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今朝のNHKニュース画像から
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(2015.11.7)
来年は就職面接が
6月解禁でほぼ決まりそうです。
日程が正式に決まれば
その日程にしたがって準備をしていこう。
・・・
ただその前に
わずか1年で就活日程がコロコロ変わるという社会の現実について
自分なりに理解をして
認識する姿勢も
大学生には必要なことだろうと思っています。
そういうヒントを書いてみますね。
★★★定期更新は★★★
原則週1回(土)+増刊で予定です。
秋にむかってまっしぐら
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■■■採用面接解禁6月に■■■
ニュースの詳細です。
※※※※※※
『採用面接解禁6月に 経団連が前倒し方針』
11月7日 5時48分
大手企業の大学生らの採用面接の時期を巡って政府内でも議論が行われるなか、経団連は、来年の面接の解禁時期について、就職活動が長期化しないよう今の8月から6月に前倒しする方針を固め、今後、大学などとの調整を進めることになりました。
ことしの大手企業の採用活動では、経団連が従来より4か月遅い8月に解禁する指針を打ち出しましたが、学生の就職活動が長期化するなど問題が多いという指摘が出ていました。
このため経団連は、長期化を避けようと、今の大学3年生らが対象となる来年の面接の解禁時期を6月とする方針を固め、来週初めに正式に発表することになりました。採用活動の時期を巡っては、政府も課題を検証する会合を開いていて、この中で大学側は「6月は授業の真っ最中だ」などとして、今の8月から変更しないよう求めています。
しかし、経団連は、就職情報サイトの運営会社が行った学生に対するアンケートでも夏場の就職活動は避けたいという意見が多かったことから、6月に前倒しすることに理解を得たい考えで、今後、大学などと調整を進めることにしています。ただ、今の大学2年生らが対象となる再来年以降については、時間をかけて議論をする必要があるとして、面接の解禁を6月とする案や、株主総会が多い6月を避けて5月中旬とする案を含め、大学や政府などと話し合い、今年度内に決めたいとしています。
※※※※※※
NHKニュースWEBから
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151107/k10010297361000.html
正式に6月解禁となれば
今年の就活生の8月解禁スケジュールは
たった1年の実験で終わったということになります。
・・・『たった1年で制度廃止』・・・
ここでちょっと
高校・大学受験の日本史の知識を
思い出すのもいいね。
鎌倉時代の『永仁の徳政令』です。
■■■1年で終わった『永仁の徳政令』から■■■
こんな受験知識を思い出すといいかも。
1297年→『皮肉(ひにく)な結果』の徳政令。
※※※※※※
永仁5年(1297年)鎌倉幕府は御家人の貧困を解決するために徳政令を出しました。
売却・質入された御家人の土地を、もとの持ち主にタダで返還させる決まりを出しました。
その結果、高利貸しは御家人への融資を渋るようになり御家人の不満は逆に高まりました。
徳政令の効果はほんの一時的にしか表れず、幕府は信用を失いました。
※※※※※※
(http://www.n-kobetsu.com/nengo/nengo25.htmlから要約)
この永仁の徳政令について
上智大学名誉教授の渡部昇一が解説している文章を紹介します。
※※※※※※
幕府は徳政発布の、ちょうど1年後の、永仁六年の二月二十八日に、この法令を停止し旧制に復した。
「永仁の徳政令」は、経済の何たるかを無視した悪法であった。たった三つの規定から成るこの法令によって鎌倉幕府は根底から揺れ動いた。
法律がぐらぐらしていることは、裁判がのろのろするのと並んで、その体制の寿命が見えてきたということになろう。
※※※※※※
渡部昇一『日本史から見た日本人』から要約
永仁の徳政令と、経団連の方針を単純に比較するわけではありませんが
少なくとも従来の社会状況に“寿命”が見えてきたという考え方もできそうです。
→→→
そういう風に考えると
今までの就活の常識が
そろそろ切り替わる境目にいるのかもしれません。
■■■時代が変わるなら、時代を変えていこう■■■
就活日程をめぐるニュースを追いながら
頭をフル回転させていこう。
どんなことでも勉強の材料になるからね。
大学生なら
勉強することが仕事ですよ~。
♪勉強の秋♪
2015.11.7
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原則週1回(土)+増刊で予定です。
秋にむかってまっしぐら
★★★☆☆☆☆★★☆☆
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