tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

10月早朝坐禅会に参加。

2023年10月15日 | 坐禅会

雨天の朝になり、自宅出立の5時40分はまだうす暗い、

禅堂内の室内灯が赤あかと見える。

 

 

少し到着が早やかったせいか、どなたも居ない?、

6時の梵鐘が始まる、午前6時でしょう、

しばらくして正しく聞こえないが、老師の読経と「検単」が始まる、

真後ろに立たれると一瞬の緊張が走る。

小鐘3つでスタート。

 

「打つ鐘も打たれる鐘ももろともに」露の事、禅のごとく各のごとし

「あると思うと消えてなくなり、無いと思うとまた響く」梵鐘一つ聞いても

それが自分で有るという一体感が大切。

花は咲き、そして散る、また芽吹く、その命の循環、

それが私達の命の循環でもあるのです。

「坐禅」は難しい事をするのではありません、ここに座っているのがその私なのです。

老師のお話は続く中で、屋外は野鳥の声、虫の声も一切聞こえず、

ただただ雨音だけの世界なっていました。

 

初参禅の人もいらっしゃるので、肩の力を抜いて楽に座って下さい、

目はすべからず開くべし、両手の平に結んだ中に、個々の呼吸、思いを包む、

その時に大切なことは、宇宙に流れる空気、「気」をつかむのです。

ここの呼吸をしっかりつかもうとする「命の風」。

(命の風について、病身の子供の頃聞いた想い出を重ねられた)

生とは死であり死とは生である、両者は一体、それらはみんなの個性の中にある。

坐禅をするのはお釈迦様が見つけた「命の風」の届く道です。

それを今体験しているのです、

「命のかぜ」ということからを飛躍したが、

その教えを享受して坐禅を味わってください。
小鐘1つで終了。

今朝は、いつもと少し変わった座中のお話、

しっかりの40分(1炷)となりました。

 

初参加の4名は永平寺町在の芸術家とか、

ご住職ご縁の都会の人達でした。


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