先日の日記 で扱った別府市職員の公金着服事件について、
その続報が今朝の大分合同新聞にあった。
別府市が、懲戒免職の刑事事件について
これからは氏名を公表し、告発するとの方針転換を示したそうだ。
先の公金着服事件は３年間にも渡り４０００回近くも横領を繰り返した
悪質な事例にもかかわらず、横領した１４６万円の全額を返済したとして、
懲戒免職だけで済ませ、告訴もせず“無罪放免”にした。
当然のように市民から多くの疑問の声が寄せられたとのことだ。
疑問に思ったのは・・たろすけだけではなかったのだ。
しかし、方針転換を示したものの、今回の公金横領の事件については、
さかのぼって氏名公表も告発もしないのだという・・。
無罪放免にかわりないのだ。つまり“滑り込みセーフ”というわけだ。
その“不良公務員”をどうしてそんなにかばう必要があるのですか？
別府市長さんよ、“厳正に対処する原則をうたうこにした。・・一日も早く
信頼を回復できるよう全力を尽くす”・・というのが本心であれば、
どうして“今”、それができないのでしょうか？
刑事事件で告訴出来るハズの犯罪者を、
市長の権限で無罪放免にしたその絶大な力、こういう事例に毅然と行使してこそ、
“信頼を回復できるよう全力を尽くしている”という公正な姿勢を
市民の前に明白に示していることになるのではありませんか？
●参考：関連する日記です
◎別府市長 浜田 博 殿 返せばそれでいいのですか？ 2009年08月18日
◎税金ドロボー組織・農水省 2009年07月17日
◎野田聖子議員、返せばそれでいいのですか？ 2008年10月17日
◎無責任な公務員はクビが当然では？ 2006年08月06日
◎熊本国税局、福島賢一国税広報広聴室長殿 2007年05月15日
◎あくまでも身内に甘い大分県の処分にナサケナイ思い 2006年09月21日
◎長年にわたって甘やかされ続けた本職を忘れた公務員 2006年09月09日
◎なぜこれが犯罪にならないのですか！ 2006年08月04日
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別府市は恥ずかしい。
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＜ 平成２１年０８月２１日 送信分 ＞
To: a11050@pref.oita.lg.jp
Subject: 長崎県雲仙市は刑事告訴しますよ！
Date: Fri, 21 Aug 2009 19:29:39 +0900
大分県知事 広瀬勝貞 殿
別府市長 浜田 博 殿
毎度お世話様です。
公金着服事件及び市職員の懲戒処分について
長崎県雲仙市において同類の事件が本日発覚いたしましたが、
雲仙市においては下記のように詳細な事件内容および
氏名・年齢をも公表しており、また刑事告訴も行うとしております。
これが正当な処分の仕方ではないでしょうか？
別府市とは大きな隔たりがありますが、別府市は雲仙市と比べると
あまりにも軽過ぎはしませんか？ 身内かばい意識が強すぎませんか？
これでは別府市民や大分県民の了解を得られません。
雲仙市の場合被害額は、７６２，４００円です。 一方別府市はその倍額の
１４５万円です。 雲仙市は７６万円ですが、下記のようなしっかりとした
情報を市民に公表しております。 しかし別府市はその倍額でありながら
通り一遍の情報しか公開しておらずお詫びの内容もありふれております。
雲仙市の例をもっと見習って再度詳細な情報（氏名・年齢公表）公開および
真摯なお詫び、それに刑事告訴をすべきではないでしょうか。
また、私の先日の問い合わせおよび指摘（刑事告訴すべき）に対して
すでに別府市役所ホームページにて発表されているのを再度そのまま
回答としていただいても何の役にも立ちません。 まったく能がありません。
刑事告訴すべきという要求に対しそれでは回答になっていないのです。
別府市はもっと勉強すべきです。 このままでは恥ずかしいです。
草々
森山芳弘
ご参考まで
（もっと見習って下さい）
雲仙市職員の懲戒処分について（8月21日）（PDF ファイル:19.3KB）
平成２１年８月２１日
報 道 機 関 各 位
雲仙市総務部 人事課
雲仙市職員の懲戒処分について
標記につきまして下記のとおりお知らせいたします。
記
１．免職処分（所属名、職名、氏名、年齢、性別）
総務部人事課付（当時：市民生活部税務課）参事補 酒井義徳 ５０歳 男性
