taraの日常

好きなものいろいろ

ここ1週間

2008-02-28 22:43:35 | 日常
なんか…もう、ばかみたい。ほーんといい加減にしてほしいっ!というのがこの1週間の感想。あともう1日。あしたは気分転換に髪型でも変えていこうかな~。
あんまり関係ないけど、最近はまってるのが「きのこの山木いちご」。日本の菓子業界ってすごいよね。いちごじゃなくてほんとラズベリー味。

ウェディングシンガー、結局マチソワ

2008-02-25 00:45:06 | 観劇
24日はウェディングシンガー。朝「題名のない音楽会」(黛敏郎って右翼であまり好きではなかったので見たこともなかったけど…はじめて見た)で育三郎君をみて~なんて、のんびり支度してたら…TK(とっても勘違いっていう意味なんだって)…。13時の帝国劇場とか思ってたんだけど、チケットみて、んんん????12時日生??あわててお出掛けするも中央線止まってるし。結局30分遅刻。通路際の席だったので、なんとかもぐりこんだけど、最初30分がどうにも気になってソワレ追加購入。それほど楽しい舞台だったのでした。
樹里さんはヅカ時代からのご贔屓なのでいうまでもなく、井上君は歌上手いのに、いい感じにヘタレてるし、ニイロくんのおかまっぷり(ボーイジョージ風味)そーまさんのメタボバンマスっぷりもすごおおおく良かった。意外なとこでは(ごめん)大澄賢也の上手さ。(ダンスは上手いだろうと思ってたけど、演技も役にあってた。ポロの襟たててセーター肩かけ…うわぁぁぁ85年そのもの!余計なお世話かもしれないけどグレンは絶対バブル崩壊とともに破滅してるよな~とか思った)初風さんのラップもイカシてたし。特に、1幕大詰めの「サタデーナイトインザシティ」と2幕の大澄賢也中心のスーツ姿で踊る「金のすべて」は見て聞いて楽しくなるナンバー。誰もが楽しめるミュージカル、ココロがいがいがしている人、観にいったほうがいいと思うよん。楽日以外はまだB席ありまっせ。

コンドルズ「UFO」~青山円形劇場

2008-02-25 00:09:29 | 観劇
23日、先週のNHKに続きまたもやらしからぬ会場での公演。1階には親子連れがごちゃごちゃいて(東京って子どもが行ける場所って限られるのかな~だからあんなに集中するんだろうか)うひゃああとか思ったけど、会場についたらいつもの雰囲気でちょっと安心。
…今回のUFOはね、結構良かったのよ、これが。近藤さんのダンスって全方向型というか、どこから見ても美しいのよ。円形劇場あってると思った。それからメンバーのダンスもとても良かった。特にマイムマイム系のあれ。確かにみんな歳も歳だし身体動かなくなってきてるかもしれないけど、ああいう単純そうに見えて実は見せ方を計算しつくしたダンスってすごくいいっ!って思う。コントとダンスのつなぎも良かったし。実を言うと、もうコンドルズいいかな~裕行さん抜けちゃったし…なんて思ってたけど、こういうの見せられちゃうと、また行きたくなる。それから、物販ももういいか~とか思ってたけど、今回星座Tシャツがとてもよい出来で、Lサイズ買っておうちでパジャマにしようと、久しぶりに購入!とか意気込んで突進したら…売り切れ~増刷…じゃないか、追加発注ぜひお願いします。あれ買えるのならさい芸行ってもいいかも。
あ、それから皆さん、コンドルズメンバーのシューズお揃い(っていまさらなんだけど)になってたのご覧になりました?靴底の色がそれぞれだったのが、とても微笑ましかった。

