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〖御曹司の並ぶ店〗1巻感想。御曹司を拾ったら芋づる式で御曹司が大集合

宇佐美真紀著〖御曹司の並ぶ店〗1巻あらすじ・ネタバレ感想。
天上人の御曹司を拾っちゃったら芋づる式で御曹司が大集合!
登場人物がだいたい笑顔で読んでて明るい気分になれる漫画。

〖御曹司の並ぶ店〗1巻

The small restaurant lined with son of a noble
『御曹司の並ぶ店』1巻 著者:宇佐美真紀 tataraworks
■著者:宇佐美真紀
■カバーデザイン:川谷デザイン
■発行:株式会社小学館
■発売日:2021年11月26日



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〖御曹司の並ぶ店〗1巻あらすじ・ネタバレ感想




〖御曹司の並ぶ店〗1巻登場人物 

●及川 園(おいかわ・その) 19歳
 仕事と住むところをいっぺんに失う
 父が営む小料理屋[その]に身を寄せる

●一条 護(いちじょう・まもる) 25歳
 一条ホテルグループの御曹司・取締役
 [その]の店先で空腹でへばっていた

<御曹司のみなさん>
●雨宮 善(あまみや・ぜん)
 護の幼なじみ
 大手スーパー[レイン]の御曹司
●御厨幸士郎(みくりや・こうしろう)
 京都の老舗呉服屋[みくりや]御曹司
●ケイン
 テーマパーク[ロジックワンダーランド]の御曹司
●早乙女莉音(さおとめ・りおん)
 早乙女財閥一族のちびっ子で小学生

●莉音のじいや

<園の関係者>
●津田和夫(つだ・かずお)
 園の父で小料理屋[その]の店主
 行き場がない護に寝床を世話する
 代わりに園を職場復帰させるよう頼む
●加恋(かれん)
 魚屋[魚壱(うおいち)]の娘
●加恋の兄

<そのほか>
●一条 修(いちじょう・おさむ)
 1巻は名前だけ出てきた
 一条ホテルグループ経営者
 護のカード、スマホ、ルームキーを停止
●護の秘書
●山田
 丸球(まるきゅう)百貨店外商担当



〖御曹司の並ぶ店〗1巻あらすじ 

仲居の及川園は、不埒な真似を働こうとしたお客を一本背負いで投げ飛ばす。
その客は常連でお金持ちだった為、園は仲居を辞め寮も出て行くことになる。
それから半年。
園は、両親が離婚してから長らく会っていなかった父親が営む小料理屋「その」で世話になっていた。
ある晩、暖簾を外そうと外に出た園は、店先で座り込んでいる青年を見つける。
それは、園がクビになった旅館の本社の御曹司・一条護だった。


護は父親と喧嘩してしまいカードもスマホもルームキーも止められ一文無しで外に放り出された状態だった。
園の父・津田和夫は、娘を職場復帰させることを条件に護の寝床の世話をする。
護は、風呂・トイレ共同のレトロすぎる部屋もまかない付きで[その]の手伝いをすることも大喜びで受け入れる。


ところが、やっぱり御曹司は御曹司。
護はビールケースひとつ運べなければ、お米は洗剤を入れて洗ってしまう。
[その]で働くうちに自分は何もできないと思い知る護だったが、自分にできることで園たちに恩返しをしようと人脈を活かして客引きを始めた。
集まってくるのは御曹司ばかりで店は大賑わい。


その晩、護のスマホが通じるようになる。
護は園に四国の旅館を紹介しようとするが、園は本心では父のそばで小料理屋の仕事をしたいと思っていて……。


翌日、護は元いた世界へ戻っていく。
が、一日も経たず[その]に舞い戻り
「僕 ここに住むことにしました!」
と、明るく宣言した。
『御曹司の並ぶ店』1巻 著者:宇佐美真紀 tataraworks



〖御曹司の並ぶ店〗1巻ネタバレ感想 

宇佐美真紀先生の初社会人漫画。
御曹司の護は本当に育ちが良くて偉ぶったところは一つもなく、失敗は素直に受けとめ反省する。
随分と可愛らしい人だ。
園は、ほんまに19歳かと思うほど言葉づかいから態度からシッカリしすぎてる。
世間は若い女の子に愛想の良さを求めるから、園みたいな堅い頑張り屋タイプは味方になってくれる人が少ないと思う。
だからクビだったんだろうな。


御曹司の護だが意外にも柔軟な考えの持ち主で、風呂・トイレ共同のかなりボロい部屋も、[その]の手伝いをすることも大喜びで受け入れる。
銭湯へ行くことも百均で買い物することも楽しくてたまらない様子。
園じゃなくても護を見ていると可愛らしいなぁとぽわぽわする。


この漫画、園は少々表情が硬いが護を始めとする御曹司たちはみんな笑顔だ。
何でもすぐに楽しもうとする。
出てくる人がだいたい笑顔だから読んでいる方も顔がニヘッと笑ってしまう。
特に大笑いするようなことはないのだが、1冊読む間ずっとニマニマしていたので頬骨あたりが痛くなってしまった。


園は旅館に勤めていた頃、視察にやって来た護を遠くから見たことがある。
その時は、自分とは住む世界が違う天上人として見ていたが、一緒に住むようになるといつも笑顔で可愛らしくちょっとポンコツな護しか見ていないので天上人としてのイメージは崩壊した。
園の父の和夫は護に面と向かって「ポンコツ」と言っているし、護が金持ちの息子だからと言ってへつらうことは一切ない。
そういうところが護にとって居心地が良かったんだろうな。


でも、護が忘れたスマホを届けに行った園は、会社ではたくさんの人にかしずかれる立場の護の姿を見て気持ちが萎縮してしまう。
園が知っている護は、
「一緒にいるとぽわぽわしてて可愛らしい感じの人だよ?」(82ページ)
だが、会社にいる護はやっぱり天上人でその差が大きい。
園は護にスマホを渡すと食事の約束を断って逃げ帰ってしまう。
旅館で見た時は自分と関わりが無い人だったから天上人だろうが何だろうがどうでも良かった。
一緒に住んでいる今、護の天上人ぶりを見て急に恐れ多く思えたり、知らない人みたいでちょっと心の整理ができなくて逃げちゃったんだろうな。
そういうところはまだ19歳の子供なのだ。


さて、楽しいばかりの1巻だったが、護は何で家を出る必要があるのか、そもそも父親と喧嘩したのは何が原因だったのか描かれていない。
取締役の護は本来車送迎で出勤しているはずだが、小料理屋に転がり込んでからは通勤に車を使っていなさそうだ。
護の家族関係や仕事など細かいことはこれから描かれるのかな?
できれば2巻も登場人物が笑っているストーリーだといいな。
笑顔が多いと幸せな気分になれる。
『御曹司の並ぶ店』1巻 著者:宇佐美真紀 tataraworks

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ありがとうございました(人´∀`*)

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