フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

magic in mundane

2019-12-20 09:12:07 | Weblog

土佐山田の美術館で古布を使った押絵の「伊与木潤子展」を見た。昭和の時を駆け抜ける創作押絵の世界というのだけどその表現力に圧倒されました。さりげない日常の中の魔法とでも言うのでしょうかね見ているとその世界に引っ張り込まれそうになる。まさにパラレルワールドの入り口に立ってるような気がした。古布で一体一体人形を作って押し付ける押絵。気の遠くなりそうな作業の末に広がる世界。長寿手帳を提示したら260円でこの素晴らしい世界が体験できるんだよ。高知に生まれてよかったと思った。それがさ、作品を見てたら後ろでおばちゃんたちが驚嘆の声を上げて騒がしいの。その騒がしさが作品とリエゾンしてヘンな一体感が生まれてこの時ばかりはオバちゃん様様だったね。人はどんな人でもどこかで誰かの役に立つとマタイ伝に書かれているかどうかは知らないがオバちゃんがどっと来てくれててよかった。22日までだって。見た方がいいと思うよ。

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millennium actress

2019-12-19 10:35:35 | Weblog

今敏さんのアニメ「千年女優」がフランスの映画館に戻って来たとのニュースが話題。今敏さんは2010に亡くなっているんだけど46歳という若さで。フイルムを4本残しているのかな。この「千年女優」は2002年に日本で公開されたんだって。おいら知らなかったなぁ。いま、u-tubeなんかでちょっと見ると俺たちがリアルターゲットみたい。懐かしさと新鮮さが混在してどちらの世界にも住んでいけるような境界がないっていうか不思議な世界。まさにアニメが大人の芸術となったような感じで存在していた。多分、当時話題になったんだろうがオレは仕事にかまけて余裕がなかったんだね。文化的なアンテナがなかったんだろう。つまらなく生きていたんだろう。それでもこうやって「めぐり合わせ」っていうものがあるから人生ラビリンスだね。

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sexy outfit

2019-12-18 09:10:34 | Weblog

Suzi Quatroのjump suitの話がイギリスの新聞に出ててフムフムと読んでみた。スージークアトロって僕らと同い年のアメリカのロック歌手でさ女性ロッカーの草分け的存在なんだよ。若い時はカッコよくてさ。あのジャンプスーツ、かなりセクシーだったよね。今も現役でさ、たまにはジャンプスーツも着るんだろうけど誰もがそうであるように若い時みたいにはいかないわさ。顔も体も1.5倍くらい伸びてるんだもの。最近になって彼女が若い時のジャンプスーツの写真を手元に取り戻してみてはじめて「この衣装、セクシーだったんだね」と気づいたんだって。彼女はエルヴィスの大ファンだったからデビューの時「衣装はどうする?」って聞かれた時「皮が着たい」って言ったんだって。そしたら「古臭い」って一蹴されたんだって。それでもエルヴィス命だから皮、レザーって言い張ったら「皮のつなぎはどうだい?」ってことになってジャンプスーツに決まったんだって。当時はセクシーも何も考えてなかったんだよね。エルヴィスに似た格好がしたかったんだって。それに若さと可愛らしさとロックが絡まって「カッコいい」ということになっていったんだ。イメージって作るもんじゃなくて作られていくもんだね、やってる本人は自分の好きなことをやってるだけで全然意識してなかったっていうから。スージークアトロ、僕らの時代には煌く人が多かったなぁ。

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I will return

2019-12-16 09:03:15 | Weblog

Alina Zagitovaが引退するってニュースが席巻したとき17歳で引退?って思ったものさ。そしたら身長が7㎝も伸びてとか4回転がとべないとかロシアの若手の台頭とかまことしやかにその事情がマスコミから流れてきて、これには騙されたね。ザギトワのインスタグラムで確認すると休止・引退はしないって。なんなんだこの大騒動。何だ、マスコミは裏を取った情報じゃなかったのか。正確じゃないけどそのようなニュアンスをロシアのテレビで彼女が語ったとか。それで勝手に引退騒動になっただけだって。良かった、まだまだみられるんだ彼女のfigure skating。彼女のインスタグラムにはI will return.Iam not planning either to stop or retire.と書いてある。ザギトワ、メドベージェワでまだまだ頑張ってもらいたいからね。爺さんは。他のロシアの子の名前覚えられないだけだけど。

