのは、永山瑛太の犬童我路かな。龍馬の時は「風呂入れ~」とか思ってたけど、金髪さらさら、黒のシックなコートに身を包んで、眼力の強い美青年になってた。「一緒に行こう」「…どこへ?」ほんと、いつ、どこへ?
「僕ドラ ダメな男じゃダメですか?」 町田啓太の群馬弁が見たくって見始めましたが…なんだか結構いいお話だぞ?「身ィしみろィ!」北関東友達の茨城弁では「しみじみしろィ!」ですね。「はいっ!」私も思わず背筋を伸ばして応えちゃう。町田啓太のBBA演技、宮崎美子のダメ男演技、それぞれがすてきでした。本日最終回ですが、きっと身ィしみた田町権太の爽やかなラストを見ることができるでしょう。
 NHK土曜夕方の時代劇「小吉の女房2」「わげもん」 この枠、なくならないでほしいなぁ。
「居酒屋新幹線」 仙台銘菓として萩の月じゃなくて支倉焼(大好き)を取り上げるあたり渋い…と思って見始めたのだけれども。「孤独のグルメ」に並ぶには無理があったなぁ。新幹線といってもJR東日本エリアなので東北か上越に限られること、ネット友達とか家族とかお酒とか座席での過ごし方ルール(こんな人が隣にいたらガン見だよね)とかが余計なんだな~きっと。そう考えると一人でひたすら旨いものと真摯に向き合う五郎さんって凄い!って心底思いました。続きは…ないだろうなぁ。
 ごめんなさい、挫折したドラマ
「しもべえ」「恋せぬふたり」「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」「ゴシップ」「鹿楓堂よついろ日和 」
でも、「しもべえ」は最近、深夜再放送で終盤を見て、結構じんと来ました。しもべえの謎っぷりにしびれを切らして見るのをやめてしまったのだけれども、再放送あれば今度はそこをちょっとこらえて見てみたいと思います。

 ドラマ以外で面白かった番組 
「ETV<ぼくは しんだ じぶんで しんだ 谷川俊太郎と死の絵本>」 90才を迎える谷川俊太郎が「自死」についての想いをことばにした絵本の制作ドキュメンタリー。老いてなお…というより老いたからこその新たな問題提起と妥協なき表現。その精神や感性には瑞々しさを感じます。つくづく谷川俊太郎って凄いなぁ。
   スノードーム、閉じられた小さな宇宙の中に詩人が見るものは?
「NHKスペシャル未解決事件~警察庁長官狙撃事件」 國村隼vsイッセー尾形の演技がすごい。しかも中村は岐阜刑務所でまだ生きているのですよ。この中村という男、複雑で多面的、常人の思いもよらない精神構造の持ち主なのでしょう。ドラマで描かれた人物像、本当のところはどうなのかわからないけれど、ドラマの合間合間に出てくる本人の筆跡や実際の経歴からも、背筋がぞっとするようなものを感じます。そこを演じ切ったイッセー尾形の演技、國村隼の静かな演技と相まって、一種壮絶なものを感じました。…にしても、日本の警察の根深い問題ってあるよね~。秀作だったと思います。
「ETVコロナ渦の松沢病院ルポルタージュ」 砂の器の世界がまだこの日本にはあるのか?
「鉄道ひとり旅」 ダーリンハニー吉川のこの番組、のほほんとしていて好きなんですよね。今回は岳南電車の旅が良かった。沿線の<杉山フルーツ>、工場内を走る電車などなど、乗ってみたいなぁ。昔の井の頭線車両も懐かしい。次回放送はいつ?
「日曜美術館」で印象深かったもの
「激動の時を生きた浮世絵師 月岡芳年」
 こんなに情緒ある作品も作っていたのですね。
「天使か悪魔か 建築家白井晟一」
  BGMがモーツアルト「レクイエム」とベートーヴェン「第九」「悲愴」…これがしっくりきてしまう建築家。近いうちに松涛美術館に行って、白井の世界に浸ってこようと思っています。

あら~思ったより長くなってしまいました。でも、この時期もっともハマっていた…いや現在進行形ではまっているのは朝ドラ「カムカムエブリバディ」。3月31日現在、残り1週間。安子=アニーなのか問題やデイジー問題で揺れる朝ドラの民たち。わたしもすっかりその一員です。

2021夏・秋ドラマ感想

2021-12-30 01:00:27 | TV
さて、現在。そろそろお正月料理でも始めるか~って時期になりました(とりあえず今日は豆を戻しています)。なのに延々と5月の旅行の事を書き連ねているわたくし…。2021年はいろいろお出かけもしたし、こころ揺さぶられることもたくさんあったので、まだまだ書き残しておきたいことが多々あります。…追いつける日はくるのでしょうか?
大河ドラマも終わり、秋ドラマもほぼほぼ終わりました。2021年後半のTVの感想をちょびっと。

 夏ドラマ 
今年の夏はオリンピック放送が幅を利かせていたので、ドラマ自体が少なかったです。完走したドラマは以下の3本…って、あ、全部テレ東だ~(笑)!
「孤独のグルメseason9」:高崎のおむすび屋さん、以前近くを通っていたはずなのに気が付かなかった…不覚。次、機会があったら贅沢おむすびを食べてみたいなぁ。鮎も美味しそうでした。
「サ道2021」:あや~コーネリアスの音楽がなかったことになっている
「シェフは名探偵」:ビストロ「パ・マル」のスタッフがみんな素敵。

今年の夏は新作ドラマはあまりなかったけれど、一挙再放送が印象に残りました。
「六番目の小夜子」:2000年放送か~。いまやすっかり大人になってしまった俳優さんたちのキラキラした制服姿がまぶしかったです。育くんが出演してたの知らなかったなぁ。ストーリーは、まぁ…あれですが、往年のNHK少年ドラマシリーズの雰囲気を味わえるドラマでした。
「映像の世紀」:傑作ですね。見ていて苦しいこともありますが、全人類見るべき。

ドラマ以外のドキュメンタリーや美術番組で面白かったもの。
「見たことのない文化財 百済観音」:立体の再現度が凄すぎる。美術鑑賞もいつかはこうなっていくのでしょうか。
「日曜美術館 無言館の扉 語り続ける戦没画学生」:見ていて辛い…ですが、これも傑作回といえましょう。
「アートシーン再放送 堀文子」:檀ふみのインタビューが素っ頓狂すぎる。頭がいい人のはずなのに…この空気の読めなさ加減はある意味、凄い。…ごめんなさい、ちょっとブラックな気持ちになってしまったので、気分直しに堀さんが追い求めたブルーポピーの画像を。
 
「ソーイングビー」:現在はシリーズ4です。審査員のお二人がとても素敵。
「京コトはじめ」:こちらも現在も続行中。森田アナのはんなりした雰囲気が番組に合っていますね~。京都いきたくなるなぁ。

