taraの日常

好きなものいろいろ

ガラスの仮面→チョコレートコスモス

2014-09-02 21:29:58 | コミックス・本
8月22日(金)青山劇場に「ガラスの仮面」観劇に行ってまいりました。
なんていうか…あっけにとられた(笑)すごいもの観ちゃったなぁ~って感じです。一路真輝の月影先生はさすがの貫録でしたけど。…あ、そうだ、演劇協会会長(おひげのおじい様)の完成度は高かったです。

で、結局原作が読みたくなりまして…しかしながら「ガラスの仮面」は買っては売り払い、また買って…を何回かやっているため、文庫版・コミックス版が入り乱れており、うちの書棚では非常に探しにくい状況なのですよ。
「ガラスの仮面」欠乏症の場合は、恩田陸「チョコレートコスモス」を読め!という言葉(どなたかの書評にありました)を思い出し、買ってみました。
 いやぁ~なかなか面白かった!一気読みしちゃいました。
特に気に入ったのは、飛鳥が初めて舞台を観に行った時のところ。
-ライブ感。
-そして、幕があがる。
-闇の中に照らし出される、ぽっかりと開けた空間。
-目の前にひとつの世界がある。すぐそこにあり、同じ空気を吸っているのに全く異なる世界が。
-飛鳥はそのことに魅了された。

-目の前で人が動き回り、ライトがそれを追い、実際口にされる台詞を聞くということがこうも面白いものか。飛鳥はただその事実に圧倒されていた。

-こうまでして、時代を超えて、労力を掛けてこういうものを行わねばならぬという何者かの意志、虚構の世界を、人間に演じさせる何かの存在。
-そう身体の中で言葉にしたわけではないけれど、彼女は舞台の奥の、登場人物の向こう側に広がる果てしない闇のようなものを確かに感じ取ったのだ。

そうそう舞台を観る面白さってこれだと思うんだよな~。幕の向こうの四角い空間には何かがある。その四角い空間で役者たちが世界を構築し、その世界に共鳴して心を動かす観客。その一体感と充実感!

…続きが読みたいです。佐々木飛鳥のぽっかり空いた恐ろしいまでの自我のなさ。誰にでもなれるけれど(死にも天使にも、娘にも中年おばさんにもおじ様にも!)それは「彼女自身」がいないから。多分そこが飛鳥の壁になるんだろうか…と思ったところで物語は終わるのでした。
続編があるようですが、中断しているご様子。続き、いつかは再開されるのでしょうか?

贅沢!

2014-09-02 20:55:34 | おうちごはん
 中野ブロードウェイの勝田商店でウニ買った。箱で買ったの初めて。…う、うまい!感動のあまり写真に撮りました。(すみっこに隙間があるのはつまみ食いの跡です~)ウニ丼とパスタと…なんて計画をたてましたが、どうにも火を通すのが惜しくって、結局すべてウニ丼でいただきました。

もひとつ美味しいもの。千石のケーキ屋さん香風園。 巨峰のゼリーとマンゴーゼリー、フリアン。奇をてらっていない素直な洋菓子でした。お店の名前とたたずまいからお茶屋さんだと思って通り過ぎていましたが、あら?ショーケースにケーキが?店内に入ってみると、お茶屋さん半分、洋菓子屋さん半分…のお店でした。お値段もお手頃で、全種類制覇欲が刺激されるお店です。次はシュークリームいきます!

にっぽんの芸能

2014-09-02 19:51:45 | TV
先日ポチポチとチャンネルを替えながらTVを眺めていたら…。やだ!ちょっとすてきじゃないの、「キエフの大きな門」で清姫?即録画。NHK「にっぽんの芸能・日本舞踊とオーケストラ夢の共演」でした。
演目は、展覧会の絵(清姫)・プレリュード(沈める寺)・ボレロ。
「沈める寺」は花柳壽輔先生と坂東玉三郎。 なんていうか…玉三郎、きれいオンディーヌそのもの。壽輔先生のリフトはちょっと微妙でしたが、音楽にあった詩的な世界を作り上げておられます。
ボレロは紋付袴の総勢40名の群舞です。日本舞踊の動と静の動きがボレロの曲にとてもあっていると思います。終局に向かっての盛り上がりは、バレエと違って「内なる静かな高揚」という感じ。
「展覧会の絵」は途中からしか見ていないので、9月5日(金)に再放送をするようなので再度録画します。皆さんもぜひ!幻想的な舞台を楽しんでみて。

今年もやるのなら東京文化会館に観にいってみようかな~と調べてみましたところ…なに?植田紳爾先生監修とな?出演は…轟悠様に麻実れい様か。うーーん、宝塚風味ねえ…。もう少し迷おうかな。