出合った本②

2008-02-24 09:14:29 | コミックス・本
ここ最近買った本、再読した本。
■「へたも絵のうち」熊谷守一
■「女たちよ!」伊丹十三
「日本世間噺大系」つながり。田舎から出てきたばかりの大学生の私は結構この本でいろんなことを知った。ルーの下着、ジュールダン(今はジョルダンっていうよね)の靴、グッチのバッグ、シャネル、サンローラン、ジャグァ(今はジャガーって以下略)ルノー。それから本に出てくるお料理も結構作ったなあ。キュカンバーサンドイッチ、クレッソンのサラダ、マイクルのキャベツ、トルティーヤ。伊丹十三30代半ば、まだ宮本信子と結婚する前の本。伊丹さんの若々しい毒舌正論っぷりが堪能できます。
■「東京に暮らす」キャサリン・サンソム
1928年~36年までイギリス外交官夫人として日本に滞在した夫人の日本印象記。時代的には世界から日本が孤立していく暗い時代ではあったけど、夫人は使用人と語り合い(って言葉が通じてないから、そこがまた面白いんだけどね)バスに乗ってデパートに行って、温泉にも入る。美しい日本の四季、穏やかな日本人がユーモラスかつ暖かなまなざしで語られる。…夫人が今の日本をみたらどう思うだろう?
■「しぶちん京都」グレゴリ青山
「ひみつの京都」に続くいけずの京都第2弾。なんのかんの行って「旅のグ」以来ほとんど買ってる。絵上手いですよ、この方。インド映画好きとか内田百好きとか「そうそう…!」ってうなずけるとこがわりとあって。
■「子どもとの暮らしと会話」銀色夏生
…結局つれづれノートなのでした。カンチもますます自由好き放題に生きてるし、さくはものわかりのよい、良い子になっているご様子。昨日買ってきたばっかりなのでこれからじっくり読むつもり。
■「B型自分の説明書」JamaisJamais(じゃめじゃめと読むらしい)
これは…買うかどうか凄く迷った。だって…だから、なに?って本なんだもん。1,000円もするし。でも結局買った。そこがB型なんだよ、とか言われそう。ちょっと読んだだけだけど、クスッとするとこもある。四文字熟語が好き、とかよく蚊にさされる、とか話がとぶ、とか…。
■演劇のチラシのブックカバー
後ろ3冊はきれいなチラシだったのでカバーにしてみた文庫本。あああ、あたくしも立派なオカンアート(←知ってる?)の仲間入りです

出合った本①

2008-02-24 08:43:27 | コミックス・本
昨日、行きつけの病院(そんなものがあるなんて…歳をとるって悲しいわァ)で、ふと手に取った写真集。
なんだか涙が出てきて止まらなかった。かわいいとか癒しとかそういう言葉では片付けられない。なんだろう?自然と共に悠然と泰然自若、無心に生きる…その姿はたとえようもなく高貴で美しい…どうしてヒトはそういう風に生きられないのだろう。このケレン・スーという写真家、なかなか。他の写真も見てみたい。

オンナの友情

2008-02-23 10:08:18 | コミックス・本
弱っているときの女の子らしい思いやりとか友情って、甘~いマシュマロ入りココアみたいでなんかいいよね。イガイガした気持ちがすうっと丸くなる。
今回の友情はレアものブックカバーにくるまれた「エル・アルコン」原作コミック。会社のお友達がこれで貸してくれたのぉぉ!こんな素敵なブックカバー見たことないわっ!ヅカさん、これはヒットです。もちろん、中身も上出来。シリアスなピカレスクものでしたが、読後感は不思議と悪くない。ちょっとギルダの最後が可哀想だったけど。それから、木造の帆船とかひたすら続く海原とか炎上爆発シーンとか、好きじゃないと書けないものばっかり。そうそう、ドレス・衣装とか室内装飾・建築物の書き込みっぷりも凄いのよ。スクリーントーンとかあんまり使ってない。16世紀あたりのヨーロッパ、お好きなんでしょうねぇ、きっと。
青池保子の「イブの息子たち」「エロイカより愛をこめて」が出た時、その頃の少女マンガ界ではちょっとした衝撃だった…と思う。だって、当時の少女マンガの男(の子)たちは女子の理想でなければならなかったので、男くさくいのはタブー、あくまでもひょろっとした植物系だったのよ。なのに青池先生の書く男達はがっちり肉体派。エーベルバッハ少佐なんてずっとスーツばっかりだったし。あ、たまにハダカもあったけど(^_^;)

ピカレスクものでは大和和紀の「KILLA」とかなり雰囲気は似ている。2人は盟友だっていうから、結構感ずるところは一緒だったのかも。KILLA…しかし、よくもまあ、あんなシビアな企業モノを‘少女’フレンドで連載できたよね。当時の編集さん、偉かったと思う。さらに和紀先生はその反動で不朽の名作「アラミス'78」なんかも書いてしまうのであった。

それから…パーシモン。ん?どっかで聞いた?そう、よしながふみの「フラワーオブライフ」で出てくるんですよ~。お分かりですか?……「名残りの雪」で真島演じるグレゴリーと武田さん演じるブリジットのお父さんが「パーシモン男爵」なのよ~!もしかして、よしなが先生も青池保子お好きですか?


