青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

師走/相鉄界隈

2019年12月29日 17時00分00秒 | カレンダー

(師走・相州を駆けるE233@相鉄本線・相模大塚)

12月。正確に言えば令和元年の11月30日ですが、相鉄こと相模鉄道線が西谷~羽沢横浜国大間の通称「相鉄直通線」を介してJR線と繋がり、埼京線との直通運転を開始しました。一応夏過ぎくらいから直通線を使ってE233が試運転に入って来てたんで、川越電車区のE233がかしわ台の車両センターにいたところなんかを目撃はしているのだけど、やはり開業となるとまた一味違うもの。短いながらも新設路線としては首都圏では久しぶりの大型案件で、注目度はかなり高かったのではないでしょうか。さすがに一番電車なんて乗る気合も体力もないから、運行初日の朝にメシ食ってからちょっと見に行ってみたんだけど、いきなり来たのが「特急・武蔵浦和」の行き先を表示した埼京線のE233。相州のガラパゴスとして独自に進化を遂げてきた相鉄の開国の日を、スッキリと晴れ渡った空と丹沢の山々が慶び迎えました。

大山の稜線を茜濃く彩る相州の夕暮れ。晩秋のススキの穂波に相鉄12000系のヘッドライトが大仰に輝きます。正直、横浜方面に向かう乗客が8割方の相鉄沿線民ですから、直通線に割り振られた1時間に3~4本のスジ分だけ横浜への利便性は下がっているわけで、朝はともかく夕方の下りラッシュ時間に横浜発の海老名行き急行が14分も来ない時間帯とかあって憤懣やるかたない(笑)。来年3月のJR側のダイヤ改正でどのような動きがあるかでしょうねえ。あと、これは予想された事態でしたけど、開業して1ヶ月は埼京線と相鉄線とお互いの遅延が遅延を呼んで直通線方面のダイヤが全く安定しませんでしたからね。「直通」のメリットに拘り過ぎず、一部の列車は西谷で折り返してもいいんじゃねーのかと思ってはいる。

という事で、2019年をカレンダーで振り返ってみる企画、いかがでしたでしょうか。年とともに撮るものが少なくなって、カメラを置いてしまいそうになる事もあるかもしれませんけども、来年も皆様とそして私の鉄活動が豊かなものになりますようお祈り申し上げております。このブログが上がる頃には、どっかに撮り納めに行ってる予定なんだけど、どこ行きましょうかねえ。

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