taraの日常

好きなものいろいろ

食べ物写真+α

2014-10-31 18:52:12 | おうちごはん
クラウンのショートケーキ
 なんていうか…昔からの味。中の生クリームの中には、いちごだけではなく黄桃が入っているのも何だか懐かしい感じがします。
香風園のフランボワーズのムース
 ふんわり口の中でしゅわしゅわとろけます。酸味も程よく爽やかな甘さです。
菱の実
 福岡県柳川市の特産品だそうです。皮が固い!結構食べるまでに手がかかる!愛と思い入れがないと食べられない食べ物だな~と思います。実の中身はホクホクしていて甘さ控えめの栗みたい。初めて食べたので写真に残してみました。
ジャム
 
巨峰ジャムとみかんジャム。レシピを検索すると、使用するお砂糖は果物の重さの30~40%とな!?…すごい量。保存を考えるとその位必要なのかしら。20%を目安に作ってみました。
金木犀
 通勤途中の昔からのお屋敷にそびえたつ金木犀です。こんなに大きくなるんだなぁ。

菱田春草展

2014-10-27 22:11:06 | イベント
台風上陸の最中の10月13日、国立近代美術館に行ってきました。
空いているはず!と思ったのですが…午前中のチケット売り場は30分待ちと意外と混雑。中高年美術愛好家パワー恐るべし!でも、さすがに午後の来館者は少なかったようで、13時を過ぎると会場はだいぶ空いてきて、ゆっくり見ることができました。
春草の作品が時系列で展示されていて、その時々の春草の絵に賭ける想いが感じられます。初期の完成された感のある絵も、菊慈童も、アメリカから帰国した後のチャレンジ精神あふれる作品(「富士山」とか「松に月」とか…日本画なのに「光」を感じます)も、猫も好きだけど。やはり「落葉」でしょうか。13日は永青文庫、福井県立美術館、茨城県近代美術館、各美術館所蔵の三双が同時に展示されていました。すごくラッキー!やはり一番初めに描かれた(という説の)永青文庫所蔵の屏風が感動的に素晴らしかった。
生と死、輪廻転生。
この屏風の前のソファにぼーっと座っていると、たまに人の流れが切れて独り占めで眺めることができました。…屏風ってこうして座ってぼんやり観るものだよね。最晩年の金箔に描いた屏風も凛とした緊張感があって素晴らしい。金箔で塗り込められているのに奥行きを感じるのが不思議です。
 黒猫シールを購入しました。

9月の観劇

2014-10-27 20:20:39 | 観劇
あああ~バタバタしているうちに10月が終わってしまいそう。忘れないうちに。

●9月25日「アルジャーノンに花束を」
いい舞台でした。浦井健治凄い!と改めて感心した。
無垢な笑顔で手や身体をクニクニさせながら「ぼくわ、かしこく、なりたい」と歌う浦井くん。…うわっ!チャーリーがいる!そこからは舞台にぐんぐん惹きこまれました。
頭が良くなるにつれて、チャーリーは過去を知り、周囲の現実を理解していきます。同時に、いままで見えてこなかった人間の残酷さも知るのです。知能だけが急速に発達し、感情だけは子供のままのチャーリー。そのアンバランスさはチャーリーを深い孤独と混乱に追いやります。やがて訪れる「自らが崩壊する」日。天才はそのことも見越してしまいます。パン屋にも戻れないことを悟ったチャーリーは自分から障害者の収容施設に。彼の最期のメッセージは「うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください」…涙腺崩壊
IQ60(くらい?)から200(くらい?)までを演じ分ける浦井くん、凄いよ。もちろん衣装の効果もあるのかもしれないけど「確かな演技力」ってものを目の当たりにした感じ。そして、安寿さん宮川さんをはじめとする他のキャストも実力者揃いで、安心して観ていられました。特に、アルジャーノン役の森新吾くんのパフォーマンスは人間離れをしていて、ラット役として違和感なし!でした。
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この舞台、教育に携わるすべての人に観てほしいよ。まじで。私たちのしていることは「社会に適合する人間」を作っているだけではないのか。その子にとって目指すべき地点はどこなのか、本当の幸せとは何なのか。…答えは出ないかもしれない。でも、少なくとも常にこうした疑問を持ちながら教育に携わる姿勢は必要だと思いました。