内視鏡検査体験

2008-02-21 07:07:47 | 日常
19日にちょっと叙々園で好きなだけ食べていいよという飲み会を主催したんだけど、そこに行く前にまたもや胃の激痛と脂汗が…。病院に行ったら、次の日に内視鏡検査をやるということになり、ガスター20も処方してもらった。うーーん、どうしよう焼肉。でも前日9時までにご飯を食べておけばいいことになっているので、ま、いっかと思って、焼肉を食べまくる。焼肉パーティはわりと楽しく終わったんだけどね…夜、やはり胃がいたーーいガスター20きかなーーい気持ちわる~ようやくウトウトしたら、今度はもの凄い発汗(!腕に汗の玉が…サウナ入ってもこんなことにならないワヨ!)で目が覚める。長い夜でございました。
翌日病院へ。いよいよ内視鏡検査。部分麻酔をするので、皮下注射(これ痛いのよね)のどへの麻酔はゼリーをひとさじ飲んで、のこりひとさじは口に含む。あ、舌が痺れてきた、のども痺れてきた~。すごいなあ。こんなんで麻酔かかっちゃうんだ。最後に麻酔の注射。注射はいつも看護婦さんがやってくれるんだけど、その注射は先生みずから。「え!先生注射するの?」「そりゃ医者だもん」先生注射上手かったです。迷いなくスパッといくのよね。さて内視鏡、これも苦しいとかきいていたけど…?先生上手いなあ。すぱっと突っ込むので、ありゃ?と思ったらもう胃の中の映像でした。自分の胃の中なんてはじめてご対面。きれいなピンク~♪とか思ってたら、「でこぼこ~あれてるねえ。あ、これ胃潰瘍のあと」とか先生が見せてくれた。そして十二指腸。ピンクと白のツートンが美しいヮ♪「あのね~白いとこ全部潰瘍。普通は全部きれーなピンクなの」…
検査の後「麻酔がさめるまでちょっと休んでね」…2時間熟睡してしまった。看護婦さんに起こされて、「ここはドコ??」状態で目覚める。
はい、立派な十二指腸潰瘍でございました。ガスター20じゃ効かないわけよね。原因がわかったのとお薬で治るらしいので一安心。それから、自分の病巣とかも目で見ると妙に納得するよね。
午後からは会社に行ってお仕事をする。昨日はちょっと頭にくることが結構あって「もう~!いまあたくし、十二指腸から出血中よっ」などと口走りながら仕事した。辛い食べ物とか刺激物はさけてね~と先生に言われたけど、お仕事上の刺激物も是非避けていただきたいっ!と思う一日でした。

今週末~タンビエットとコンドルズ

2008-02-17 23:58:35 | 観劇
では、気を取り直して。今週の観劇。

■2月16日 マチネ タンビエットの唄
先週、なんだか感動しまくってしまったのでもう一度観る。やっぱりまたガッツリ泣かされてしまった。TSはやっぱりいいなあ。みんなで作りあげる舞台って感じで。会場では素敵なジャケットの玉野さんをお見かけしました。あんまり声かけても…と思っていたけど、幕間、たまたまロビーでお近くにいらしたので、つい話かけてしまった。「C7楽しみにしています!」「うーーん、なかなか大変なんだよ~はははっ」素敵な笑顔握手もしてもらっちゃったよ玉野さん、折角のプライベートタイムにミーハーなお声かけをしてしまって本当にごめんなさい。