 秋ドラマ 
今年の秋ドラマは夏の反動なのか、見ごたえがあるものが多かったです。そんな中での★3つは!
「最愛」
スリリングで読めそうで読めない謎。毎回どきどきしながら見ていました。特に最終回の加瀬さんと大輝のクライマックスシーンは凄かったです。また見たい!と思って録画まだ消してない。愛するものを守るために人は動く。納得の結末でした。加瀬さ~ん、また会いたいよ~
「二月の勝者」
柳楽優弥、はまり役でしたね~。予備校業界の実情は結構リアルでストレスなく見ることができました。最後は…ちょっと上手く行き過ぎかな。どうあっても落ちる子はいるのよ。プロとして、落ちた生徒をどうフォローするか、いかに親を納得させるか…そこいら辺も描いてほしかったかも。
「おいしい給食 season2」
甘利田先生のハイテンションはさらにパワーアップ!クラスの生徒達にもばれてます(笑)。ゴウは声変わりして背が伸びていたけど、給食に対する純粋なココロは変わらない。最終回の栗ご飯の回は、二人の対決が美しい友情に変わる神回でした。またまた「おいしい給食」に涙するとは…(笑)。木野花ばあちゃんの駄菓子屋パートも楽しかったです。season3希望。
「サムライカアサン」:城島茂のシマコ!あ…今回は「よい子」さんでしたね。オカン役違和感なさすぎ(笑)。毎回ほっこりしたりしみじみしたり…なかなかに良いドラマでした。自分的には結構上位にランクイン。続編希望。武士の芸人への道はどうなるのか?こずえちゃんとの恋の行方は?成長したけんちゃんも見たいです。
「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」世間的評価はあれれ?ですが、私的にはわりと高評価。特に…なにこの最終回?いろんな意味で衝撃的!オダジョーかっこよすぎる。全然わからない結末でしたが、ここまでいくとシュール。
「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」木村多江&安藤玉恵の演技力に脱帽。
「ムショぼけ」「アバランチ」「和田家の男たち」「東京放置食堂」
「スナック キズツキ」「大江戸もののけ物語」「明治開化 新十郎探偵帖」…藤木孝さんが出演している!「正義の天秤」「SUPER RICH」「土方のスマホ」
ドラマ以外で面白かったもの
「鉄道ひとり旅」ダーリンハニー吉川の高いんだか低いんだかわからないテンションがものすごく好き。
「座頭市物語」「新座頭市物語」TVKの午後3時に放送中。毎回信じられないほど豪華なゲストの若かりし頃が堪能できます。なんたって松平健(新人)!ですからね。毎回凝った映像、音楽が本当に美しい。
「日曜美術館」で印象に残った回 宮崎学/谷内六郎/将軍からの贈り物…狩野派最後の輝きともいえる珠玉の作品たち。日本で公開される日がくればぜひ見に行きたいです。/木版絵本画家 手島圭三郎…音楽とアニメーションが素敵でした/菊畑茂久馬/ルーブル美術館美の殿堂500年
          美しいのぉ~!
「ETV遠藤周作 封印された原稿」むかしむかーし、東京文化会館でのホロヴィッツ演奏会で遠藤周作氏を見かけたことがあります。背が高くちょっと猫背気味、トレンチコートを翻しながら足早にロビーを横切る姿が今でも思い浮かびます。自伝的小説ではありますが、主人公の名前は「勝呂」。「海と毒薬」の主人公の名前でもあります。神なき国日本におけるキリスト教徒の在り方を追い求めた遠藤周作の創作の根源にふれることができる作品かもしれません。文庫になったら買おうっと。

2022年冬ドラマは「ミステリと言う勿れ」「しもべえ」「ファイトソング」などが今のところ期待値高です。あ。もちろん「鎌倉殿の13人」も見るよ~!尾上松也の「まったり!赤せ胴鈴之助」も見たいんだけれども…BSなのかテレ東様、早く地上波での放送をお願いします。そうそう、先々週からスタートの「居酒屋新幹線」も仙台銘菓として支倉焼(大好き!)を取り上げるあたり渋いセレクトで高評価。今後も楽しみです。



2021春ドラマ感想

2021-10-08 08:15:44 | TV
引き続き2021年春ドラマの感想を。春ドラマも豪華キャストかつ面白いドラマが多かったです。なかなか甲乙つけがたいですが…とりあえず。

「今ここにある危機とぼくの好感度について」&「半径5メートル」
攻めてるNHK2作品がペアでトップです。刑事や医療の世界だけでなく、わたしたちの身近な世界にも現代社会の根深い問題がありドラマがある。そんなことを感じました。…うーん、でも、大学事務方と雑誌編集社…そんなに普通な職場ではないか、今思うと。このリアリティはやはり松坂桃李くんと芳根京子ちゃんの高い演技力のおかげだと思います。キャストもとても良かったです。特に「ここにある危機」の大学教授たち。教育業界に長いこといた私から見ても、うわーい ああいう人、いるいる!って感じのはまり方(笑)。かっこいいオーラを封印しての桃李くんの<普通の人>演技、堪能しました。そして「半径5メートル」の芳根京子。「海月姫」「ちゃんねるはそのまま!」「コタキ兄弟」と注目しておりましたが、ここにきてこの王道、自然体の演技。京子…おそろしい子「ここにある危機」の音楽(壮大なクラシックが場面場面にベストマッチ)・伊武雅刀のナレーション、そして「半径5メートル」の大道具さん(なんて素敵な編集部とふーみんのお部屋)にも個人的アカデミー賞を

「大豆田とわ子と三人の元夫」
こちらも伊藤紗莉のナレーションと音楽が秀逸。元3人の夫のキャスティングもセンスが絶妙でした。本当は★3つ…といきたかったところなんですけど、最終回を見て…「んん?結局なんだったのかな?」…でも、その曖昧な余韻にこのドラマの面白さがあるのかもしれません。

「コントが始まる」
上手くいかなかった夢の終わり。みんな誰でもこんな経験あるんじゃないかな~。でもって、そのこと自体は幸でも不幸でもなく…。最後みんなが新しい世界で「コントを始める」。いや~なかなかによい終わり方でした。その後の3人も見てみたい。「不揃いの林檎たち」みたいに10年後に続編やってみてはいかが?そして、ここでも芳根京子がすてきな存在感を放っておりました。京子…おそろ…あ、もういいですね

「最高のオバハン 中島ハルコ」 大地真央ハルコさんのバッサリ発言に毎回スッキリする。要所要所に登場する名古屋名物もよいですなぁ。かえるまんじゅう🐸やっとかめだがね~!
「ソロ活女子のススメ」 ひとりで行動するのって楽しいよ?みんなも会社を定時上がりをしてお出かけしてみよう!とりあえずソロプラネタリウムを現在計画中。
「コタローは1人暮らし」 幼稚園児が一人暮らし…ファンタジーではあるけれど。コタローが安心して暮らせて、子供らしい子供になる日々がきますように。それにしても、横山裕はジャージにサンダル履きが似合いすぎ(笑)

以下完走 「きれいのくに」不思議ドラマ…でした。高校生たちの演技がとても繊細。 「珈琲いかがでしょう」あてがきのような中村倫也、磯村優斗ペイとのコンビネーション良かったです。でも確かに!一番コワいのは夏帆ちゃん演じる垣根さんかも。 「桜の塔」途中からコメディ?と思ったらなんだか最後まで見られた。…玉木宏はもしかしたら極道主夫のようなコメディのほうが光るのかもしれない。とりあえずLIFE!に出なさい(笑)

短発ドラマ
「岸辺露伴は動かない」
いやはや、ものすごい完成度の高さ。高橋一生演じる露伴先生は、衣装といい仕草といい荒木先生のペン先から生まれてきたよう。岸辺邸(葉山加地邸)素敵でした。”ヘヴンズ・ドアー”の表現も独創的で幻想的。面白かった~!12月に4~6話を放送するようです。楽しみ
「劇場版おいしい給食 Final Battle」
まさか「おいしい給食」で涙するとは…放送室ジャックのゴウの演説、しみじみしてしまいました。まぁ結局、大人の事情というか、教育委員会という長いものに巻かれる甘利田とゴウですが…そんなもんよ、世の中は。「おいしい給食」はこの秋、Season2が始まります。中学3年になった神野ゴウが甘利田先生の黍名子中学(…なんちゅうネーミング)に転入してくるらしいです。ちょびっと大人になったゴウと甘利田の対決がまた見られます。武田玲奈の副担御園先生、豊島花(大豆田とわ子でもいいキャラでした!)演じる藤井マコが出ないのが残念。ところで…1984年の給食でプチトマトはあり?そして基本的には加熱した野菜しか出さないはずなので、キャベツの千切りもないのでは?
☆「きよしこ」 いいお話でした。昭和56年…感慨深い。onちゃん、もはや名優ですね!
☆「ペペロンチーノ」 実はまだ見ていない…いまやすっかり徳川慶喜の草彅くんの名演技に期待です。

そのほか、いつもの番組
100分de名著「金閣寺」
朗読は山田裕貴。このビジュアルと声で「金閣を焼かねばならぬ」

☆「4Kでよみがえるあの番組~新日本紀行~」
昭和の懐かしい香りがする。画像は昭和44年磐梯山麓の春を追った「山と湖の5月」分校の子供たちの待ちに待った遠足。このお弁当箱!きれいな包み紙でつつんでお母ちゃんの手首にはまっている輪ゴムで止める!遠足のお小遣いは300円。子供たちはここ一番のおしゃれをしてバスに乗る。そうして行先はもちろん、野口英世記念館!
     
