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人生のポイントを切り替える仕事◆税理士試験の現場から

2010-08-04 05:58:32 | 日記
おはようございます

昨日と、そして今日も
これから出かけますが

税理士試験の受験生を試験会場で
サポートしております。
(試験官業務)
税理士試験。皆さんがんばってください!


◆仕事が誰かの役にたつこと


今週ずっとブログで書いている事を集約すれば


仕事には「誰かの役に立っているのだ」という
『自信と誇り』をもつことこそが一番大切な事
ではないだろうか。

ということです。

どこかで誰かの役にたつということであれば
私の今回の仕事は

人生のレール上で、税理士資格取得という
ポイントの切替作業員のようなもの
なのかなと考えています。


◆転轍機(てんてつき=ポイント)の切り替えの役割


野村證券中興の祖といわれる昭和期の実業家、奥村綱雄のセリフとして
評論家の伊藤肇が紹介しているものがあります。


※※

生きて働き、生きてものを考え、生きがいを感じなくては寿命とはいえない。

自分の一生のうちに歴史の転轍機(てんてつき)の一役を買ったとか、
あるいは転轍機(てんてつき)のあとを受けて新しい何ページかの端役でもいい、
何かをした、そういう人物こそが真の高齢者として尊敬されるべきだろう。

※※
伊藤肇『人間的魅力の研究』日経ビジネス人文庫より


「歴史の転轍機(てんてつき)の一役を買う」
というのは

仕事を通じて世の中を、より良い方向に切り替えたのだ
(レールのポイント操作のように)という

『男の生きかたの集約』のことを言い表しています。


自分が携わる仕事が、誰かの役にたつとしたら
直接関係する顧客や同僚、会社ということもあるけれど


歴史を動かすような役割を自分が演じるか

もしくは

歴史を動かすような役割の人たちをサポートするか

どちらにも転轍機(てんてつき)としての使命があるように感じます。


◆私がこなす転轍機(てんてつき)のサポート


今回は税理士試験を受ける皆さんをサポートしてます。


以前に書いたように、税理士試験合格後の人生キャリアは
決して順風満帆ではないようです
→7月23日ブログ参照下さい。


とにかく人生レールの最初の切り替え(税理士資格取得)が
今後ともうまく軌道に乗りますように。

そしてできるならば
私が携わる転轍機(てんてつき)の切り替え(仕事)に関係のあった
多くの人が『歴史を動かすような役割の人たち』になりますように。



税理士試験は明日が最終。最後まで気を抜かずがんばろう

ではまた


仕事の本質=人間の本質=他人との関係性が大事だと思う。

2010-08-03 05:55:29 | 日記
おはようございます
夏は朝一か夕方が爽やかに活動できますね。
私は朝型ですので書いちゃいます。




昨日は塩野七生さんの著書から
「自尊心と職業の関係」をモチーフにしました。

昨日のブログから繰り返しますが


職業によって認められて
働くものの自尊心に満足が得られなければ
結局、仕事が長続きしないということが

『普遍的な仕事の本質』


これは仕事の本質であると同時に
もっと根本的な
『人間の本質』なのかもしれないなと思ってます。


◆考えるヒント1


すこし古いですが
2001年にエッセイストの木村治美さんが
書いている文章に共感しています。

※※

私は個性重視がいわれるたびに、子どもの中には
かならずや自分に絶望し、
挫折感を抱くものがいるに違いないことを心配した。

いくらその人なりの特性といわれても、やはりなにかにつけ、
優劣がないはずがない。

※※
提言2.木村治美「家庭教育の重視」より
(西沢潤一編著「新教育基本法6つの提言」小学館文庫2001年)


木村さんは
個性教育で行き過ぎた他人との差別化競争で子どもたちが
自信喪失に陥っている現状を戒めてます。


『子どもたちが自分に自信をもてる教育』が大切という考えです。

そのためには、たとえばボランティア活動などで得られる

・自分を必要としている人に出会うこと。
・自分が誰かの役にたつことを感じる喜び

が大切なのではないかと主張していました。


◆◆考えるヒント2


他人と競争するのではなくて
他人から必要とされる存在になることで
人は生き生きと輝くことができるようです。




◆◆◆夏に考えよう


生き生きと輝くことができるのは
他人に必要とされればこそ


だから他人の存在なしに自分だけで生きることは難しい。
他人と関わるのが苦手・・という場合には
このことを

すこしだけ考えて欲しいなと思います。



他人と関わる関係性の上で
いかにして自分が他人から求められる存在になれるか?

