SEXTUS barbaroi-gambado 照深坊さんの遊行記録

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第一のバルドゥ

2015-01-29 | 第二次フランス革命
瞬きも終えぬ時間を要してきた通りの経験を復して白い霧の中で意識が薄れゆく、自らの身体が砂粒の様に小さく感じられあたりは薄暗く暮れゆく。

生きが詰まる様な気がするが無論呼吸はしていない、堪えきれぬと思い至る刹那自らの身体がグレンと返る様に一変する。

今まで居た世界が砂粒の様に感じられ自らの身体が等身大に感じられる、薄明るい現世の世界の光が水中から水面を見るように迫ってくるだろう。

なんじ ネウス神父は現世に戻って来た。あなたのアパートの中にだ。

しかし誰か先客がいるようだ、あなたがいつもパソコンを扱う机にうつ伏せに眠る男性が見えるだろう。

あなたは回り込みその輩を覗きこむ、生命の息吹ルンが流れでた身体は何にも反応していない。いつか道端で見た犬の死骸の様に精気を失い倒れこんで居る自らの姿を認識してしまった。

「ああ、私は死んでしまった」少しづつ寂しさがこみ上げて来る。

なんじ ネウス神父は死に向かう準備がなかったのでその衝撃で3日半の間失神していたのだ。


ネウス神父 「ヨウグルトは植物性だから米焼酎と混ぜるとどぶろくみたいになって健康に良い、とか勝手に思い込んで…。」  
      「気づかぬ内にアル中の一歩手前まで行ってたもんな」

      「って、本当に死んだんかい?」


事は急を要するここから離れよ、ヤシがやってくる、あの「なんじはしんだ」と言うあいつだ。

ドアは開かない少しだけ開いた窓から外にでよ、あなたの行動にはもう身体は要しない自らの思うように移動出来るはずだ。

外には出たが道端であなたは立ち止まりアパートに振り向く、そうだあなたの身体はアパートにありあなたの意識はここにある。


ネウス神父 「どこに行けと言うんだ」


バルドゥは死んだ途端に始まる、しかし、なんじ ネウス神父は3日半の間失神していたその間のバルドゥが怒涛の様に押し寄せて来るだろう。

チョット歩けばその昔「征西府」の居所だった遺跡がある、今は公園になっているが遊具があるにも子供たちは遊ばない場所だ。

鬼門には寺院を配しバルドゥを過ごすには最適だろう、同じ敷地内に消防団の小屋もある。

重要な事だ 「人に頼ろうと思ってはならない」「自らでバルドゥを見るのだ」

猫も犬もダメだ。


『諸仏・諸菩薩による守護を祈願する文』

完結

 これらの教えはオーギェンのラマであるパドマサムバブァが作られ ツォギェルが心に留め 経となし 後世に残された 後に聖山ガムポリより導かれしカルマリンパが現代に伝えられた

己の死の間際、または一切の行いの時であっても諸仏諸菩薩に帰依し慈悲を求める時の作法

三宝への供物の品を整え心の持つ供物を捧げ手に香を得本来をえた己の心の声で通読する

 十方から来られるもろもろの佛もろもろの菩薩に帰依いたします 大きな慈悲の心をお持ちで全ての知恵を備えられ全てを見渡す力を持たれやさしく一切の私どもをお守りくださる方々へ帰依いたします

慈悲のお力でこの場所を由とし整えた品と本来を作る供物をお納めくださいあなた方の不可思議なるお力を私達にお貸しください
大きな慈悲の心で一切の私どもをお守りください 忘れさせようとする暗く大きな輪廻からお守りください 持ち去ろうとする大な輪廻の風を和らげてください 脅し恐れさせようとする閻魔王にご助言ください くじけさせようとする輪廻の時間に耐えられる能力をお貸しください

大きな慈悲の心を惜しみなく私どもにお与えください 今がそれを必要としているのです

私どもはみじめで悲しいあの三つの世界を見たくないのです かねてよりの誓いをいま思い出してください 私ども一切の者たちに不可思議の力をお貸しください

十方から来られるもろもろの佛もろもろの菩薩に帰依いたします 私ども一切の者達に慈悲の心が由とする方向へ導いてください一切の者たちを悪いとされる業から離してください 

悟りを開かれた方々 悟りへの教え 至高の教えを守られる和尚 に帰依いたします 私ども一切の者たちを教えから逸らそうとする輪廻の力を遠ざけるようにお導きください

この様に本来の己を得た一切の者たちで 同時に 三遍或いは由を得るまで 唱えられるべきである


諸仏・諸菩薩にすがるのが本当のようだよ ネウス神父


ネウス神父 「俺は一応 マニ教の神父 と言う事になってたけどまあいいかw」


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