この番組はまだまだ続行中。貧しかったけれど幸せだったあの頃を思い出せます。
☆「ハルさんの休日第6シリーズ」国分寺(というよりほぼ国立)のカフェおきもと、行ってみたいです。
☆「ボヘミアンラプソディー」 クイーンの音楽は凄い!

2021冬ドラマ感想

2021-10-07 12:35:21 | TV
TVドラマ感想もたまっています。あれれ?もしかしてお正月TV以降書いていないのかな?ではでは、2021年冬番組を簡単コメントで。

今年の冬ドラマは結構面白いお話が多くて、録画容量がいっぱいになってしまって(…というのも2012年の「平清盛」を消していないからだ!)。結果、割をくらうのが週末のドラマ。録画切れで見逃した回もちらほら。

「俺の家の話」 
長瀬くんの最後のドラマと思うと感慨ひとしおのラストでした。介護、ジェンダー、発達障害といろいろな現代社会の問題をサザエさん的大家族団欒に絡ませてストーリーにする。やっぱりクドカンすごいわ。
「ここは今から倫理です。」
「倫理はどうすればよりよく生きられるかを考える学問です。」山田裕貴の高柳先生の言葉はいちいち心にぐっとくる。再放送希望。
「その女、ジルバ」
会社だけが人生じゃない。いくつになっても、まだまだ新しい自分との出会いもあるはず。素直にそう思えたドラマでした。
「六畳間のピアノマン」
人はどこかで繋がっている。ビリージョエル、やっぱりいいなぁ。Sing us a song, you're the piano man Sing us a song tonight ♪

以下、完走したドラマ
「ハルカの光」 「おじさまと猫」 「バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間」毎回豪華なゲスト、特に向井理、新境地(笑)。 「江戸モアゼル」岡田結美&葉山奨之、役にあってましたね~。 「直ちゃんは小学三年生」竹原ピストルの小3演技に感服いたしました。 「書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜」岡田将生のイケメン俳優、ナルシストで超テキトー。最高。 「天国と地獄〜サイコな2人〜」ストーリーはとにかく…声の調子と仕草で入れ替わる2人、ものすごく演技がお上手。

そのほか
日曜美術館「クラスター2020~美術家 松山智一の戦い~」新しいアートの在り方。スタジオで名画を前にゲストと語るといういつものスタイルをとらない新機軸の回だったと思います。この冬、日曜美術館で心に残ったのは「雪舟」と日本画の「横山操」の回かなぁ。
「ハウルの動く城」ワルツな音楽と映像が心地よい。
「心の旅」バブル感ばりばりのハリソン・フォード演じる弁護士が撃たれて記憶喪失。純真な子供のようになった彼は、地位よりもお金よりも大切な愛ってものに気が付くというストーリー。でも、ここまで人格って変わるのかな?…ていうか、こんな狙撃事件に巻き込まれなくても、みんな自分と改めて向き合ってみればいろいろと見えてくるものもあるんじゃないかな。 
「岸辺の旅」浅野忠信&深津絵里の大人のファンタジー…なのかな。死と実在が混ざり合う不思議なお話。
 小松政夫のシーンが美しかった!

2020-2021年末年始テレビ番組感想

2021-02-01 22:20:17 | TV
冬ドラマと一緒の記事にしようと思っていたのだけれども、結構面白く見ている1月開始ドラマが意外に多いので、2020-2021年末年始テレビの感想をまずはお先に。

ノースライト
雄大な浅間山が美しく一望できる北向きの大きな窓。そこに置かれたブルーノタウトの椅子。北からの光は柔らかく室内を照らす。傷つき暗闇をさまよう人々にも等しく降り注ぐ穏やかな光、それに気づき心を開くことができれば人間は再生できる。見終わったあと、何か心にぽっと火が灯るようなドラマでした。
ブルーノタウトと言えば、熱海の旧日向別邸。熱海に行った時に行けば良かった…予習しないで旅行に行くと、こうなるのよね~。…おっと、今調べてみたら現在改装中、来年春に公開再開予定だそうです。再開されたらぜひ行ってみたい。

岸辺露伴は動かない 
完成度高い~高橋一生、やっぱり凄いなぁ。あんなお衣装を着こなして世界観を作り上げてしまうのだから。森山未来の狂気演技も迫力ありました。重厚な露伴先生のおうちは葉山加地邸。

教場Ⅱ
うーーん、やはりある程度知っているだけに、去年の教場よりはちょっと…かな。次々と事件が起きては流れていく、って感じ。最後のエピソードはⅢがあるってことなのかしらね?工藤阿須加くん演じる宮坂巡査殉職…超ショック!爽やかで素敵な警察官さんだったのに。 

孤独のグルメ年末年始一挙放送
リモコンで”7”を押せばいっつも五郎さん。やっぱりテレ東はこうでなくっちゃ。虎ノ門の洋食<平五郎>さんに行ってみたいです。

昆虫すごいぜ「お正月はカマキリより愛をこめて」 
今年はカブトムシ年 子カマキリは寺田心くんとひかりんちょさん。ひかりんちょさん、なかなかどうして賢いお嬢さんなのでは。とっても感じが良かったです。さて、今回カマキリやっちゃったからな~次はいかに?

ライジング若冲~天才かく覚醒せり~
えっと~お正月早々にこんな妖しいドラマやっちゃっていいの?NHK。確かに若冲って尋常じゃない感はあるけれど。まぁ…七之助さんの素敵な所作とNHKならではの若冲作品の豪華なレプリカを見せていただきました。…にしても、円山応挙は…違うと思うよ~?

100分de萩尾望都
お正月早々Nice企画だ!NHK!取り上げられた作品は「トーマの心臓」「イグアナの娘」「半神」「バルバラ異界」「ポーの一族」。もちろん、「ビアンカ」「10月の少女たち」「とってもしあわせモトちゃん」「この娘うります!」「訪問者」「11人いる!」「百億の昼と千億の夜」「スター・レッド」「アメリカン・パイ」「銀の三角」「マージナル」「メッシュ」「モザイク・ラセン」「フラワーフェスティバル」「海のアリア」「レオくん」「王妃マルゴ」などなど…取り上げてほしい作品は山のようにある。書き連ねていて思うけど…ひとっつとして!駄作や無意味な作品がないのよ。50年近く第一線で名作を生み出す望都先生は、本当に神 獏さんが「勲章じゃたりないっつの、国宝にしろ」と言っていましたけど…けだし名言。望都先生の作品には、絶え間ない人間というものへの好奇心というか探求心(しかも「愛」があるのよ)があると思う。そして、いつもこの手の番組での望都先生のコメントは無邪気に可愛らしくって上品。「ドア開けたらね、2人が待ってたんですね。エドガーとアランが。で、なんか昨日 別れたみたいな顔して「あっ 待ってたよ」って感じで。」「(アランは)これから復活させます。 はい。」…しばらくは死ねないなぁ。あ、そうそう、ヤマザキマリさんが望都先生の目の描き方をスケッチブックにさらさらっと描いていたけど、さすがのお上手さでした。