そのことに心を砕いて生きていくことが
本当の自己成長であり自分磨きではないだろうか?

という自問自答です。
この正解は無数にあります。


生涯にわたって考え続けること自体が
「正解」なのではないかと思いますが
自分なりの納得いく正解を見つけましょう


ではまた。

仕事についてのヒント発見◆塩野七生「日本人へ」リーダー篇◆

2010-08-02 10:37:15 | 日記
こんにちは。

学生さんは長い夏休みの始まりの8月ですね。

これだけ長い休みは
社会人になったらめったに取れませんので
いろんなことにチャレンジしてみてください。


私のチャレンジはブログ更新★
『夏の自由研究』で今月も行きます。


◆仕事についてのヒント


作家の塩野七生さんの近著「日本人へ」(文春新書)
を読んでいたら
興味深い記述に出会いました。


『自尊心と職業の関係』

イギリスの作家、ケン・フォーレットのインタビュー番組を見た
塩野さんは『自尊心と職業』について考えました。

長いですが引用してみます。

※※
「人は誰でも、自分自身への誇りを、自分に課された仕事を果たしていくことで確実にしていく。だから、職を奪うということは、その人から、自尊心を育む可能性さえ奪うことになるのです」(フォーレットのインタビューから)


フリーターは意欲に欠けるという人がいるが、社会的に認められることなくして、どうやって意欲的になれるだろう。

私だって、読まれないとわかれば書く意欲も失せる。
※※
塩野七生「日本人へーリーダー篇ー」(文春新書2010年)


◆まずは認められることこそ


塩野さんは、フォーレットのインタビューを聞くまでは

「職が無くなる」
ということは単に

「生活手段がなくなる」
という認識でいたようです。


『自尊心の喪失』ということが分かった瞬間

古代ローマの為政者が失業問題にどう対処してきたか
ということが本当に理解できたようだ、と書いてます。


職業=生活手段
だから失業者に職を与えれば失業問題が簡単に解決できる。


と単純に割り切ることは
古代からそう簡単にできるものではなかったようですね。


職業によって認められて
働くものの自尊心に満足が得られなければ
結局、仕事が長続きしないということが
古代ローマの為政者から学ぶ

『普遍的な仕事の本質』なのかも知れません。


◆価値観の多様化


『つまることろ、優先すべきは価値観である』(P.ドラッカー)


働くものの自尊心というのは
価値観と言い換えることもできます。

古代ローマでも失業問題はありました。
しかし生活資金の援助だけでは
容易に解決できなかったのは
『自尊心の満足』
をどうするかという事でした。


今は知識社会ということで、古代ローマよりも
無数で多様な仕事があります。

『自尊心=価値観の多様化』
ということで、現代の我々が心の底で悩むのは


自分が役にたつことで認められたい。
でも、その仕事がいったい何なのか?

なのではないかなと思っています。


◆本質を見極めて就労対策を


サービス業や飲食風俗業など、いつでも求人募集があるのに
多くの人がその方向に行かないのは

収入が少ない
肉体的にきつい

という表面的な理由の裏に
『価値観として自分がそのような仕事で認められたくはない』
とする21世紀の価値観の衝動も関係していると思っています。


職業に貴賎はありませんので差別はしないでね。


仕事に誇りを持たせる、または持てるような仕事を
求職者の個々の価値観に対応させていくことが

時間がかかっても、一番確実な失業対策のポイントなのだと
思っています。


◆私の論考から◆


1)
いろんな職業選択がありますので、まずはどんな仕事でも
調べてみて、冷静に、客観的に
自分の価値観と会うか会わないか調べてみるのも手です。


2)
いろんな職業選択がありますので、一番いいかなと思うのは
『自分の譲れない価値観』から仕事を選択することですよね。


3)
そうなると『自分の譲れない価値観』をどう形成していくか
というのが大切になります。


4)
これは「最初から完成されたもの」というよりは社会経験で
仕事をいろいろ経験をしていくうちに

「だんだん分かってくるもの」

『最初の仕事はくじ引きである』(P.ドラッカー)



インターンシップの事前課題レポート
『仕事について考えていること』なんてのがあれば
下書きで自由にコピペしてください。
★★
評価については保障しません。

ではまた。