taraの日常

好きなものいろいろ

神田日勝展

2020-07-13 21:27:50 | 美術
 6月21日 東京ステーションギャラリー
自粛解除明けの最初のお出かけは「神田日勝展」。予約制です。チケットを引き取りに行く…というひと手間はかかりますが、適正な人数でストレスなくゆっくり見ることができるので、このシステムは大歓迎。今後もずっとやってほしいです。
  
昔の日本はもっともっと寒くって貧しかった。神田日勝の絵からは、土や馬の匂いと十勝の冷たい風を感じます。開拓民としての不安や閉塞感、と同時に働くもののだけがわかる美しさと矜持。胸に迫ってくるものがあります。絶筆となった「馬」も想いが溢れてくる作品ですが、やはり一面の新聞に囲まれた「室内風景」が一番ぐっときました。見るものにをまっすぐ向けられる強い目線。「おれはここで生きていく。おまえはどうなんだ?」
 いつもながらギャラリーのシャンデリアが美しい。

広々とした東京駅丸の内口。せっかくオリンピックにむけて整備したのにねぇ。
     
有楽町のどさんこプラザでハッカ油スプレーを買いたくて有楽町までてくてくお散歩。
     
三菱一号館の中庭のバラは終わりかけていましたが、池の周りには百合がディスプレイされていて、いい香り!

2020サー・アンドラーシュ・シフピアノリサイタル 

2020-07-13 12:57:03 | イベント
下書きのまま放置してました~
3月中旬、数々のイベントが中止になる中、散々迷いつつオペラシティに行ってきました。…これはカジモトの英断か?暴挙か?

<3月12日(木) 19:00公演 プログラム>
メンデルスゾーン: 幻想曲 嬰ヘ短調 op.28「スコットランド・ソナタ」
ベートーヴェン: ピアノソナタ第24番 嬰ヘ長調 op.78「テレーゼ」
ブラームス: 8つのピアノ小品 op.76/7つの幻想曲集 op.116
J.S.バッハ: イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811
アンコール 先日亡くなったペーター・シュライヤーとピーター・ゼルキンに寄せて
J.S.バッハ: イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 op.26「葬送」から 第1楽章
メンデルスゾーン: 無言歌第1集 op.19bから 「甘い思い出」/無言歌集第6巻 op.67から 「紡ぎ歌」
ブラームス: インテルメッツォ イ長調 op.118-2
シューベルト: ハンガリー風のメロディ D817 

<3月19日(木) 19:00公演 プログラム>
シューマン: 精霊の主題による変奏曲 WoO24
ブラームス: 3つの間奏曲 op.117
モーツァルト: ロンド イ短調 K.511
ブラームス: 6つのピアノ小品 op.118
J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻から/「プレリュードとフーガ」第24番 ロ短調 BWV869
ブラームス: 4つのピアノ小品 op.119
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 op.81a「告別」
アンコール
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV988から アリア
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545から 第1楽章
ブラームス: アルバムの小品
シューマン: アラベスク op.18
シューマン: 「子供のためのアルバム」op.68から 楽しき農夫
シューベルト: 即興曲 変ト長調 D899-3

こころゆくまでバッハ堪能…ベートーヴェンの告別も良かったなぁ。そして、そして!まさかここで、巨匠の弾く「楽しき農夫」を聴けるとは!柔らかく軽やかで美しい音色でした。

     
今考えても、カジモトのコロナ対策はかなりいい線行っていたと思います。ただ、19日はキャンセル席を当日販売しておりほぼ満席状態。うーーむ、それはちょっとなぁ~でした。