ハルさんの休日~台湾スペシャル
日式建築、素敵だな~。昔々、羽田のすみっこに国際線ターミナルがあって、中華民航しか就航していなかった時代に何回か故宮博物院を見に台北に行きました。でも、市内にこんな素敵な建築があるなんて知らなかった。台湾の人々の中には、日本統治時代を思い起こさせる建物を不快に思う人もいるかもしれないけれど、やっぱり素敵。日式建築、基本は日本家屋なのですが、台湾の気候風土が加味された独特な異国情緒あふれる建築はどこか懐かしく、そこかしこに散りばめられた工芸も美しい。台湾の皆さんの憩いカフェとして残っていってほしいです。ところで…ハルさんも素敵だけれども、ハリーさん、イケメ~ン

日曜美術館アートシェア2021
やっぱり面白かったのは山口画伯ですかね。「(名画とは)過剰な興奮で器官を痛める」…何度聞いても笑ってしまいます。そんな画伯のシェア作品は雪舟「山水長巻」なるほど。そう、雪舟って描線がもう、ここでこの線っていうのが完璧なんですよね。無駄な線とか迷いのある線とかがないっていうか。…だからって「ずっ!ばっ!だっ!しゃーっ!」って表現は…画伯~大人としてどうなのぉ~?(笑) 芦田愛菜ちゃん(…じゃないわね、もう。芦田愛菜”さん”よね)の的確なコメントに完全に負けてる~ あと、ヤマザキマリさんシェア作品、ジョーダン・ベルソン「Fountain of dreams1984」も気になりました。

THE 陰影礼賛~谷崎潤一郎が愛した美~
美しい映像の数々。これぞNHK8K。
 
      

2020秋ドラマ

2021-01-02 12:29:56 | TV
お休みになってから、ようやく録画してあった「共演NG」も見終わり…と…そうこうするうちにお正月テレビも始まってしまったので、あわてて2020秋ドラマについて感想を。

「天使にリクエストを」★★★
人生最期の望みをかなえる…死に向き合うことは、その人の生きてきた道のりを見つめなおすことでもある。ターミナルケアとはどうあるべきか…暗く重くなりかねないテーマを往年の名優たちの演技とロードムービー的な音楽で上質なドラマに仕上げています。倍賞美津子、梶芽衣子、塩見三省、山本學、西郷輝彦…渋かったです。サイレントエンジェル財団の3人もそれぞれの役に合っていてキャスティングの妙を堪能しました。(…!そう言えば山本學と江口洋介は里見脩二先生繋がり。久しぶりに「田宮版白い巨塔」でも見ようかな)
「共演NG」★★
テレ東なのにこの豪華なキャスト!テレ東なのに派手な宣伝!おまけにキリンとサントリーの2社合同提供(笑)。フジでもTBSでもなく、テレ東(しかも深夜枠ではなく)でやるってところが面白かったです。中井貴一、いつのまにか大御所俳優だなぁ。シリアスも時代劇もコメディも、はてはミキプルーンやDCカードまで(笑)、こなせる演技力ってさすがです。昭和世代にはとっても楽しく響いたドラマだったのではないでしょうか。
「極主夫道」★★
「竜の道」でがっかりだったので…リベーンジ!玉木宏!「不死身の龍」は最高でした。玉木宏、イケメンもいいけどコメディ向いてるんじゃなかろうか。毎回楽しく見られました。キャストもみなさん適役で良かったけれど、自分的には火竜町婦人会会長のMUGUMIがツボ。好きだなぁ~こういうキャラクター。そして古川雄大くんをここにもってくるか~っていうキャスティングにも感心。にしても、介護福祉士もチンピラもやれる志尊淳(「由利麟太郎」の助手役も良かったわよ)…おそろしい子(笑)。今後が楽しみ
「ルパンの娘」★★
いや~もうなんだか。好きにやっちゃってくださいって感じで楽しく見ちゃいました。ミュージカル最高「孫はかわいいな♪」にも目をみはりましたが(マルシアの歌久しぶりに聴いたわ~しかもこんな形で)、市村正親と大貫勇輔の親子ミュージカルはもはや尊いとしかいいようがないレベルでした。眼福、眼福しばらくは録画消せなかったもん。あ、それから、渉お兄ちゃんのてんとう虫、可愛らしかったです。
「危険なビーナス」★★
評判はいまいちだったようですが、私は八神一族のアクがつよいお芝居をみるのが毎回楽しみでした。戸田恵子、池内万作、ディーンフジオカ(悪役似合うなぁ!)、麻生祐未…誰が悪人なのかわからない。こういうの嫌いじゃないです。
「彼女が成仏できない理由」★ 森崎ウィンが可愛かった。
「タリオ 復讐代行の2人」★ 岡田将生が素敵だった。
「子連れ信兵衛」★ 時代劇、今後も続いてほしいなぁ~。エンディングがフラメンコギター風で「鬼平」を思い出させます。
「おカネの切れ目が恋のはじまり」特★ 三浦春馬くん…悩んでたのかなぁ。とても痩せていてちょっと見ていられなかった。明るく演じてはいたけれど。じつは「太陽の子」の録画もまだ見ていません。一人の青年が何も語ることなく、自分で人生を終わらせてしまった…つらいことです。静かにお眠りください。合掌。

2020秋ドラマの中で録画していたのが、あまりにもお気楽ドラマばかりだったので、ガッツリ大物系もみてみようかなと「DIVER」「35歳の少女」「相棒19」も録画してみたけれど…早々に離脱。うーーん、やっぱり自分が結構疲れていたのかもしれません。ごめんなさい。

【番外】その他の番組で面白かったもの
●「漫勉neo」 坂本眞一さんの回凄かったです。美しい!
●「銀座黒猫物語」 銀座の老舗店にまつわるショートドラマ。地域おこしも銀座がやるとおしゃれだなぁ。
●「戦国炒飯」 「鍋」に劣らぬパワーで、新コーナーや新メンバーが続々。
●「東京タラレバ娘2020」 その後のタラレバ娘たち…いまどき女子たちの生き方が等身大で描かれていて面白かった。吉高由里子、こういう役にはぴったりはまるのに。
●「光秀のスマホ」★★★ 御意!
●「日曜美術館」ますます珠玉
「大原美術館」:高階先生自らご案内。おお!見覚えのある名作が~…ってもしかしたら美術百科辞典や教科書のもとってこの美術館所蔵品なのかな。大原美術館所蔵品なら間違いないってことで。おっと、関根正二「信仰の悲しみ」もここにあるのか~。倉敷に行ってみたくなりました。
「モネとマティス」: 美しい映像と音楽。
   
ここではないどこかへ!que ce soit hors de ce monde!
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書(再放送)」:美しい画面を撮る!にチャレンジ。
    


2020夏ドラマ

2020-11-09 14:19:05 | TV
ふわふわと始まった2020夏ドラマ、「半沢直樹」の録画も見終わったので感想。…とか何とか放置している間に秋到来。11月になってしまいました。サクッと感想を。

