お休みになってから、ようやく録画してあった「共演NG」も見終わり…と…そうこうするうちにお正月テレビも始まってしまったので、あわてて2020秋ドラマについて感想を。
「天使にリクエストを」★★★
人生最期の望みをかなえる…死に向き合うことは、その人の生きてきた道のりを見つめなおすことでもある。ターミナルケアとはどうあるべきか…暗く重くなりかねないテーマを往年の名優たちの演技とロードムービー的な音楽で上質なドラマに仕上げています。倍賞美津子、梶芽衣子、塩見三省、山本學、西郷輝彦…渋かったです。サイレントエンジェル財団の3人もそれぞれの役に合っていてキャスティングの妙を堪能しました。(…!そう言えば山本學と江口洋介は里見脩二先生繋がり。久しぶりに「田宮版白い巨塔」でも見ようかな)
「共演NG」★★
テレ東なのにこの豪華なキャスト!テレ東なのに派手な宣伝!おまけにキリンとサントリーの2社合同提供(笑)。フジでもTBSでもなく、テレ東(しかも深夜枠ではなく)でやるってところが面白かったです。中井貴一、いつのまにか大御所俳優だなぁ。シリアスも時代劇もコメディも、はてはミキプルーンやDCカードまで(笑)、こなせる演技力ってさすがです。昭和世代にはとっても楽しく響いたドラマだったのではないでしょうか。
「極主夫道」★★
「竜の道」でがっかりだったので…リベーンジ!玉木宏!「不死身の龍」は最高でした。玉木宏、イケメンもいいけどコメディ向いてるんじゃなかろうか。毎回楽しく見られました。キャストもみなさん適役で良かったけれど、自分的には火竜町婦人会会長のMUGUMIがツボ。好きだなぁ~こういうキャラクター。そして古川雄大くんをここにもってくるか~っていうキャスティングにも感心。にしても、介護福祉士もチンピラもやれる志尊淳(「由利麟太郎」の助手役も良かったわよ)…おそろしい子(笑)。今後が楽しみ
「ルパンの娘」★★
いや~もうなんだか。好きにやっちゃってくださいって感じで楽しく見ちゃいました。ミュージカル最高
「孫はかわいいな♪」にも目をみはりましたが(マルシアの歌久しぶりに聴いたわ~しかもこんな形で)、市村正親と大貫勇輔の親子ミュージカルはもはや尊い
としかいいようがないレベルでした。眼福、眼福
しばらくは録画消せなかったもん。あ、それから、渉お兄ちゃんのてんとう虫、可愛らしかったです。
「危険なビーナス」★★
評判はいまいちだったようですが、私は八神一族のアクがつよいお芝居をみるのが毎回楽しみでした。戸田恵子、池内万作、ディーンフジオカ(悪役似合うなぁ!)、麻生祐未…誰が悪人なのかわからない。こういうの嫌いじゃないです。
「彼女が成仏できない理由」★ 森崎ウィンが可愛かった。
「タリオ 復讐代行の2人」★ 岡田将生が素敵だった。
「子連れ信兵衛」★ 時代劇、今後も続いてほしいなぁ~。エンディングがフラメンコギター風で「鬼平」を思い出させます。
「おカネの切れ目が恋のはじまり」特★ 三浦春馬くん…悩んでたのかなぁ。とても痩せていてちょっと見ていられなかった。明るく演じてはいたけれど。じつは「太陽の子」の録画もまだ見ていません。一人の青年が何も語ることなく、自分で人生を終わらせてしまった…つらいことです。静かにお眠りください。合掌。
2020秋ドラマの中で録画していたのが、あまりにもお気楽ドラマばかりだったので、ガッツリ大物系もみてみようかなと「DIVER」「35歳の少女」「相棒19」も録画してみたけれど…早々に離脱。うーーん、やっぱり自分が結構疲れていたのかもしれません。ごめんなさい。
【番外】その他の番組で面白かったもの
●「漫勉neo」 坂本眞一さんの回凄かったです。美しい!
●「銀座黒猫物語」 銀座の老舗店にまつわるショートドラマ。地域おこしも銀座がやるとおしゃれだなぁ。
●「戦国炒飯」 「鍋」に劣らぬパワーで、新コーナーや新メンバーが続々。
●「東京タラレバ娘2020」 その後のタラレバ娘たち…いまどき女子たちの生き方が等身大で描かれていて面白かった。吉高由里子、こういう役にはぴったりはまるのに。
●「光秀のスマホ」★★★ 御意!
●「日曜美術館」ますます珠玉
「大原美術館」:高階先生自らご案内。おお!見覚えのある名作が~…ってもしかしたら美術百科辞典や教科書のもとってこの美術館所蔵品なのかな。大原美術館所蔵品なら間違いないってことで。おっと、関根正二「信仰の悲しみ」もここにあるのか~。倉敷に行ってみたくなりました。
「モネとマティス」: 美しい映像と音楽。
ここではないどこかへ!que ce soit hors de ce monde!
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書(再放送)」:美しい画面を撮る!にチャレンジ。