10年前、あつらえて作ってもらったワラ畳床に熊本産の畳表(特上品クラス)を付け、新畳に入れ替えた部屋の畳です。
前回はまだまだ綺麗でしたので他の3部屋だけを施工し、今回は全ての部屋をという事で入れ替えた間付き2部屋(14畳)は裏返し工事となりました。
やはり良い畳表は違います、綺麗な退色、良い艶です!
裏返し工事を勘違いされているお客様が偶にいらっしゃいますが、敷いてある畳を持ち上げてひっくり返して裏面を使う訳ではありません。
畳の裏は使える訳でなく、そのまま裏面なのです。
まずは、畳表を縫い付けてある糸を切り解き、畳縁も剥がします
品物により3~5年で裏返しを考えた方が良いのですが、良い品物ほど綺麗で長持ちしますのでコチラの品物、10年経ってもこの綺麗さです!!
注)良い品物を付けても部屋の環境や使い方、普段の手入れにより綺麗にならない場合もあります
10年経過した畳表とは思えないほどの綺麗さ、まさに銀白色です!!
畳表を裏返し、畳床に縫い付け、新しい畳縁を縫い付け、裏返し工事の完成です!
今回の畳は自分でも驚くほど綺麗になりました。
やはり、良い物は違うと実感した裏返し工事のお話しでした。
畳替えを考える際にはまずは予算や部屋の使い方で品物を選ぶ事になりますが、もし少しでも余裕があるなら、なるべく良い品を選ぶのがお得です。
長い目で見た場合、良い品物ほど長く綺麗に使えますので、その時に高額になったとしても年数で考えれば安くなります。
また、耐久性の劣る中国産を選ぶよりも、しっかりした国産の畳表を選びましょう!
品物の違いはお近くの畳屋さんにぜひ聞いてみてください!
地元に根付いた畳店であれば、必ず色々教えてくれると思います。
値段だけでは中々違いが分かりませんが、品物を見れば畳ほど判り易い物はありません!
お部屋の畳、どういった品物が使われているか分かりますか?
その畳、気に入っていますでしょうか?
我々畳職人は国産畳で気持ち良く快適に過ごし、やっぱり畳は良いなぁと感じて欲しいといつも思っています!!
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畳刺 父ちゃん
畳刺 父ちゃん
福島畳店
高橋畳店 三代目
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