●9月27日「スマイルデッド」
お友達の劇団「月歌舎」の公演です。この劇団の観劇は2回目ですが、小さいながら(ごめんよ!)中身が濃い内容のお芝居をする劇団なのですよ。今回もなかなか面白かったし、不覚にも(またまたごめん!)泣いた。
ストーリーは、戦国・太平洋戦争末期・現代の3時代が交錯する生まれ変わりの物語。「死近心」人が死の間際に見る心の世界…その「死近心」により、来世の行き場所が決まるそうな。平和な現代日本に生きる私たちが死に際に見る夢は、はたして?…舞台を観ながらそんなことを思いました。
そうそう、これは書いておかなければ!戦国時代の殺陣、スピード感があってとても良かったです。新感線にも負けてないよ!



岐阜への旅③~熊谷守一展

2014-10-13 00:36:06 | 旅行
 
今回の旅行は岐阜県美術館の熊谷守一展を見るための企画でありました。7日のお昼頃に美術館到着。

…素晴らしかった!見応えあった!観たことない絵がいっぱいあった!

入館してすぐに「朝の日輪」と守一の写真。もうそれだけで胸は一杯になってしまう。何なんでしょうね?この感じ。

戦前の油絵・デッサン・スケッチ帳(すごく上手いです)にはじまり、萬さんが亡くなった頃に描かれた「白い蝶」「ヤキバノカエリ」、昭和30年以降の植物や虫や鳥たち。順を追って展示されています。
どれも素晴らしいですが、特に気に入ったのは晩年の「ひまわり」。戦前にも同じモチーフで「ひまわり」を描いていて(ちょっとゴッホ風です)あ~守一の絵って大きく作風が変わっているようで、変わらず一貫しているものがあるな~と実感できます。揚羽蝶も石亀もあじさいも蟻も卵も雨水も…みんな清楚でみずみずしい。

熊谷守一の絵は究極の具象であると思います。ヒトの脳は目から入ってきた対象を写真のように精密に認識しているのか?否、そうではないと思います。思うに何重ものフィルターのようなものを通過させて「本質」に近くなるとき、熊谷守一の絵のようになるのではないか?とひそかに思っています。「本質」は目にもココロにも心地よい。守一の絵には、程よい色の明度と分量が配されており、いつまでも観ていたい…と思わせる何かがあるのです。

「ヤキバノカエリ」以降の作品は大きな明るい室内に展示されており、1点1点をゆっくりのんびり観ていると、こころがはればれと解放されていくような気がします。岐阜県美術館のこの白い壁の大きな展示室は、天上からの柔らかい光が部屋いっぱいに広がって、展示室としてとても秀逸です。

これだけ多くの熊谷守一作品を一堂に集めた作品展、岐阜県美術館の学芸員の方々の並々ならぬ努力の賜物でありましょう。素晴らしかったです!
もう再びこれだけ大規模な作品展はないだろうな~と思うとちょっと寂しい気もしますが…とても満ち足りた気持ちで西岐阜駅に向かったのでした。帰りは名古屋から新幹線で。といっても、お安い「こだま」ですけどね。

岐阜って初めて行きましたが、なかなか良い街でありました。岐阜市内は名古屋のような京都のような…郡上八幡は木曽のような京都のような…不思議な街。妙に観光地化していないのもいいと思ったし、どちらの街もみんな自分の街が好き!って人が多いように感じます。そういう街は寛げるよね。また行きたいな~。

あ…そだ、今回の旅行のお土産は郡上八幡の「水の雫」。職場の皆様に大好評につき買い足そうかな~と思って調べたところ、旧町役場の観光協会で通販してました。お土産BEST10がなかなか面白い。1位「天然水サイダー」2位「踊り手ぬぐい」3位「明方ハム」そして4位はなんと!「郡上踊りレッスンDVD」!やるな~郡上八幡観光協会。「水の雫」は6位でした。


岐阜への旅②~郡上八幡

2014-10-12 20:48:33 | 旅行
岐阜市内から高速バスで1時間半、郡上八幡に到着。

  旧町役場がお土産屋さんと喫茶室になって保存されています。

  さっそく町を散策。用水路沿いの小道。

吉田川を渡る宮ヶ瀬橋(…だと思う)   

