taraの日常

好きなものいろいろ

ニライカナーイ!➂

2017-01-09 10:10:57 | 旅行
さて、沖縄3日目<今帰仁城跡>に行ってきました。
                
広い山にがっちりと組まれた城壁。でも日本の石垣とは少し感じが違って、優美な曲線が続きます。対照的に石の道はひたすらまっすぐ。やはり中国や韓国に近いものがあると思いました。
昔、大学の教職教養日本史で琉球史を半年間勉強したことがあります。教採には全く役に立たなかったけれど(笑)、沖縄には本土と全く違う歴史や文化があることを知り、軽くカルチャーショックを受けました。高校までの日本史や世界史では教えてくれないですからね~。薩摩侵攻前の琉球…いったいどんな世界だったのでしょうか。
この日のお昼は<山原そば>。山道を登っていくとふと小さな集落に出ます。結構満席状態。
  三枚肉のおそばとソーキそば。
お店は本当の意味での古民家、つまりおうちのお座敷そのもの、リノベーションとかぜんぜんしていないです。私が小さい頃は保育園なんぞなかったので、いろいろな親戚のお家に預けられていたのですが、特に大好きだったのは駅前食堂をやっていたおばちゃんのお家。デコラテーブルとかひとつづきのお座敷とか土間の通路とか…なんか似てる。おそばは普通と小があるのですが、小で十分お腹いっぱいになります。味は…うーーん、肉々しいっていうか(笑)ワイルドでこれこそ沖縄そばなんだろうな~って味です。お店を出る時にはもう行列ができていた。肉が終わったら店じまいってとこも何だか沖縄っぽくていいね。
お次は<やむちん喫茶 シーサー園>です。いやーここ結構どストライクなお店でした。
   
幸いにも2階の縁側席にありつけました。窓とか壁とかが全然なくって目の前の景色を楽しむための開放的空間が広がっています。庭と屋根に乗った可愛いシーサーたち。海もいいけど南国感満載の「やんばる」もいいね!限りなくのんびりできるおステキカフェです。
  黒糖ちんびんと珈琲の組み合わせは鉄板で美味しい。
          お庭の南国植物たち。田中一村画伯の世界だ~!
さて、お次は沖縄自動車道を南下して<中村家住宅>へ。しかしなんだね、沖縄自動車道って廻りの景色が常磐自動車道の福島あたりに似ている…ような気がする。低めの山を次々と超えて時々現れる市街地。良く見ると植物とかは違うけど。
               
本当に良く手入れされていて、すがすがしい空気が通り抜けていく素敵なお家。左手に水回りがあって、真ん中のお座敷に仏壇、右手のお部屋は床の間付きの客間。廊下を回って裏手に寝室。日本の典型的な田舎のお家に共通するところもあるし、韓国の住居のような気もする。しかし、日本の住居も変わったなぁ~床の間とか仏間とかってあまりないよね。詳しくは放送大学「新しい住宅の世界~住宅の戦後史」を予約録画してあるのでちょっとお勉強します。ここは裏庭がちょっと高くなっているので、裏庭に上ると屋根の構造とかも良く見えます。綺麗に手入れされている山水っぽい小さな庭も可愛い。
こうなったらD&DEPARTMENT本にあるところは可能な限り行く!ってことになり<プラザハウスショッピングセンター>へ。
  
ライカム交差点って?なぜカタカナ?…詳しくは調べてみてね。外国人オンリーのショッピングセンターだった時代もあるようです。駐車場が広いアメリカーンな外観と吹き抜けの店内。サイパンのデューティーフリーとかこんな感じかも。中のお店は…那覇マダムご用達って感じのお洋服屋さんやスーパーマーケットがあります。うーん、ちょっと閑散としてたかな。近所のイオンに人は流れてしまっているのかもしれません。
そして<D&DEPARTMENT>へ。世田谷のお店より広くって商品もバラエティに富んでいるように感じました。<カフェユニゾン>にも入って見たかったけれど、なんだかあまりお腹もすいておらず…次回行きますね。
さて、この日も一杯観光した!取りあえず車を返却して、ゆいレールに乗って晩ごはんを…いざ!とお出かけしたのですが。D&DEPARTMENTにのっていたお店は激混みでした。さらに外に並ぼうかなと思ったら、お店のかたに「どいて!」と手で払いのけられ…忙しいんだとはおもうんだけど、そりゃないよね。なんだかもういいやと思って近くにあった<昭和茶屋>というショットバーに飛び込む。これが…結構楽しかった!マスターと常連さん(電車のことを「鉄軌道」と言ってたなぁ~)と盛り上がり、おでんとスクガラス豆腐と古酒ですっかりいい気分に。そうこうするうちにこの日のお泊りの門限時間になってしまい、慌ててタクシーでお宿へ。とーってもいい気分だったので、あの調子だとお泊り先なんか探せなかったからタクシーで横づけしてもらって正解でした。運転手さん、相当な酔っ払いでどうもすみませんでした(笑)