■2月17日 コンドルズ
エルドラドわりと好きなので楽しかった。けど…NHKってとこはどういうトコロなんだろう。無駄に多い社員(しかもただ突っ立ってマニュアル通りの対応しかしない人々)にムカつく。おまけに空手カツヤマバカ一代のコントでは、「天下一品」「ドンペリ」とか徹底的に商品名排除だし。面白さ半減だよ…。
確かにコンは最近NHKでの露出度高いけど…あまり染まらないでほしいなあ。

それはだめでしょう・・・

2008-02-17 23:36:06 | コミックス・本
今日、ちょっとお友達に勧められたコミックスを買いに、夜帰りがけ本屋に行ったら…心底たまげた。田●源●郎(とてもフルネームで書く勇気がありません…)の本が…。もちろん、中身は見えないよう、シックな函入りで上下巻各2,500円也。しかも近頃流行りのボーイズラブコミックのコーナーに堂々と。きゃあああああ、いやああああ!そ、それはどうなんだっ!結構人生やってきて大抵のことは、まあそういうのもありかな~なんて許せるけど…これはだめでしょ、普通の書店で流通しているって。しかもボーイズラブ…。あまりにビックリして、お目当てのコミックス(品切れ中でした)を注文するのすっかり忘れた。わたしだって西原理恵子のサイトを覗かなければ、この人のことを知らなくて済んだのに。…そんなわけでたまたま知ってしまっただけなので、あのぉ、この人を知っているからといって皆さん、引かないでくださいね。

訃報その2内藤ルネ

2008-02-15 06:26:27 | 日常
市川崑監督のこともあって、ちょっと訃報を調べていたら…昨年内藤ルネさんがお亡くなりになっていました。いちご新聞とかサンリオが始まった世代オンタイムのわたし。ルネさんはちょいと前の流行で、スタイル画は可愛いけどキャラクターとかはいまいち…なんて、ナマイキにも子供の頃は思ってた。大人になって男のひとであることにびっくり!でも、そう言われれば彼の書く少女はあくまでも「乙女」なのよね。
ずっと一緒にいたパートナーも「友人」なのかと思うと、あの世界は理解しがたいところもあるのだけれど、ちょっと寂しいかナと。「かわいい~」の世界を作り上げた先駆者に黙祷。

訃報市川崑~細雪

2008-02-15 00:06:24 | 日常
13日市川崑監督が亡くなった。「東京オリンピック」「金田一シリーズ」と傑作揃いの中でもとりわけ好きなのは「細雪」。ストーリーはあるようなないような…大阪船場の旧家蒔岡家の美しい四姉妹のそれぞれの人生。美しい日本の四季と没落していく旧家。美しい時間は冒頭の満開の桜のように花開いては失われていく。でも、再び再生する健気さしたたかさ。それは着物の美しさでも満開の桜のような美しさではないけれど、東京に行く長女鶴子に、バーテンダーと生きていく四女妙子に。でも圧巻は吉永小百合演じる三女雪子かな。「あのひと、粘らはったなあ」…そうなんですよ、すごいいとさんなのよ。よく言えばおっとりとした、悪くいえば意味不明の微笑みで、人生を獲得していくのよね。それから、伊丹十三と石坂浩二。この2人の旧家の婿・旦那ならではのせせこましい男っぷりもいい。滅び行く日本の美…もうこんな映画を撮れる監督っていないんじゃないかな。うーーん細雪、また観たくなりました。

Vリーグ のち お買い物

2008-02-11 23:27:41 | イベント
今日はVリーグ。サントリーVS堺・東レVSJT。なんとなく選手が見えるようになってきて最近結構はまっている。バレーボールもライブで見ると結構迫力あって面白いよ~。今日は一緒にいくはずだったお友達が猫の具合が悪くて欠席。家族だもんね、心配だし一緒にいてあげるしかないと思う。大きな病気でない事を祈ります…
試合は結構面白かったよ。堺はお目当てのゴッツが控え(一瞬だけ出たけど)でガッカリ。堺はさ~、なんか無茶苦茶な明るさがいいのに。今日はもうあんまり勝ちに行こうとしてなかったんじゃないかな?どうなんですか、ガイチ監督?
JTも冷凍食品騒ぎのせいか、応援が鳴り物なしで地味ーにやってた。うるさいなあと思うときもあるけど、なきゃないでなんとなく寂しいものかもしれない。今日は加藤がスタメンでも、周囲はあまりキャーキャー言ってなくて、もう過去のヒトになっちゃったのかと思うとちょっと寂しい。頑張ってたけど…いまいち切れがなかったなあ。今日は宮下くんが控えで、一度もプレーを見られなかったのが残念。欠席のお友達のために携帯実況をしてたけど、もひとつこちらに知識がないので、ごめんよ、充分伝えられなかったかも。