 橋を渡ると「宗祇水」への入り口。お隣には「桜間見屋」さんがあり肉桂玉(にっき飴ですね)が名物だそうです。それ以外にも餅菓子(くるみ餅が美味しそうでした)や最中もあります。

お泊りは「備前屋」。古くは藩校であった建物だそうです。お部屋は古いけれど、よく手入れされていて綺麗。床の間にもちゃんと花瓶、壺、香炉が飾ってあり格式を感じます。小京都ってなんかうなずける。

さて!晩ごはん。宿のお向かいの「新橋亭」に行きました。
 山家定食  鮎定食
鮎は大振りで食べごたえがありました。ごちそう様でした。

翌10月7日。朝ごはんはこれ。
   ひゃ~盛りだくさん!豆乳なべもついてるよ。旅館の朝ごはんって美味しいよね「マッサン」を見ながらのんびり食べました。

朝食後、もう一度街を散歩。
 可愛い編み物のオブジェ そう、この街の皆さんは一人一人が通りの景観を守るためにかなり頑張っている!と思います。

   川を眺めるすてきなベンチ(警告ランプ付
川が暮らしの傍にある街ってすてきだな~。  

     
やなか水のこみち。敷石もアートなのでありました。
 

岐阜への旅①~岐阜市

2014-10-12 09:09:26 | 旅行
10月5日の夜から深夜バスで岐阜に向かいました。
待ち合わせの東京駅が何か混んでるな~と思ったら、関西名古屋方面に向かうJRバスや鉄道はほぼ運休で、皆さん払い戻しの最中。不安を抱えつつ豪雨の中、鍛冶橋のバスターミナルに行ってみると、まあ!なんということでしょう!格安バスはどんどん発車しています。
台風進路に真っ向から向かっていくように、東名高速をバスはガンガン走ります。根性あるなぁ~オリオンバス。鍛冶橋で待っているときには、つい弱気になって「もう二度と深夜バスには乗らない!」などと言ってすまんかった

10月6日早朝、1時間遅れで岐阜駅前に到着。岐阜駅ってすいてるな~と思ったら、電車は激しく運休していたのでした。まずは、市内バスに乗って長良川沿いの川原町へ。朝ごはん!朝ごはん。
 バス停そばの「ブルドンネ」。スクランブルエッグの乗ったトーストとサラダ、ヨーグルトで380円なり!安っ!台風のせいかお店は空いていてゆったりできました。

お店にいる間に晴れてきた。台風一過を実感~。
     素敵な川原町通り。
 山のてっぺんにお城が見えます。
長良川に降りてみました。空気が澄んでいる!   

川原町通りをもう一度歩きます。
  素敵なお花屋さん。
  用水路に沿った散歩道も落ち着きます。
アート心をくすぐる街並み。  
   おしゃれカフェ「川原町屋」。今回はケーキを頼みましたが、モーニングもお昼のお重ランチもおうどんもきっと美味しいに違いない。お店はウナギの寝床タイプで奥に長い造り。たぶんものすご~くお金をかけたに違いない内装で、でも居心地良く仕上げてあり、センスの良さを感じます。
    中庭や小物屋さん部分もいい感じです。

  護国神社。あまり神社とかお寺の写真って撮らないんだけど…あまりにいい「気」が流れているように感じて写真におさめてみました。屋根の下には鵜もいます

こうなったら、やはり稲葉山城に登って斎藤道三の気持ちになってみなければ!ロープウェイに乗ってみました。…よくこんなところに城を造ったよなぁ~
  
市内一望。「この美濃はわがものぞ!」  

柳ケ瀬通り商店街を通って岐阜駅に戻り、お泊り地の郡上八幡へ高速バスで向かいます。柳ケ瀬通りは…ちょっと寂しかった。車が止められる郊外のショッピングモールが栄えて、駅前が寂れる…地方都市のお約束なのかな?でも、岐阜バスも頑張っている!各商店街も頑張って集客してほしい!
 市内をがんがん走っている信長バス。鷹狩していたり、馬に乗っていたり。これは葡萄酒でカンパーイの信長