「半沢直樹」
個性的で豪華なキャスト、勧善懲悪の爽快感とスピード感、わかりやすくって日曜の夜にはもってこいのドラマだったと思います。歌舞伎界の皆様の暑苦しいお芝居も楽しかったし、何気なくミュージカルの皆様もご活躍でした。芳雄くん、壮麻様(チーフパーサー姿お素敵でしたね!)、木場さま、古田さん、なるしー…舞台最近観てないから皆様お久しぶり。江口のりこも役に嵌っていて白いスーツがお似合いでした。江口のりこと言えば「野田ともうします。」で大注目…もう一度見たい。とてもお芝居が上手な人だと思うので、舞台でも観てみたいな~。
番組途中回の生放送「半沢直樹の恩返し」も斬新でしたね~。役者さんたちが、それぞれのお衣装を着てドラマ制作の裏話をする…ゴージャスな副音声解説をがっつりと見せてもらった感じです。及川くんがちゃんとまとめ役をしていて、クレバーな渡真利らしかったです。

「わたしの家政夫ナギサさん」
鷲頭~!何やってんの~?エプロン姿、可愛いじゃないですか(笑)。みんながおうちにナギサさんに来てほしい!と思ったドラマだったと思います。大森南朋、流石の演技力です。多部未華子ちゃんも可愛らしくお洋服やアクセサリーも毎回楽しみでした。それにしても…瀬戸君…「ルパンの娘」といい残念なイケメンが本当に似合うなぁ~

「おじさんはカワイイものがお好き」
 パグ太郎にやられました。「推し」のある人生って素敵

「竜の道」「40万キロかなたの恋」
とりあえず完走。

<再放送枠で面白かったもの>
「銀河英雄伝説 Die Neue These」 とても30年前に書かれたSFとは思えないリアリティ。田中芳樹に改めて感心しました。アニメならではの映像も美しく。結構夢中になりました。
「セトウツミ」 傑作。それしか言いようがない。
「のだめカンタービレ」 傑作2。白いシャツ姿の玉木宏が本当に美しい小出恵介の真澄ちゃんもかわいかった~。
 再放送といえば…鈴木拡樹の「カフカの東京絶望日記」をぜひ!再放送してほしい。

<終戦もの>
「NHKスペシャル「渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~」
ETV特集「“焼き場に立つ少年”をさがして」
「太陽の子」 三浦春馬くんをじっくり見たいので、まだ見ていません。…そうこうするうちに冬になっちゃうよ

<番外編>
「戦国炒飯」 祝!再開
「歩くひと」 ここではないどこか。
「100分で名著」 豪華なナレーション陣が続きます。ここ最近で凄い!と思ったもの。
デフォー「ペストの記憶」福士誠治/「アーサー・C・クラーク特集」銀河万丈/オルテガ・イ・ガゼット「大衆の反逆」田中泯/吉本隆明「共同幻想論」柄本明/コッロディー「ピノッキオの冒険」伊藤沙莉

2020春夏TVその2

2020-08-02 16:25:31 | TV
さて、イレギュラー番組の感想が長くなってしまったので、レギュラーのドラマたちはその2で。

「いいね!光源氏くん」
なんだか世間がきりきりしているこのご時世、これくらいぬるいドラマっていい感じ。雅な千葉くん(ふくれっ面が可愛い)も伊藤沙莉ちゃんも良かったけれど、桐山くん演じる中将の君が出現してから、俄然お話が面白くなった。続きあるのかなぁ?中ちゃんのその後とか気になるなぁ~。
「美食探偵 明智五郎」
ストーリーはとにかく…キャスティングが凄い。小池栄子と冨田望生に大注目!
「家政夫のミタゾノ4」
今期も時事ネタいっぱいでした。気楽に見て楽しめるドラマ。鬼女杉田かおるの出現でミタゾノさんの秘密もついに…!と思いましたが、なんてことはなかったわ(笑)「5」をお待ちしています。
「雲霧仁左衛門4」&「雲霧仁左衛門3」
再放送枠に入れるべきだったかしら。池波先生の原作は1と2で終わっていて、3以降はオリジナル脚本。雲霧の世界観はちゃんと引き継がれていると思います。うーーん、でもちょっと過剰に分かりやすくなった…みたいな感はあるかな。土曜日のお楽しみ枠として続編希望。
「きょうの猫村さん」
2分30秒!のミニミニドラマ…ではありますが、今期一番楽しみにしているかも。松重豊の猫村さん…すごーい!何?あの猫感とおばさん感ったらハンパない。音楽も脱力系でいいなぁと思ってたら…坂本龍一なのね。 ♪おりょうり おそうじ おせ~んたく ちょっぴりうたたね ひとやすみ♪ 時々ふとしたはずみに歌ってる自分(笑)
なんとなく完走の深夜枠
「捨ててよ、安達さん。」「課長バカ一代」「レンタルなんもしない人」(←途中中断でした)
「エール」
自宅勤務期間中結構見てた。ミュージカルでおなじみの役者さんたちがちょいちょい出演していて、ちょっと嬉しい。
「LIVING」
NHK意欲作のリモートドラマ。結構面白かったわよ?

さて!春スタートだったドラマが再開しつつあります。
「半沢直樹」「竜の道」「わたしの家政夫ナギサさん」「おじさんはカワイイものがお好き」「40万キロかなたの恋」録画予約はこんなところかな。

 職場でいただいた天の川プディング。

2020春夏TVその1

2020-08-02 12:58:28 | TV
今年の春夏はおうちですっかりテレビっ子。コロナの影響で中断されたり延期になったりしたドラマも多かったです。そんな中、収穫は再放送ドラマ。うん、新しい回を無理して収録することはないよ。過去には素敵な番組や映画がいっぱいあるのだから、それを流してくれれば。あ…でもいろいろと「事情」があって放送できないものもあるのかしらねぇ。

<再放送で面白かったもの>
「JIN―仁」
控え目に言っても傑作!しかもこの時期にやるってなかなか…。10年たっても色褪せない俳優さんたちの演技が光ります。医療崩壊、人種差別、見えない未来…今の世界がドラマの世界とリンクして、色褪せないどころか、よりココロに染みました。最終回は10年前も泣いたけれど、またまた号泣でした。
「素敵な選TAXI」
2014年?なんで見てなかったのかなぁ?面白かったです。過去に戻れるタクシーの運転手さんはおひげの竹野内豊。イケメーーンゆるーく見られるファンタジー…なくせに、結構じんわり来る、そんなドラマ。日常のふとした想いやひっかかりを丁寧に取り出してカタチにしてくれるバカリズム脚本が秀逸です。「架空OL日記」また見たいなぁ。
「コンフィデンスマンJP(美術商編)(スポーツ編)」
そして、全編を現在夕方再放送中。ダー子・ぼくちゃん・リチャード、そして五十嵐(笑)のコンビネーションが何度見ても小気味良い。
「新説日本史」「勇者ヨシヒコ」「セトウツミ」
魅惑のテレ東深夜枠の愛すべき再放送ドラマたち。波に巻き込まれるシソンヌ伊能忠敬や、河原で青春してる高校生たちにまた会えるとは思わなかった。ありがとう!テレ東。「湯けむりスナイパー」とか「モテキ!」とかまた見たいので、どんどんやっちゃってください
「麒麟がくる~までお待ちください」
おかけ様で「国盗り物語」を高橋英樹の解説付きで見ることができました。屈指の名場面、本能寺の「是非に及ばず」「人生五十年」…ひゃー!凄い迫力。もっと見たぁ――い!あと2~3回、ダイジェストやってくれないかなぁ。

<映画で面白かったもの>
「美女と野獣」
ディズニーアニメ版。実写版もすてきだったけれども、アニメも素朴でいいなぁ。
「今夜、ロマンス劇場で」

素直に泣ける映画でした。悪いヒトはだれも出てこない。みんな一途で可憐。美しい画像の中で、綾瀬はるかはひたすら可愛らしく、坂口健太郎は素直でお育ちが良く、北村一輝は戦後のハンサムガイ(猫侍といい、この濃いキャラ好き!)なのである。でも!何といっても加藤剛さんでしょうか。年老いてもなお保ちつづけるあの清々しさ…遺作となってしまいました。ご冥福を。
「コンフィデンスマンJP.ロマンス編」
ノンストップで楽しめるエンタテインメント映画。豪華なキャストがセンス良く散りばめられていて見どころ満載で楽しめます。それにしても、三浦春馬くんのジェシー…本当に素敵。もう見られないのかと思うと残念です。