２．管理監督責任による戒告処分（所属名、職名、年齢、性別）
・市民生活部 税務課 参事監兼課長 ５６歳 男性（H１９～２０担当課長）
・市民生活部 収納推進課 参事監兼課長 ５８歳 男性（H２０担当参事監）
・教育委員会 生涯学習課 課長 ５６歳 男性（H１７～１８担当課長）
その他に訓告処分４名、口頭注意１名
３．処分に至った事案の概要
借金返済や生活費に充てるため、合併前の平成１６年１２月頃から平成２１年３月まで
の間、市税徴収員として臨戸徴収をした税をすぐに会計課へ納付せず、最長１４箇月後に
納入するなど私的に流用したり、納入せずにそのまま着服していることが判明したことに
より懲戒免職処分としたものです。
領収書により判明した市税の横領額は納税者３世帯分で、徴収した際に発行している領
収日と市の収納日に著しく差があるものが２７４，９００円、徴収した後収納されていな
いものが４８７，５００円の合計７６２，４００円が判明しております。
４．処分年月日：平成２１年８月２１日
雲仙市職員の懲戒処分について
雲仙市職員が、借金返済や生活費に充てるために合併前の平成１６年１２月
頃から平成２１年３月までの間、市税徴収員として臨戸徴収をした際に、領収
した税をすぐに会計課へ納付せず、最長１４箇月後に納入するなど私的に流用
したり、領収した税を納入せずにそのまま着服していることが判明したことに
より、本日８月２１日付で懲戒免職処分としました。
本件につきましては関係書類等とりまとめ次第、
刑事告訴を行うとしたところでございます。
また、今回は公金の中でも税であることを重く受け止めており、市長及び市
民生活部担当副市長の１０月の給料を１０％減額するため関係する条例の整
備を命じたところでございます。
このような事態が発生したことは、市民の皆様の行政に対する信頼を裏切る
行為であり極めて遺憾であります。今後こういうことのないよう徹底した綱紀
粛正と再発防止を図ってまいります。
平成２１年８月２１日
雲仙市長 奥村 愼太郎
以上
別府市の処置に森山さんも疑問に感じたお一人だったのですね。
具体的な事例を挙げての書き込みありがとうございました。
いろいろと諸事情に詳しいようですね。
たろすけはたまたま新聞記事を読んで疑問に感じたことを書かせてもらいました。
一応、別府市としては方針転換する模様ですが
雲仙市の対応に比べるまでもなく“甘い”と言わざるをえないですね。
書き込みありがとうございました。m(_ _)m
◎2009年08月18日の日記、“市長 浜田 博 殿 返せばそれでいいのですか？”に、
同内容のコメントをいただいていますが、同内容なので
このコメントにてお返事とさせていただきました。
世界的な国際観光都市温泉街として
別府市は恥ずかしい。
それに比べて雲仙市は潔い。
別府市浜田市長は頭っから対応を誤った。
サイレントマジョリティの神経を逆撫でしました。 民主党の政権になったら、更に別府市、別府市民、大分県民は他の自治体から笑われ続けます。
その原因を作ったのは、さて誰でしょうか？
もうこうなると連帯責任です。 誰も別府市地域内でこの浜田市長の稚拙な対応を差し止める、諫言する有識者がいなかったのです。 その程度の民度の低い別府市民というレッテルを他から貼られても仕方ないということになるのです。
民主党政権になってもこのままの別府市でさて
よろしいのでしょうか？？？ 別府市民は
笑われ続けてよろしいのでしょうか？？？
ズバリ、たろすけは思います。それは・・・
“別府市側の弱みを握られているため甘い処分にせざるを得ない”
・・のではないでしょうか？
雲仙市が出来て別府市に出来ないハズがないではありませんか？
それとも、お互い叩けば埃の出る立場、ここはお互い馴れ合いで
甘い処分にせざるを得ないのではないでしょうか？
いずれにせよ“部外者”のたろすけがココでイロイロ言ったところで
犬の遠吠えにしか受け取らないのではありませんか？
だから、お詫び文のＰＤＦを送りつけてきたのではないでしょうか。
市長の政治生命を握る肝心の別府市民が、文句を言わないのですから
ココは、嵐が過ぎ去りホトボリが覚めるのを待っているのだと思います。
もしこれが一般市民だったら、たろえそれが本当にウッカリミスであっても認められないでしょうナ・・。
公用車を管理する担当職員の怠慢に他ならない。
民間会社でこんなことがあれば、担当者は容赦されることはないでしょう。