さて、試合終了後は千駄ヶ谷から新宿までテクテク歩く。随分変わったなあ。とにかく昔の勤務地のビルは跡形もなく更地になってるし、お店も全く変わってしまっていた。かろうじて残っているのは、よく会社で出前をとっていたお蕎麦やさんくらいかも。
新宿の小田急の伊東屋ではがきを買うだけにするはずが…物欲炸裂!濃紺のシャツ(細かなレース刺繍が入ってるけど形はあくまでシンプル)とそれに合わせてベージュのパンツを購入。結構お高くついちゃった…そのお店では、もう少しでジーンズも買いそうになった。ジーンズって、あまり私の人生に縁がなかったものなので、考えもつかなかったけど、お店のおばさま達がすごく勧めるのではいてみたら…あら?やわらかくてしっとり、しかも問題の下半身がスッキリ見える。でも、靴はなにを履けばいいの?スニーカー持ってないし。というところで思い留まった。でもでも、今週お直ししたパンツを取りにいくのだけれども、そこで買ってしまうかもしれない。さらにおば達はデニムに合わせたちょっとレトロな小花模様のシャツやボーダー柄のトップス(!これも今までの私にはまるで縁のないアイテム!)も買わせようと虎視眈々なのでちょっとコワイ。
お洋服売り場で散々試着して買うものをきめた後、ようやく目的の伊東屋に到着して絵葉書(年賀状出さなかったから、替わりに出そうかなと)購入、さらにリビングのフロアでバスタオル購入。(バーゲン品もあったんだけど…ミッソーニのバスタオルって…ちょっとねぇ)そして、ハルクの地下に行って(「あけぼの」に行こうと思ってたんだけどなくなってた)本日一番の無駄遣い、おもちゃのような派手な指輪購入。明日からこれを人差し指にはめて端末打ちま~す!

熊谷守一~澄んだ瞳をもつひと

2008-02-10 21:55:00 | イベント
池袋西口にいったので、ちょっと足を伸ばして、久々に千早町の熊谷守一美術館へ。娘さんの個人美術館だったのだけれども、昨年豊島区に寄贈して豊島区立の美術館になっていたけど、全く変わっていなくて安心した。
熊谷守一の作品は、なんというか一度みたら忘れられない、そんな作品。観察に観察を重ねて(「僕は生きるのが好きなので、生きているものはみんな好きなのです」…だそうです)本質を表現する。単純な線と色彩であるけれど、守一の優しい目線がそこにはあって、生あるもの「そのもの」が表現されている。凄いよね。今日は2階は水墨画の特設で、「湧き上がる夏雲」…あんなしゅるん!とした線で、日本の夏山をかけるなんて。それから書も良かったなあ。「人生似幻花」「五風十雨」とか…とにかく透明な心、澄んだ瞳の持ち主なんだね。今夜は久しぶりに守一の「へたも絵のうち」を引っ張り出してじっくり読むつもり。
写真は要町の夕昏の写真。ちょっと守一の「宵月」みたいかな~と思って。

タン・ビエットの唄

2008-02-10 21:01:15 | 観劇
…やられました。泥沼のようなベトナム戦争(20年もやってたんだよね)に翻弄され、離ればなれになった姉妹と5人の開放軍の戦士達の運命との戦い。これ以上は皆様どうぞ舞台で。特に土井さん演じるティエンの絶望の暗闇にあってなお気高い生き方、まるで白い蓮の花のようだった。祖国とは、運命とは、生きる意味とは…美しく、でも平易な音楽で、観客のココロをわしづかみ!のミュージカルでございました。当然スタンディングオベーションあり。来週のマチネ追加しちゃったよ、貧乏なのに~