たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

平凡な空手っ子の高校生活

2008-05-23 20:48:39 | 空手
武道の心で日常を生きる―「身体脳」を鍛えて、肚を据える
宇城 憲治
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我が小屋で空手を始めた理由。
その頃の初心に気付かせてくれた,
もう一つの要因は・・・・・・


一度も全国や関東に進めなかった長男【たね】です。

彼が「将来のために大学進学」を考えて入学したN高校。
考えた末に結局,
彼は空手部に入りました。

空手部自体は県内では中堅程度の強さですが,
それでも,
練習は厳しいようです。

進学クラスなので,
学業成績も落とすわけにはいきません。
文武両道はかなり大変です。


そんな彼が,
「今,空手がすごく楽しいよ!」
と生き生きしています。

これまでの経験がかなり生かせるようで,
先輩にも,
「試合に向けて調整したいから,
 組手の相手をしてくれ。」
と言われるそうです。

顧問の先生にまで,
「大切な最後の試合の前だから,
 3年生の相手をしてやってくれ。」
と勧められて喜んでいました。

彼が練習相手をさせて頂いていた先輩が,
先日,インターハイ出場を決めたそうです。
【たね】は自分のことのように自慢していました。



最初から,
「基本はできているのだから,
 もう,上級生に混じって良いよ。」
とも言われているようです。

それでも本人は,
「基本が大事だから」
と,要請がない限りは,
初心者と一緒に1年生メニューを重ねているようです。



「お父さんに叱られるから」と
こなし続けてきた練習,
そして空手道。
今では自分から夢中になって,
楽しみながら進んでいます。


だから,
「我が小屋では,
 栄冠を得るために空手を始めたのではない。」
と思い出しました。
「空手の道は,
 我が小屋の子ども達の将来の夢につながっている訳ではない。
 それでも空手を始めさせたのは,
 そこから色々なことを学んで欲しいから。」
という親の初心。

そして,
続けてきた今,
強く感じることは,
「子ども達にとっての栄冠は,
 そんなに大きなものでなくても良い。
 大きすぎると重たくなる。
 空手を通して心身の成長を感じることこそが,
 その子にとっての栄冠なのだ」
と・・・・・・。


これからは,
もっと褒めてあげることにしましょう♪
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