青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ぶらり北関東

2009年01月27日 21時02分18秒 | 日常

(画像:ちょっと北関東まで)

今月一回土曜日に出勤していたので、今日はその代休日。
最近は週末が平日以上に多忙だったんで、一日寝てる…とかの選択肢もあったんだけど、残り僅かな独身時代を惜しむべく、自分らしくブラブラと出掛ける事にしました。目的地はどうでもよかったんだけど、最近は富士ぶさ撮影と合わせて静岡方面に行く事が多かったんで今日は北関東方面へ。往復450km。関東平野の右半分をぐるっと一周。神奈川→東京→埼玉→群馬→栃木→茨城→千葉と何気に1都6県を完全に制覇しているのね。

ハンドルを握りながら行き先を何となくぼんやりと決め、まずはNACK5の大野清太郎の番組をお供にがっつり2時間かけて都内脱出。さすが平日。つか、この人相変わらず大相撲とレッズの話しかしないのは昔から何にも変わらないな。

R16を超えると東京圏突破の合図。時刻はちょうど北海道を出た寝台特急が上野に向かってラストスパートをかける午前8時半なので、白岡駅付近の陸橋で上りの「カシオペア」を撮影。撮影するのは初めてですが、総2階建ての車両と言うのはアメリカのアムトラックのようだ。E26系客車は平成11年製と新しいので、今のところ一番安泰な寝台特急と言えるんではないでしょうか。

カシオペアの続行で来るのが「北斗星」。あれ?今日はカシオペア色のEF81が牽引して来ました。いつもはローズレッドの北斗星専用機なんですがね。カシガマダブリ。まあこれはこれで珍しいからいっか。BGMをFMから先月買った石川秀美のCDに変えてさらに北上。車内で一人、至福の時間です(笑)。

80年代アイドル歌謡の何がいいかと言えば、いわゆるオーケストレーションと打ち込みの走りみたいなシンセサイザーの融合による「盛りだくさんのメロディライン」であると言う事に最近気づいた。ブラスとストリングスを中心にはっきりくっきりした譜割りの大きい単純なベースライン。間奏はサックスかエレキのソロプレイに、つたない歌唱を補完するバックコーラスがウーだのハァーだのかぶさってとにかくコテコテしているんだよな。文字で表すと、ズンチャカズンチャカしていると言うかw
それに引き替え最近の音楽ってのはラップとかR&Bとか、ちょっと自分にはメロディラインがシンプル過ぎるね。そもそもジャンル的に詩の世界観とかリズムを楽しむものなのかもしれないけどなあ。まあその歌詞(ラップ?)にしてもちゃんと飯食ってるか風邪引いてないかとか全員集合じゃねーんだからとは思うぞ青山パロマw

 

秀美ベスト盤が終了した頃合いで目的地であった氏家松島温泉に到着。以前は結構こっちの方に来た際のマストお立ち寄りポイントだったんだが、最近とんとご無沙汰していた。栃木県はさくら市(旧氏家町)の田園地帯にある日帰り温泉施設。駅で言うと東北本線の蒲須坂駅から徒歩30分くらいだろうか。つるつるした非常に入り心地のいい温泉で、地味ながらも個人的には栃木では上位の評価をしております。ヘタな那須や塩原の温泉宿よりよっぽどいい。

平日の午前中と言う時間だけに、温泉はほぼ貸し切り状態。なんかしばらく来ないうちに改装されて新しくなってしまっていた。昔の木造の雰囲気が良かったのに。お湯は変わらず良いものであったが、ちょっと殺風景な感じで残念。入浴一時間、その後休憩室で一時間爆睡。昼飯は近くの矢板のトラックステーションで済ましたのだが、こんな場所は連れといたら絶対入らないんだろうなあw普通に一般人が使ってもいいんだけどね…トラッカー向けだから定食のご飯の盛りとか結構いいっすよ(笑)。

矢板のトラステの前は東北本線なんで、腹ごなしに一枚。金太郎の高速コンテナ貨物。EH500は車長が長いので架線柱から引っ張り出して抜くのがなかなか難しいな。結構なスピードで走ってくるし…つかそもそもケツ切れ&光の回りが悪いw

那須連峰の露払いである高原山をバックに。宇都宮を過ぎると東北本線の車窓にはこの山が左前方に見えて来る。那須岳より山容は優美な感じで好きな山だ。それこそ昔ならこの線路を「ひばり」「やまびこ」「やまばと」「つばさ」「あいづ」なんかのL特急が走り抜けていたのだろうが、今は日中は普通電車が行ったり来たりするだけ。211系では悲しい事に完全に車窓負けしてしまうのです。

 

その後は「道の駅きづれがわ」で生活物資(野菜)を購入しつつ帰路に。帰りがけでJR烏山線と言う関東地方でも屈指の影の薄い路線を撮ったりしてましたw国鉄型の車両がもてはやされる昨今ですが、それでもここのキハ40は誰も見向きもしないなあ…関東で唯一国鉄型気動車が走ってるJR線なのに(私鉄まで含めると茨城交通とかあるけど)。ま、沿線は特に名所もなく、いかにも「北関東だなあ」と言う感じの雑木林の中を淡々と走るだけでは、影が薄いのも頷けるところではあるのだけどね。枯れた味わい以外は見つけようがない。

帰りはNACK5とbayFMのザッピングで、矢板→真岡→筑西→下妻→水海道→谷和原ICへ。
もう何度通ったか分からないなあこの道…
だいたいへんしうちょを誘ってどっか行く時の話が多かったけど。
夜の豊田城は今日も光り輝いていた(笑)。

車の中で缶コーヒーを飲みながら、一服しつつCDをかけたりFMを聴いたり。
たまーに大声で歌に合わせて歌っちゃうのもご愛嬌。今日はそんな一日。
そんなたわいもない時間を、これからも大事にして行きたいと強く思う(笑)。

コメント
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