青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

どこにあるのか牛乳屋

2012年07月07日 23時00分00秒 | 日常

(額紫陽花@箱根町二ノ平)

今日は日曜日に客人(と言っても自分の親だがw)と日頃お世話になっている親戚のために、ちょいとおもてなしの品を手に入れるべく出掛ける。おもてなしの品の事は後刻に譲るとして、その後箱根まで子供とドライブ。最近土曜日ってなるとこっちの方来て当てもなくフラフラするのが定番になりつつありますが、大涌谷でも行って黒玉子でも食べるべ~と湯本を抜けて適当に山を上がって行ったら早雲山から濃霧に包まれて何にも見えなかった(笑)。視界10m程度では制限30も致し方なし。

 

霧で真っ白に包まれた桃源台の食堂で昼飯を食い、仙石原経由で強羅方面へ。麓では既に枯れていた紫陽花もまだ標高の高いこの辺りでは花が残ってますね。って事で帰りはモハ1を撮りに彫刻の森美術館の裏にある牛乳屋踏切へ行ってみた。ちなみにこの踏切、隣にポンプ小屋はあるんだけど牛乳屋はありません。あくまで過去のお話なんでしょうね。飲料系踏切の神奈川県代表として、ぜひ信濃吉田の酒屋前踏切と対決してもらいたいものだ(笑)。


モハ1編成はどこで来るかな~なんて思いながら家族三人で待ってたら、運よく一本目の強羅行きで104+106=108の編成がやって来た。
この辺りだともうだいぶ登り切ってますけど、彫刻の森駅に向けて力行するお姿に沿道の紫陽花をあしらって。


返しは金太郎ハチマキの108を先頭に。
この108は両運転台なんで、土休日や連休などの繁忙日は日中だけくっつけられてる事が多いですね。んで、夕方になると箱根湯本で切り離されて、一人で入生田まで帰って行く姿をたま~に見れます。トコトコR1の山崎あたりの交差点を走って行く姿は、山男の勇ましさとは違って愛らしいものがあったり。


続行で103+107=110。ちょいピン甘。ってかもっと絞れば良かっただけとも言う(笑)。旧型車は冷房付いてませんけど、山に登れば風涼しで窓を開ければ真夏でも全然問題ないんですよね。特にトンネルの中の冷気はハンパなく気持ちいい。この編成は未更新なんで、ズモモモーンと言う鼻の詰まったような独特の釣り掛け音が嬉しいのです。


三人で撮っていると、歩いて来る観光客の人も思わずカメラを持ち出してパチリ。観光がメインの鉄道だけに、ウテシさんの愛想もなかなか良く(笑)、列車頻度はそれなりにあり、1時間で4~5往復くらいは見れるので子供も結構満足したらしい。思えば、最近は車ばっかで登山電車に乗ってケーブルカーに乗ってロープウェーに乗って海賊船に乗ってと言う箱根ゴールデンコースもしばらくやってないのう。


富士屋ホテルでパンを買い、東風祭で新宿行きのLSEはこね32号の通過を見送り締めと致しましょう。
乗り物好きには最高の贅沢だよね、箱根って。
コメント
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