<ドキュメンタリーその他で印象深かったもの>
ETV特集 映画監督 羽仁進の世界~すべては”教室の子供たち”から始まった
すごい映像だった。なんてエネルギーに溢れた教室、そして昭和の子どもたち。
SONGS 鈴木雅之40周年ノンストップメドレー!
1990年代にしみじみ思いを馳せる。
日曜美術館
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」
子どものころ、美術百科事典を見るのが好きだった。名画とのファーストコンタクトはほぼほぼこの本であるといっても過言ではない。もう一度手にいれたいと思って探しているのですが、なかなか見つからない。百科事典の付録(…だったと思う)の東洋編と西洋編の2冊の分厚い美術本。そこで見た美しい1頁が8Kの美しい画像となって甦ります。事典に載っていたのは6月の牧草の刈入の挿画だけでしたが、ほかの月の挿画も美しい。
「蔵出し!」シリーズ
過去の日曜美術館の傑作映像が貴重すぎる。太田治子とレンブラント、谷川俊太郎とフェルメール、棟方志功のゴッホ、岡本太郎とピカソ(「わたしはピカソを超えている!」…けだし名言)、若かりし日の藤原新也にもちょっと感動。
「ルーブル美術館」

最近の日美は画像が本当に美しい。今の状況では実際に行けるのはいつになることやら。

2020冬ドラマ+お正月ドラマ感想

2020-04-19 09:40:20 | TV
春のドラマが始まりました。放送開始未定のドラマもちらほら。この状況下、心底面白いと思えるドラマは現れるのか?その前に冬ドラマの感想を。

 2020年お正月ドラマ
★★★「きのう何食べた?正月スペシャル2020」
高級焼き肉屋さんで三谷まみとご対面・デイトレーダーわたるくんの日常・お料理ケンジの贅沢オムライス、の3本立て。ちょこっと他のエピソードも差し込まれています。三谷まみは…そうともさ、そりゃそうだろうよっ!の宮沢りえ。おおおー「ナマまみ~」と思った方も多かったのではないでしょうか。それから、ケンジとワタルくんの「わさビーフ」→「おしゃれカフェで女子(?)トーク」のエピソードもなんか良かったなぁ。なんだ…ジルベールってば大ちゃんのこと大好きじゃん。ロケしたカフェは駒形の<イリヤプラスカフェカスタム倉庫>だそう。お出かけできるようになったら行ってみたいな。あ…それからワタルくんのキムチチゲ、時々作っています。生姜とニンニクはチューブで、煮干しだしも粉末だしで充分美味しいです。
 もちろんレシピ本は購入済。しめじを下ごしらえするシロさんが麗しいです。
★★「ストレンジャー~上海の芥川龍之介」
ストーリーはあるような、ないような…混沌の上海はただただ美しく煌めき、たゆたう。
 聾唖の男娼ルール―、美しかったですね~。
★「教場」
あまり期待していなかった(ごめんなさい)のですが…予想を裏切ってかなり面白かった。白髪まじりの風間教官、渋い!抑えた演技で若手俳優をきらめかせる木村拓哉、幅の広がりを感じました。今期のBGも録画してみようかな。
★「そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹」
向井理と寺尾聡、流麗と豪のふたりの剣豪が藩ぐるみの陰謀に立ち向かう!面白かった~。中村家江戸屋敷での大立ち回りは圧巻でした。寺尾聡…宇野重吉に似てきたなぁ。
★番外編)007シリーズ
テレ東で一挙放送ってのをやっていたので、ショーン・コネリーのボンドを懐かしく見る。
「007は殺しの番号 ドクターノオ」(1962年)/「007 ロシアより愛をこめて」(1963年)/「007 ゴールドフィンガー」(1964年)/「007サンダーボール作戦」(1965年)/「007ダイヤモンドは永遠に」(1971年)
よくもまあ、毎年毎年こんな大掛かりな映画を作ったもんだ。アクションシーンはほとんど実写版ルパン三世のごとくぶっ飛んでいて、突っ込みどころ満載でありつつも爽快です。秘密兵器を解説するデスモンド・リュウェリンQとボンドのシーンも毎度お約束の面白さ。それから、オープニングが今見ても本当にオシャレです。特に第1作の「ドクターノオ」のアニメーションは秀逸だね。丹波哲郎・浜美枝の「007は二度死ぬ」を録画し損ねたのが残念。

2020年冬ドラマ
お正月編がちょっと長くなってしまったので、こちらはさくさくっと。

★★★「コタキ兄弟と四苦八苦」
何?このオープニングのカッコよさ!そしてエンディングはスタ☆レビとな?もう、これだけで完走決定しました。ゆるい深夜ドラマかと思いきや、ラストがっつり泣かされました。「つらいことがあったら、レンタル兄弟おやじに会いに喫茶シャバダバに行っていいですか?」と心底思ったもん。ほんと、素敵なドラマでした。あ、それから、さっちゃん芳根京子の演技と存在感にもいたく感心です。
★★★「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」
クールでスタイリッシュな画面作りがものすごく好みでした。謎解きも面白かったしね。特に好きだったのは「濃紺の悪魔」。映像はもちろん、結末ですらシュールであった。原作がまだあるのなら続きを見たいなぁ。
★★「蛍草~菜々の剣」
清原果耶の凛とした佇まいや剣術、所作、本当に美しかったです。脇役のみなさんもベテラン揃いで丁寧に作られたドラマでした。NHKのこの枠の時代劇は、なんていうか時代劇最後の砦って感じ。今後も良作を期待します。
★★「僕はどこから」
ありのままの自分を生きる…そんな当たり前のことができなくなってきている閉塞した現代社会。気づかずにそのまま流れていってしまう人もいるけれども、もがいてもがいて苦しむ人たちもいる。結構考えさせられたドラマでした。岡崎体育の演技に驚き~
★★「女子校生の無駄遣い」
こちらは、ありのままに生き過ぎる女子高校生たちの日々(笑)。バカ・ヲタ・ロボ(…このネーミングの乱暴さ!)を中心に、個性的な(…では済まされないか)クラスメイト達が過ごすおバカな毎日、しかし、本人たちは至って真面目なんである。馬鹿馬鹿しさもここまで徹底するといっそ清々しい。ドラマ内連続小説ドラマ「ロボっこ」も唐突さがたまらない。このドラマだんだん癖になる面白さで…終了後はちょっとロスになりかけました。
  
Myアカデミー助演男優賞に輝く町田啓太くん 王子様キャラワセダと風早市之進を演じる幅の広さに
★「絶メシロード」
食堂のゴハン、美味しそうでした。しかし…営業マンなのにあの髭、いいのか?
★「知らなくていいコト」
尾高さんのイケメンぶりが評判になりましたね。柄本佑ってイケメンもイケてない人も演じることができる不思議な俳優さん。
★「伝説のお母さん」 ★「パパがも一度恋をした」 とりあえず完走。

