taraの日常

好きなものいろいろ

博多遠征~エリザベート思うところ

2016-08-23 01:28:58 | 観劇
エリザベートは、古くは宝塚宙組公演(あれは1000days劇場の頃)から観ている。もちろん家康トートも観たし、武田トートも観た。でも…そんなに好きな演目ではなかった。どうしてもシシィの生き方が好きになれなかったし、トートのあり様もどうなの?と思っていたから。なのに!今期、大枚をはたいてはるばる博多まで遠征しちゃって…というこの、のめり込み様は一体なにっ?と思っておりましたが…2日連続で観てようやくわかりました。

…ってとこで止めちゃって、はや1週間。すみません、久しぶりの社会復帰で2日勤務しただけで、またもや仮死状態明日からは普通に月~金勤務である。生きていられるだろうか?

そんなこんなで、続きね。2日連続でわかったことは…「トートはどうでもいい、どっちもでもいい」ということなのでした。悪い意味じゃないのよ。勿論、城田・井上のハイレベルさがあってこそ言える「どっちでもいい」なんですけどね。つまり、今期のエリザベートにおいては、私は「エリザベート」を、そして「ハプスブルグ家の落日」を観に行っていたんだと。シシィの徹底した利己主義も本人が一番苦しんでいたんだから「仕方ねーなー」と思わせるだけのお花様の説得力ありまくりの演技。そして田代フランツの妻シシィとの目線の合わなさ加減(あんなに努力してるのに!)血を分けた関係である母親ゾフィや息子ルドルフとの確執という孤独な人生。ハプスブルグ家のメンバーの関係がとても丁寧に描かれていたと思う。というか少なくとも私は今期エリザでは、そこに心を持っていかれたよ。1幕終わりのフランツの「信念を破ろう」ゾフィおばあさまの死、「夜のボート」(シシィに「いいえ(きっぱり否定)でも予感がいたしました」なんてきつい言われ方しちゃってでも一生懸命歌うフランツ!「悪夢」での絶叫「わが妻だ」…泣きました。さらに言えば、この舞台はルキーニの物語でもある。成河ルキーニはほんと素晴らしかったよ。確かな歌唱力と演技。初めてルキーニという役がわかったような気がする。
なんていうか…いままではトートとシシィにばかり目が行っていたんだけれど、これは群像劇である。いろいろな人生が折り重なって奏でられる壮大なドラマなんである。ということにやっと気が付いた2016エリザベートでありました。

さて!ひょんなことから10月に、本当に本当に久しぶりに宝塚エリザを観ることになりました。宙組…やばい!寿つかささんしかわからん(笑)ヅカエリザの何が好きってフィナーレが大好きこれはこれで楽しみです。



博多遠征~エリザベート②

2016-08-23 00:28:16 | 観劇
8月19日も博多は快晴である。朝っぱらからめっちゃ暑い。
この日は櫛田神社→川端アーケード経由で歩いて博多座に行くことにした。歩き始めてたったの5分!で、ベローチェでコーヒーブレイク。なんて根性なしなんだ
        山笠が立派。博多っ子はお祭り愛してるんだね~。そうして福岡アジア美術館と博多座をパチリ。
 花總まり/井上芳雄/田代万里夫/古川雄大/涼風真世/成河/大内天
芳雄トートは今期は初めて観た。ストーカー度が一段と上がっていたわ。美しき人外トートと美しきストーカートート…こんなのに毎日日替わりで翻弄されるお花様シシィも大変である。…いや、お花の場合は逆だね、手玉に取ってるんだね。そら~フランツもルドルフも目に入らないはずだわ~。
涼風ゾフィおばあさまは…うーん、キレイすぎる。この役に限ってはもう少しお年を召してからのほうがよいのではないだろうか、特に2幕。それから、トートダンサー。3回目の観劇となるとやっとダンサーさん達にも目が行くようになりました(いままでごめんなさい)。つまり、あまり悪目立ちしないっていうか。ある時は舞台美術の一部、ある時はトートの心の一部、ある時は民衆の気持ちの表現…と美しい身体表現をしておりました。あ…でも18日マチネの時はルドルフを棺桶に入れるの、ちょい荒かった。投げ入れ?みたいな?(笑)この日はそっといれてた。やはりこの日もあっという間の3時間。2日観てようやく気が済みました。
 悩みの原因の空席状況ボード。
    中洲をぶらぶらしながら駅に向かう。
 駅地下でお寿司が食べたくなって。お醤油がとろりとしていて甘い!お土産には明太子とともにお刺身醤油を購入。
      新幹線ホームにて。なんだかちょっとテツっぽく撮ってみました。南博多行です。
 最後に行きに撮れなかった小倉の工業地帯をとって夏の旅行は終了です。しかしまぁ、まさかもう1泊するとは…自分でもあきれます。