8月22日(金)青山劇場に「ガラスの仮面」観劇に行ってまいりました。
なんていうか…あっけにとられた(笑)すごいもの観ちゃったなぁ~って感じです。一路真輝の月影先生はさすがの貫録でしたけど。…あ、そうだ、演劇協会会長(おひげのおじい様)の完成度は高かったです。
で、結局原作が読みたくなりまして…しかしながら「ガラスの仮面」は買っては売り払い、また買って…を何回かやっているため、文庫版・コミックス版が入り乱れており、うちの書棚では非常に探しにくい状況なのですよ。
「ガラスの仮面」欠乏症の場合は、恩田陸「チョコレートコスモス」を読め!という言葉(どなたかの書評にありました)を思い出し、買ってみました。
いやぁ~なかなか面白かった!一気読みしちゃいました。
特に気に入ったのは、飛鳥が初めて舞台を観に行った時のところ。
-ライブ感。
-そして、幕があがる。
-闇の中に照らし出される、ぽっかりと開けた空間。
-目の前にひとつの世界がある。すぐそこにあり、同じ空気を吸っているのに全く異なる世界が。
-飛鳥はそのことに魅了された。
-目の前で人が動き回り、ライトがそれを追い、実際口にされる台詞を聞くということがこうも面白いものか。飛鳥はただその事実に圧倒されていた。
-こうまでして、時代を超えて、労力を掛けてこういうものを行わねばならぬという何者かの意志、虚構の世界を、人間に演じさせる何かの存在。
-そう身体の中で言葉にしたわけではないけれど、彼女は舞台の奥の、登場人物の向こう側に広がる果てしない闇のようなものを確かに感じ取ったのだ。
そうそう舞台を観る面白さってこれだと思うんだよな~。幕の向こうの四角い空間には何かがある。その四角い空間で役者たちが世界を構築し、その世界に共鳴して心を動かす観客。その一体感と充実感!
…続きが読みたいです。佐々木飛鳥のぽっかり空いた恐ろしいまでの自我のなさ。誰にでもなれるけれど(死にも天使にも、娘にも中年おばさんにもおじ様にも!)それは「彼女自身」がいないから。多分そこが飛鳥の壁になるんだろうか…と思ったところで物語は終わるのでした。
続編があるようですが、中断しているご様子。続き、いつかは再開されるのでしょうか?
なんていうか…あっけにとられた(笑)すごいもの観ちゃったなぁ~って感じです。一路真輝の月影先生はさすがの貫録でしたけど。…あ、そうだ、演劇協会会長(おひげのおじい様)の完成度は高かったです。
で、結局原作が読みたくなりまして…しかしながら「ガラスの仮面」は買っては売り払い、また買って…を何回かやっているため、文庫版・コミックス版が入り乱れており、うちの書棚では非常に探しにくい状況なのですよ。
「ガラスの仮面」欠乏症の場合は、恩田陸「チョコレートコスモス」を読め!という言葉(どなたかの書評にありました)を思い出し、買ってみました。
いやぁ~なかなか面白かった!一気読みしちゃいました。
特に気に入ったのは、飛鳥が初めて舞台を観に行った時のところ。
-ライブ感。
-そして、幕があがる。
-闇の中に照らし出される、ぽっかりと開けた空間。
-目の前にひとつの世界がある。すぐそこにあり、同じ空気を吸っているのに全く異なる世界が。
-飛鳥はそのことに魅了された。
-目の前で人が動き回り、ライトがそれを追い、実際口にされる台詞を聞くということがこうも面白いものか。飛鳥はただその事実に圧倒されていた。
-こうまでして、時代を超えて、労力を掛けてこういうものを行わねばならぬという何者かの意志、虚構の世界を、人間に演じさせる何かの存在。
-そう身体の中で言葉にしたわけではないけれど、彼女は舞台の奥の、登場人物の向こう側に広がる果てしない闇のようなものを確かに感じ取ったのだ。
そうそう舞台を観る面白さってこれだと思うんだよな~。幕の向こうの四角い空間には何かがある。その四角い空間で役者たちが世界を構築し、その世界に共鳴して心を動かす観客。その一体感と充実感!
…続きが読みたいです。佐々木飛鳥のぽっかり空いた恐ろしいまでの自我のなさ。誰にでもなれるけれど(死にも天使にも、娘にも中年おばさんにもおじ様にも!)それは「彼女自身」がいないから。多分そこが飛鳥の壁になるんだろうか…と思ったところで物語は終わるのでした。
続編があるようですが、中断しているご様子。続き、いつかは再開されるのでしょうか?