★番外ドラマ
「心の傷を癒すということ」
1話見ただけで、ものすごく心が揺さぶられました。2話以降はまだ見ていない。ココロの準備ができてから見る。
「麒麟が来る」
今のところは見ています。ただ…明智十兵衛様より信長・道三・土岐・今川あたりのお話(つまり「国盗り物語」の世界ね)のほうが面白く感じられてしまうのが気になるところ。あ、今日は「聖徳寺の会見」だ!楽しみ~。
★番外番組
「日曜美術館」
ここ最近の日曜美術館、力作揃いな気がします。「芭蕉布」「ヤン・ファン・エイク」「奈良原一高」「恵楓園」「佐竹本十六歌仙」「ゴッホ」「法隆寺修復」とか。「オルセー」の回はゲストが久々の高階秀爾先生!変な芸能人なんか呼ばないで格調高く続けてほしいです。
「オルセー美術館」
8K映像…やはり違う!うちの普通TVでもなんか画像が立体的で美しい…ような気がする。
<普通> <8K>  

なんとなくのスナップ
  


2019秋ドラマ&2019ドラマを振り返る

2020-01-19 10:47:51 | TV
さて、もういっちょ!2019秋ドラマの感想です。2019秋はちょっと仕事が忙しかったということもあって…ながら見で終わらせてしまったドラマもちらほら。

「俺の話は長い」
そんな中でダントツに面白かったのはこれです。「ヘリクツは世界を救う」なんちゃって。ヘリクツで武装したニート男子を取り囲むホームドラマ。毎回見終わったあと、ちょっとほっこりして「もう少し優しく生きてみようかな~」なんて気持ちになれる。キャスティングは文句なし。斗真君の満(寝ぐせサイコー)、ねーちゃん小池栄子、可愛いだけじゃない姪っ子はるみちゃんの清原果耶、天然ママさん原田美枝子、ちょっと気弱な光司さん安田顕。5人の会話はテンポがとても心地よかった。満と光司さんがニート公式ウエア(笑)のグレーのスウェット姿でおこたでみかんを食べつつ、ニートブラザーズを結成する場面は今期屈指の名場面といって良いでしょう(笑)。満があのまま議員秘書に収まるとは思えないし、牧本さんの恋の行方やはるみの高校生活も気になる。2をぜひ!
「みをつくし料理帖(心星ひとつ)(桜の宴)」
スペシャルだけど…美しい映像と音楽、素晴らしい雪舞う中での別れの場面、小松原様の横顔の美しさったら!桜の宴のシーンもあさひ大夫との切ない再会シーンもとてもとても美しかったです。それぞれの登場人物の心情を丁寧に描いたドラマ、秀逸でした。
「おいしい給食」
MXものがMyランキングで堂々3位!1984年設定の懐かしさも相まって、毎回とても楽しく視聴しました。給食バトルを繰り広げる甘利田先生のオーバーアクションとその斜め上をいく神野ゴウの給食愛。映画も楽しみです。
その他完走ドラマ
「シャーロック」 オープニングが素敵でした。
「時効警察はじめました」 オダジョー霧山修一朗は相変わらずのオトボケっぷり。磯村勇斗が又来さんの息子として鑑識課に登場したのも楽しかったです。
「まだ結婚できない男」 桑野さん…相変わらず変人(笑)
「大富豪同心」 この枠のNHK時代劇、地味ですがひっそりと好き。ここぞ!という場面で静かに気絶するぼんぼんのうのさん、最高でした。中村隼人さん…歌舞伎の方なんですね。所作が美しくて…なんか納得。
「ニッポンノワール~刑事Yの反乱」 評判はアレだっだけれど…私は結構面白く見ました。オープニングがカッコいい!と思ったら3年A組と同じ方が手掛けているんですね~。子役くんがお芝居上手でした。ストーリーのほうは…荒唐無稽という方もいらっしゃったようですが、決してあり得ない話ではないと思います。感情や記憶の操作、もう可能になる日も近いのではないでしょうか。
「少年寅次郎」 こちらも子役さんがとても上手。寅さんの子供時代はさもありなん…と納得する風貌と演技力、よくこんな子を見つけるねえ。石丸さんの御前様、上品でお素敵でした。20年後?…笠智衆になるのね。
「孤独のグルメseason8」 美味しいお店はまだまだたくさんある。
「決してマネしないでください」 掛田氏、頑張れ~!大学の研究室でようやく居場所が見つかったね。
「ひとりキャンプで食って寝る」 夏帆ちゃんのワイルドさにやられる(笑)。健人の週では、ゲスト仲本工事・田口トモロヲの回が良かったな。
「死役所」「ミスジコチョー」「おっさんずラブ~inthesky」「同期のサクラ」

(番外)ドラマではないけれど、ココロに残った番組も。
「ETV特集~木下晋 妻を描く」 画家の業っって…受け入れている奥様もすごい。
「映画あん」 樹木希林と市原悦子の豪華キャスト。美しい日本の四季とともに描かれる「生きる意味」
「陽水の50年」
(番外)「グランメゾン東京」キムタクドラマだからねぇ~と思ってみなかったのだけれども…お正月の「教場」を見てちょいと後悔しております。再放送希望。

さてさて、結構良作が多かった2019年ドラマですが、そんなわけで!2019年間アワード。
第1位「いだてん」 
視聴率とかはいまいちだったのかもしれませんが、不朽の名作といえると思います。特に第2部はそれぞれの登場人物のオリンピックにかける情熱や苦悩があふれんばかりに描かれ、実写や実話とのミックス具合も絶妙でした。
第2位「きのうなに食べた?」
第3位「みをつくし料理帖」

2020年冬ドラマも順々に始まっています。今年もココロがわくわくするドラマや番組と出会えますように

2019夏ドラマ

2020-01-19 06:29:03 | TV
半年たってしまいました~
去年の夏ドラマ、割と面白いものが多かったです。暑かったし、夏は気楽にみられるドラマがいいよね。

「これは経費で落ちません!」
田部未華子ちゃん、「ツバキ文具店」も良かったけれど、経理部森若さんも清潔感があって可愛らしかった。「自分に課されたタスクに全力で取り組む」…仕事ってまずはこれですよね。「うさぎは追うな…」スタンスをわきまえつつも毎回鮮やかに解決していく姿勢が爽やかで、毎回「明日も仕事頑張ろっ!」という気持ちになれるドラマでした。
「凪のお暇」
PC広告でチラ見してたんだけれど、大島弓子が雑になったような絵柄やキャラクターが嫌いだった。ので、全く期待せずに見はじめましたが…わりとハマりました。黒木華・高橋一生・中村倫也というキャスティングが良かったのかも。ストーリーも生真面目で考えさせられるお話でした。食わず嫌いでした…作者さん、ごめんね。そうそう、空気を読めない不器用な坂本さん役の市川実日子さんもはまり役。「これは経費で落ちません」の江口のりこ(個人的には「野田ともうします」をもう一度見たい!)といい、こうした個性的な演技派がいるからドラマが光るんですよね。
「セミオトコ」
「おはよう!世界!」セミの恩返し、7日間の王子様に!…なんじゃそりゃ?と思ったけれど…案外泣けた。終わりに近づくにつれて「あ~夏休み終わっちゃう…」という夏の夕暮れのような切ない気持ちを思い出しました。「うつせみ莊」(おそらく国分寺あたりの玉川上水近くという設定と思われる)素敵住みたいです。大家さんねじこさんとくぎこさん役の壇ふみさんと阿川佐和子さんのお衣装も毎回楽しみでした。
「チャンネルはそのまま!」
MXで放送していたので、一気見。まだ見ていない人は絶対見るべき。芳根京子…すごい!佐々木倫子の原作そのもの。まん丸の目で無邪気にお菓子を食べる雪丸、生放送フレームに映り込む雪丸、どたばたと走り回る雪丸…笑える。水どうチーム&チームナックス全面出演!地方キー局でも低予算でも(あ…失礼(笑)!)こんな面白くてちょっとほろりとくるドラマがつくれるんだよね~。
「サギデカ」
現代社会の闇部分を木村文乃と高杉真宙の迫真演技で見せてくれたドラマでした。…人の心は脆い。そんなところにつけ込む悪質犯罪。現代って結構ろくでもない社会になっているような気がするな~
「ルパンの娘」
大貫勇輔のミュージカル毎回楽しみでした。瀬戸くんも良かったですね。「海月姫」や「透明なゆりかご」…演じる役の幅広さを感じました。かまどとケーキ作っているだけじゃないんだね。そして三雲一家がみなさんとってもはまり役でした。栗原類くんの引きこもりお兄ちゃんワタルくん(てんとう虫3号)とか、小沢真珠さんのゴージャスな魔女っぷり(財布ステーキ…爆笑!)ストーリーとかは…ちょっとアレだけど(笑)…なんか楽しく見られました。
「あなたの番です(反撃編)」
前シリーズも思わず全部視聴。わりと面白かった…最終回以外は(笑)。おとなりの尾野さん、怖かったです。

