(碧山に輝く@甚六桜)
今回の甚六桜は、タイミング的には満開手前の八分咲きでした。八分咲きで若干雨に当たったので花弁の方も少し落ちていましたが、馴染みの桜でも最高のタイミングで訪れるのはなかなか難しいようです。過去10年弱くらいここの桜を見てるけど、こっちの段取りと天気と開花時期がビタッと合ったのって一回か二回くらいしかないですね。桜の時期ってのはなかなか私生活も忙しくて、年度替わりのクソ忙しい頃合いに桜の咲き具合に合わせて平日休みを取るなんて言い出そうものなら、心の安らぎと豊かさは得られても、出世レースからは外れてしまいそうです(笑)。
甚六桜公園から、テクテクと歩いて菱沼の築堤を望む高台へ。勝沼ぶどう郷駅から対岸の「ぶどうの丘」へ登ってみます。ここは扇状地の途中に突き出た望楼のような高台で、甚六桜公園を軽く俯瞰して見る事が出来ます。春を謳歌する風景の中、昼のトップライトを浴びて南松本からの返空タキ2080レ。タキ10車ですから真冬時のピークからはやはり両数が減ってますね。菱山の築堤は大きいので、スーパーあずさの12連くらいをミチミチにドカンと乗っけるのが映えるのですが、コロナ禍であずさも減車が続いていて増結なしの9連しか走って来ないのが難だ。あずさの連結面も被写体として好きなんだけどなあ。
出世は程々、春には正しく桜を愛でる人生がいいですね。
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