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権利は主張すればこそ価値が出ます!◆社会保障制度から

2010-02-02 07:07:21 | 日記
こんにちは。

本日の午後は
資格試験を受けます

ちょうど
試験の範囲でもありますので
日本の社会保障制度から

『主張の大切さ』

を考えてみたいと思います。



◆女性には複雑な公的年金システム


社会保障としての公的年金システムは
女性には複雑なのです

一般的な例を紹介しますね。


新入社員として会社に入社したら
【第2号被保険者】(会社員等)

もし社内結婚をして退職したら
【第3号被保険者】(第2号被保険者の配偶者)

もし配偶者がリストラ等で離職したら
【第1号被保険者】(2、3号以外)

このあとも
1.配偶者の再就職が決まったら
【第3号被保険者】

2.共働きをするのなら
【第2号被保険者】


・・・



◆年金の種別変更


年金の種別というのが
1があったり2があったり3があったり
ころころ変わります。


男性の場合には種別は1と2しかありません。

種別というのは原則的に自分で変更を届けないと
いけません。

届けが出ていないと年金の受給に必要な加入期間要件
が不備になる可能性もあります。


年金受給という領域で
女性は特に自分の権利をきちんと主張できるために
届けをきちんとしておくことがいいかと思います。


◆裁定請求の原則


年金は、受給する権利を得たときに受給者本人が請求して
初めて支給されます。

この請求が裁定請求書です。

さらに裁定請求書の提出先は加入していた制度や
『被保険者の種別』によって異なります。

種別確認はここが大切です。


民間の生命保険会社の保険金請求でも言えることですが
請求しないと支払われません。

つまり
自分自身が自ら主張をしないと不利になってしまう
ということになります。


◆事実としての世の中のしくみから


人生中盤になってから、こういうシステムを
『知らなかった』としたらロスが大きくなります

最近は大学や企業でも社会保障制度が学べるように
なってきていますが、まだ完全ではありません


年金制度なんて将来破綻するんでしょ
という不安は確かにあります。

しかし将来簡単に破綻して
みんなが路頭に迷うような日本

を想像したらきりがありません

たいせつなのは
現行の諸制度をきちんと理解しておき
そこで
一定の権利を行使できる知恵を身につけて
おくことだと思います



その中で生活防衛として個別に自己の資産
をつくっていければいいかと



◆Intangibles(簿外価値)も増やそう


資産といっても
目に見える金銭的なものだけではないです。

その時々の人生に必要となる知恵や教養の
基盤もまた人間の資産だと思います。

これはお金以上に
現実を生き抜ける武器にもなります。


Intangibles:
貸借対照表に乗らない価値を総称する概念

※この定義は
大塚文雄・Rモース・日下公人
『「見えない資産」の大国・日本』祥伝社
より引用しました。


こういう提案こそ
実に私の本業でもあります


ではまた