その他完走ドラマ「だから私は推しました」「べしゃり暮らし」「小吉の女房」「宮本から君へ」
デジ金の金本&藤川!2人の確執と金本の涙…印象的でした。
珠玉の短編「捨て猫に拾われた男」「江戸川乱歩短編集」
同じ時期に「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」で可愛いヤンチャを演じていた市原隼人くん、すっかり渋いオトコになって…。「ROOKIES」で涙したわたくしとしては感慨深いものがあります。(…2019冬ドラマ「おいしい給食」甘利田先生役で、もっと感慨深いものになります(笑))
満島ひかり…天才NHK地上波で不定期にしかやらないので一気放送してほしい。
珠玉の深夜枠「サ道」
コーネリアスの音楽サイコーっすねこういう深夜枠のなんたるかをわかって作っているドラマって好きです。

<2019夏のちょこっと>
      
近所の喫茶店の鮭のレモンクリームパスタにおおはまり。


2019春ドラマ

2019-07-16 23:38:29 | TV
2019春…いろいろあれやこれやあって久しぶりに忙しい年度初めでした。残業も多くてげっそりしながら帰宅すると、バッタリそして寝落ち。そんなわけでドラマ録画も抑えめでした。極端なところ、1週間のうち「何食べ」だけ見られればよし!って感じ。

「きのう何食べた」★★★文句なく!
結構長い原作をどうまとめるのか、興味深いところであったのですが…うーむ、脚本が素晴らしいいろんなエピソードをうまくまとめて無理のない流れになっていましたね~。原作をお持ちの方はお分かりかと思いますが、まだまだこのふたりで見てみたいエピソードがいっぱいあります。ぜひとも<2>の実現を!
キャスティングもこれまた素晴らしい山本君の小日向さん、磯村ジルベール。富永夫妻も筧父母も店長も。そして、なんたってニシジシロさん、うっちーケンジ!特にケンジの「指」の再現度には心底やられました。セットもイメージ通り。シロさんマンション、富永家マンション、筧実家やスーパーナカムラ屋。不満があるとしたら…ケンジの美容院は路面店で、もう少しカジュアルな感じであってほしかったのと、ニセタンだわね(笑)
朝起きてお仕事行って、買い物して洗濯して、ごはん作ってふたりで食べて…の日常。ふたりはごく普通に家庭を作って生活をともにする「家族」だ。ただ…ちょっとばかしゲイなだけで。そんな平凡な生活の中にも喜びや悲しみや感動がある。そんなところが視聴者の皆様のココロをつかんだんでしょうね。そして…やはり、よしながふみはよしながふみなのでありました。久しぶりにコミケでご本を頒布しておられたとのこと「ケンジとシロさん」…そーかそうか、やっぱりそうなのか。ふたりの日常を描くならそっちも必然ですからね。

「腐女子、うっかりゲイに告る。」★★
ドラマタイトルがいかにも流行の…って感じで、最初は全く期待していなかったのだけれども。いや~良質な青春ドラマでした。ゲイである純くんの悩みや迷いが高校生活の中で素直に描かれていたと思います。でもって、ちょっとグズグズしている純くんに寄り添う三浦さん、とってもクレバーで前向き。「若いっていいな~」と久しぶりに思えた胸キュンドラマでした。あ、そうそう、Queenの音楽がとても上手に使われていたのも感心。ラスト、大学の自己紹介場面で純くんははたして…?爽やかな結末でした。

「デジタルタトゥー」★★
ヤメ検弁護士とユーチューバーのバディ、面白かったです。そうだよね~今の世の中、物事に簡単にラベル貼ってジャッジする人、そしてそれに同調する人って結構多いよね。それってとっても怖い事だと思う。知らず知らずのうちに自分もジャッジする側に組しているかもしれない。そんな警鐘を含んだドラマでした。それにしても…NHKは瀬戸くんを使ってくるなぁ。グレーテルのかまどにブシメシに朝ドラに産婦人科医に(あ、NHKじゃないけど蔵子も良かったよ!)そして今回はユーチューバー。いろんな役柄にぴったりはまってくる瀬戸くん、演技力が高いのでしょうね。

「執事西園寺一の名推理2」★
二朗さんの丸山刑事が意外と漢気があって良い。吉行和子も頑張っていたけれど、やはり百合子様は八千草薫じゃないと~と思いつつも完走。今回も西園寺のハイスペックな執事っぷりを堪能させていただきました。殺陣はとにかく(舞台で柳生十兵衛やってるし)チェロまで弾いちゃうのよぉ~!
「家政婦のミタゾノ3」★
まさかのアラブ大富豪のおうち勤務の三田園さんからスタート。毎回、相当無理がある設定とストーリーではありましたが、ミタゾノだからなぁ~などと妙に納得しつつ、楽しく完走しました。痛み入ります
「雲霧仁左衛門1・2」★
やっぱり時代劇はええの~

以下リタイア…ごめんなさい 
「集団左遷!!」「インハンド」「俺のスカート、どこ行った?」「ストロベリーナイト・サーガ」「ミストレス~女たちの秘密」「あなたの番です」
自分が忙しい時期だったので、ちょっとでも心が揺さぶられたり、頭を使ったりするドラマはダメだったようです。その証拠に「あなたの番です」ですが、今クールの「反撃編」にはどっぷりハマっております。最初から見とけば良かったよ~。

番外編 
「いだてん」 
視聴率があれこれ取沙汰されていますが…え?私にとっては、とっても面白いわよ?くるくる変わる場面や時代、見ていて飽きないしワクワクする。いよいよ第2部、この疾走感ったら半端ないわ~。どこまで突っ走るのか楽しみです。
「宮沢賢治 銀河への旅」
とにかく美しかった。ことばも映像も音楽も。宮沢賢治と保阪嘉内を演じた中川光男さんと鹿野宗健さん、演技がとても素敵でした。これからいろいろとメディアに出てくるのかしらね。あ…音楽は加古隆さんでしたか~道理で。
「日曜美術館 一遍上人」
ゲストが田中泯さんと政治学者(しかもアナキズムの研究者よぉ~!)の栗原康さん。とっても興味深かった。
「蔵出し名舞台にっぽんの芸能~白洲正子が愛した名人たち」
梅若実、友枝喜久雄、市村羽左衛門、井上八千代の映像を放送。特に友枝喜久雄の「弱法師」…素晴らしすぎる!俊徳丸が悟りを得た瞬間!…しかしそれもつかの間、柱にぶつかり民衆に突き飛ばされ嘲られる。その絶望と哀しみと怒り。こんな素晴らしい芸をもう映像でしか見られないのだなぁ~。

さらなる番外編 
     
あまりに文字文字した記事になってしまったので、千石の<ビストロ>さんのお料理たちの画像を。シェフの腕はますます冴えまくっていて、この価格で元が取れているのか心配しちゃうくらいゴージャスになっているのでした。サラダに何気なく稚鮎が入っているという贅沢さ