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ひょんと死ぬるや

2019-12-15 09:57:44 | Weblog

骨のうたう           竹内浩三

戦死やあわれ 兵隊の死ぬるやあわれ

遠い他国で ひょんと死ぬるや

だまって 誰もいないところで ひょんと死ぬるや

ふるさとの風や こいびとの眼や ひょんと消ゆるや

国のため 大君のため 死んでしまうや

その心や

 

フィリピンのルソン島で戦死した若き詩人、竹内浩三。遺骨もなく2冊の詩集を残した。が3冊目がまだ発見されないままフィリッピンに残されているかもしれないとその詩集を探しにフィリピンに渡るという物語、宮内悠介さんの「遠い他国でひょんと死ぬるや」で竹内浩三を知った。いいね、ひょんと死ぬるやって表現。気負いもなく淡々としていて心に響く。戦争は若い命や才能をすべて奪いつくすんだね。もったいないというか勝利をしたとして何をもたらしてくれたのでしょうね、彼ら以上のものはもたらしてはくれなかっただろうに。

 

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Don't let anyone dim

2019-12-14 09:27:35 | Weblog

トランプにアスペルガー症候群をからかわれたスウエーデンの女の子の気候活動家グレタ・トウェンベリにMichelle Obamaがトランプのツイッター後に送ったメッセージがDon't let anyone dim your light誰もあなたの光を暗くさせてはいけません。たくさんの人々があなたを応援してるわ。You have so much to offer us all.とサポート。オバマとトランプ、えらい違いやなぁ。年寄りにはもはや緊急性はないけれどスペインが砂漠化してるとかキリバスやツバルが海に沈むとか北極が凍らないからヘラジカが海に落ちて大変とか温暖化は猶予ならざるところに来てるんだけどまだ経済がとか言っているのかな。本当は年寄りが未来の為に片をつけてあげないといけないんだろうけど身近な問題と認識してる年寄りのリーダーは少ないからなぁ。あの女の子が目の色変えて訴えているのはまさに緊急性なんだけどね。でもミシェールオバマがサポートについたということは少しは変わるかもしれないと期待はしている。自分としては地球はpoint of no returnのスイッチが入ったと感じていてもう遅いんじゃないかと滅亡への道を予測してるんだけどgeoengineeringの研究も進むだろうからそこら辺が未来の鍵じゃないかと思ってる。とりあえずは爺さん婆さんが孫子の為に何をすべきかを喫緊に考え行動しなくてはいけないね。アフリカから飢えた難民がヨーロッパに、南米から飢えた難民がニューヨークへ、中国から飢えた難民が東京へ押し寄せてきたら対処できますか。気候変動とは民族変動でもあるのだから。というグレタの灯火は消すわけにはいかないね。誰もね。

 

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exit poll

2019-12-13 08:44:21 | Weblog

イギリスの選挙、保守党が圧勝。出口調査の結果だけど。ボリスジョンソンが圧勝と言ったらいいのかな。労働党のコービンはショボクレていたからなぁ。というよりBrexitの論議にウンザリしてたんだと思う。3年も引っ張ったからね。ここらが潮時だと国民が飽きていたんだと思う。自由は土佐の山間より出ず。じゃなくてロンドンのというかイギリスの町から出ず。かな。とにかく来年1月末にはEU離脱だ。さてそれからどうする?という問題は山積みだけどイギリスのやり方次第でEU離脱の国が出てくるかもしれないからEUもそうは問屋が卸さないとタガを締めなおすだろうね。前途は多難だよ。労働党は党首を代えて出直しだね。もっとはっきりした奴じゃないとナニ言ってるか分からんからなぁ。できればメイの時に勝たせてあげたかったなぁ。あの腰砕けのキャメロンの尻を拭ってEU離脱の交渉に着いたのはメイだものなぁ。そのメイ足を引っ張っての選挙に負けさせメイに代わって首相の座に就いたのがボリスであってメイの離脱案の修正のようなもので「離脱実行」だけを前面に出し勝利したという皮肉。さてさて、突破口が開いたイギリス来年はどうなるんでしょうね。日本は来年はオリンピックに浮かれているからイギリスにはそんなに注目しないと思うけど。お互い頑張るしかないよね。

