2014年の秋はいろいろと忙しく…観劇は少なめだったかな。
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M!井上芳雄最期のヴォルフガング。
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■11/23マチネ 育、春野
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■11/25ソワレ 井上、香寿
ブラザーが後援らしく会場にはミシンが。55万円!だそうです。
M!…いつから観てるのかな?と思って、ちょっとブログを遡ってみました。2007年11月にはマチソワでアッキーと井上くんを観てますね。「アッキーも良かったけれどなんといっても井上くんが成長してた!」…上から目線の感想ですみません
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。アッキーも良かったけれど…なんてさらっとしか書いてないけど、2005年夏(10年前!)には4回行っている。アッキーにはそこでガッツリはまっていたのでした。そうそう、2005年は伝説の木村佳乃コンス…凄かったわよ~あれは
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その後、相棒なんかで木村佳乃さんをお見かけするたびに、この時のコンス演技と歌が浮かんできて…ぜひとも今後もTV界で!ご活躍下さいと願わずにはいられません。2010年は育くんと井上くん1回づつ。「それぞれのヴォルフガングでした」なんてさっぱりな感想。サイゴンやCLUBSEVENみたいに熱狂しちゃうわけじゃないんだけど、1回は行く…みたいな感じでした。
今期、あらためて面白い舞台だなぁ~と。
あくまでも私個人の想いですが、ソニンコンスによるところが大きいと思う。はじめてコンスタンツェがストンと胸にきたっていうか、あ~二人はカップルなんだなぁと納得したというか。すべてのピースがぴたっと嵌った時に、ヴォルフガングの孤独と煌めく天才っぷりに翻弄されやがて訪れる狂気が見えてきた…そんな感じです。
育くんヴォルフは悪くないと思ったけど、井上ヴォルフに比べてまだまだ普通の青年の成長物語みたいな印象。井上ヴォルフは…もうこの役は井上芳雄以外考えられない!(アッキーの時もそう思ったけどね
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)域までいっていると思います。「僕こそ音楽」の幸福感、「残酷な人生」「影を逃れて」絶唱…ドラマチックでした。井上くん本当に卒業なの?
男爵夫人は、やっぱり香寿さんのほうが好きかな。すみれさんはちょっと冷たい感じ。花總ナンネールは貴族だったな~もう少し家庭的なあったかい感じがあるといいんだけど。
市村パパもなんだかリアルに良かったです。息子への想いがなんだか切実でした。「心を鉄に閉じ込めて」とか「プリンスはでていった」泣けました。
ソニンコンス!いやー凄かった
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です!「ダンスはやめられない」「愛していれば分かりあえる」とかはじめていい曲だな~と思ったもん。コンスタンツェの自己肯定感の低さやヴォルフに対する母のような包容力をがんがん見せてくれました。
25日はトークショーもありました。芳雄・ソニン・香寿さん・吉野さんの豪華メンバーでありました。
M!は12月にももう1回行く予定でしたが、熱を出してチケット無駄になりました
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。井上くん凄く良かったらしい。かえすがえすも残念です。
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さて、もひとつ、ヨハネ受難曲。11月28日夜、東京カテドラル聖マリア大聖堂で聴いてきました。東京カテドラルはお友達の結婚式で何十年か前に行ったなぁ~。目白に行くのも凄く久しぶり。駅前のコマースがなにか素敵なおしゃれビルになっていた。聖堂は天井がものすごく高くて荘厳な雰囲気。…でも寒い。
とても丁寧に作られたパンフレットには、全曲の歌詞テキストが載っています。今回はこのパンフのおかげでストーリーを追いながら曲を聞くことができました。うーーーん、なんてドラマティックなイエスの最期
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…そうか…音楽にのせて福音書の内容を伝える、それが教会音楽なのね。いまさら気づくわたくし。
早稲田・日本女子大室内合唱団の定演、大学生か…と思ってあまり期待していなかったのですが(すみません
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)…なかなかどうして完成度高かったです。指揮兼アルト(男性アルト!素晴らしい声でした)の青木洋也さんの解釈とまとめ方が素晴らしいのではないでしょうか。もちろん、団員さん達の力量も素晴らしかったです。…声というのはやはり衰えてくるんだよね。若さっていいなぁ~しみじみ。