さて!いよいよ夏休み。お出かけ第1弾は足利であります。
最近、東京の美術館の混み具合はとんでもないことになっていますよね。特に日曜美術館などで紹介されたりすると、もうアウト。みんなそんなに美術が好きなんですかね?昨日もたまたま東京駅ステーションギャラリーに不染鐵展見に行ったんだけど、自分が見ている前に横入りしてきたとかしないとかで大声で喧嘩する人たちが…
あーーんなにまっすぐでほのぼのな絵を見ていながら、なんでそんなトゲトゲした気持ちになるのかな~?ま、でも皆さんちょっとしたマナーを守る(リュックはロッカーに、流れに乗る、おしゃべりは最小限に、とかね)ことは必要だと思います。でも最近はね、もう東京の美術館では見ない、可能な限り巡回の地方美術館で見る。これが最もストレスフリーな鑑賞方法だと思っています。そんなワケで7月22日、足利市立美術館に行ってまいりました。
立派な美術館です。
会場に入るとすぐに「鮭」2点がお出迎え。高橋由一の「鮭」は初めて直接見ました。案外ザックリ描いてあります。でも、これを見た当時の人たちは「そこにあるみたいだ!」と驚いたことでしょう。陰影を追及した立体感。いままでの日本画や浮世絵にはなかった斬新な絵画。そしてその横には磯江毅の「鮭‐高橋由一へのオマージュ」…相変わらず凄い。物質はいつか朽ち果てるものですが、その流れすら受け入れて表現しようとする磯江さんの執念が感じられます。
展覧会は<明治黎期><明治中期><大正><戦前・戦後><現代>と5つのパートに分かれて展示されています。
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グッときた作品を何点か。あと、河野通紀「淋しい水」(画像がみつかりませんでした)もとても良いと思いました。
ただただ陰影と色彩を追っただけの絵は見る人のココロを動かさない。描き手の意志や感情がなければ意味がない。今そこにあるものの存在の秘密、つまりは世界の真理を解き明かそうとする試みのためのひとつの手段としての写実絵画…そんな事を思いました。
最近、東京の美術館の混み具合はとんでもないことになっていますよね。特に日曜美術館などで紹介されたりすると、もうアウト。みんなそんなに美術が好きなんですかね?昨日もたまたま東京駅ステーションギャラリーに不染鐵展見に行ったんだけど、自分が見ている前に横入りしてきたとかしないとかで大声で喧嘩する人たちが…
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展覧会は<明治黎期><明治中期><大正><戦前・戦後><現代>と5つのパートに分かれて展示されています。
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グッときた作品を何点か。あと、河野通紀「淋しい水」(画像がみつかりませんでした)もとても良いと思いました。
ただただ陰影と色彩を追っただけの絵は見る人のココロを動かさない。描き手の意志や感情がなければ意味がない。今そこにあるものの存在の秘密、つまりは世界の真理を解き明かそうとする試みのためのひとつの手段としての写実絵画…そんな事を思いました。