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hibernating

2019-12-12 08:48:06 | Weblog

まだ寝てたら蚊が耳元でブーン。12月の中旬なのにね。越冬するつもりなのかな?暖かい冬ってのも困りもんだね。冬は冬らしくしてもらわないと。それで今年はシベリアのクマたちが冬眠しないで越冬するらしいってニュースがロシアの新聞に出てた。クマだけが暖かい冬じゃないから周りも動いていて餌には困らないんだろう。ところがロシアの北極の町には海が凍らないものだからエサのアザラシが獲れないと食い物を求めてシロクマの大群が押し寄せてきたって。そこでシロクマたちの侵略を防ごうと軍隊が出動したっていうから冬が異常に暖かいのは大変なんだね。シロクマは絶滅危惧種だから撃ってはいけないというロシアの法律のおかげで殺されずにすんでいるのはよかったが野性にむやみに餌をやるわけにはいかず困ってるとのこと。そのロシアのclimate policyが世界最悪っていうんだから軍隊出すくらいならもっと他に政治的解決法があるだろうに。スウェーデンの女の子が聞いたら何て言うんでしょうね。クマには冬はちゃんと冬眠してもらわないとあぶなかしくて冬山にもいけないよ。いよいよもって気候変動は身近な問題になって来たね。年寄りは昨今では買い物難民か気候難民だね。これで一人で生きて行けといわれてもなぁ。その内、医療難民にもなるかも。こんな世の中に誰がしたんだろう。少なくとも昭和にはなかったんだけどなぁ。

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reindeer

2019-12-11 09:17:10 | Weblog

Banksyのトナカイ、あのバーミンガムのホームレスの横の壁に描いたトナカイ2頭。傑作だね。ベンチにホームレスがやって来て荷物を載せて寝っ転がるとまるでサンタがトナカイの橇に乗ってやって来たみたい。バーミンガムの街にクリスマスプレゼントだと評判。何だか心温まるね。絵の本質じゃないかな。ステンシルだからさっと描いてさっといなくなったんでしょうね。それともずっと描いていたんでしょうかね。ホームレスの地区だから何をしていても気に留めることはなかったんでしょうかね。そこをBanksyは狙ったのかな。誰にも邪魔されずノビノビと描けるという環境を。ともあれ最高に楽しい絵をありがとう。あのベンチに寝転がっていたホームレスのおっさん、トナカイのおかげでチョコレートや飲み物や食べ物の差し入れがあったってね。これも心温まる話だね。アートは偉大だ。

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volcano

2019-12-10 09:17:28 | Weblog

ニュージーランドの北部ホワイトアイランドで9日に火山が噴火。死者5人行くへ不明8人というニュースがイギリスの新聞に載ってた。(・_・D フムフムと読んでみると情報は錯綜してるが現在31人が病院に担ぎ込まれてそのうち3人は退院したとか。観光客が巻き込まれたらしい。例によってここにも中国の観光客。なんでも何の警告もでてない山で突然の噴火だったらしい。何故警告がなかったのかは火山の動きに対しては予測が困難とのこと。なぜならマグマで噴火するのではなく水蒸気で噴火が起こるからだって。マグマならある程度の予測はできるけど水蒸気は無理なんだって。当時人気の観光スポットだから観光客も大勢いたんでしょうね。噴火の時のvideoを見ましたがno no no-noの字幕だけであとは黙々と上がる噴煙でした。小さな岩なんかもどんどん飛んで来たんでしょうね映像ではわかりませんが。いよいよ地球も先祖返りかと思いました。人間の行いに加味が怒りの鉄槌を下したかのようです。気候異変、地殻異変すべての異変の原因が人間だとしたらまだ人間として解決できる術もあるものだと思われますがこの異変が神の領域まで達しているとすれば為す術はありませんね。それでも人事を尽くして天命を待つのが人間でしょう。とブツブツ言いながら昨日畑に玉ねぎの苗を植えました。以下に異変が起ころうとも食糧確保は大事ですからね。ニュージーランドの次はいつも日本ですから日本の火山も心配ですね。何事もなければよいのですが。

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