青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

言葉の表現力

2008年03月13日 00時07分16秒 | 日常
部下(笑)がちょこっと仕事で上の人に一筆申し述べる事態となり、本日はヤツが文章を仕上げるのを待っていたのだが、上がってくる文章がやたらとダラダラしてたり、上手くまとめ切れてなかったりで何とも隔靴掻痒な思いをした。やり直しだけで仕事が終わってしまった。
どうにも文章書くのって、苦手な人には苦手なもんらしい。

昔、大学で競馬新聞なんか作ってた時がありましてね。
短いセンテンスでいかに表現するか、と言うのがウデの見せ所だったりした訳です。

過去5走の成績を表示する時、道中コーナーの通過順を表現するのに悩んだ事がある。
あ、そこ、「そんな事で悩むな」はNGワードですよ。
競馬新聞で道中の馬の動きって例えば「12-12-5-4」とか数字で表すじゃないですか。その当時使ってたワープロ(笑)ではフォント的に詰め切れなくて、一時期文字で道中からゴールまでの馬の動きを漢字で表記してたんですよね。
使える文字数は5文字だけだったから、「好直鋭伸る(好位から直線鋭く伸びて抜け出す)」「中位漸伸も(中段からジリジリ伸びたんだが)」「後方儘伸ず(後方まま伸びず)」ってな感じでやってたんだけど、結構大変でしたねえ。

紙面では各担当に予想記事を割り振ってたんだけど、「300文字で!」とか指示を出してたんだよね。限られた文字数で言いたい事を収まり良く簡潔に書きつつ、笑いもオチも取らなきゃいけなかったから、みんな大変だったんじゃないかと思う(笑)。だいたいみんな文字数オーバーして書いて来たから、上手く紙面に収まるようになおかつ文意は崩さずに文章校正するのもそれなりのテクがいりました。まあ、ここらへんはへんしうちょの役目だったけど…

ちなみに一部の人間の場合は校正じゃなくて検閲でしたけどねw
何でG1予想の記事がナベツネと政治とオレンジ共済の話で終わってるんだとw
一応学内にランダムに配ってたんでねえ…(笑)

限られた文字数で、伝えたいことを伝えるのって難しいですよね。
そう言えば、ブックの馬柱の一番右側、たった6文字でその馬の現状を表す「ミニ短評」みたいなのがありますよね。あれが凄く好きだった。

例えば、

が上
あ位
り差

一瞬「が上あ位り差?」とか読んでしまって理解に苦しんだもんだ(笑)。
ブックの中で騎手欄とここだけ縦書きなんで、多少脳内変換に時間がかかるんだよなw

あと、どっかの競艇新聞でも、選手のコメント欄をムリヤリな詰め込み書きにしてるトコがあったんだが、妙に印象的だったのが

初日の出
足なくて

…「元旦から愛車を車検にでも出したのか?」って感じなんだが。
しばらくして「初日(しょにち)の出足(であし)なくて」だと理解したw

手前味噌だが、文章力は大学時代に結構鍛えられたなあと思うのです。
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2 コメント

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Unknown (へんしうちょ)
2008-03-13 18:24:49
「早刷りで一馬に勝つ」とか言ってましたな(笑)。
10時開始のテレホンサービスで枠順確認…クラシックなんか「あの馬が抽選通れば記事はこっちのバージョンで」とか悲喜こもごもでした。
金曜朝刊にサクラローレル骨折の記事が出た春天のドタバタっぷりとか忘れられんわな(笑)。


個人的にはレースの副題っぽいものを考えるのが好きでした。
「私はレースをするのが楽しくて仕方がない by目白武雷戸」@ダービーとか、シャレになってない時もありましたが。
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文字の鍛錬 (tatsuhiko)
2008-03-13 23:23:26
今こうやってブログを更新する事が出来るのも、あの頃に「モノカキのクセ」みたいなのをつけたからだと思ってる(笑)。
バカはやってたが、無駄にもなってないのかなと。

あの当時の新聞、どっか行っちゃったんだよなあ。
読めば、当時の時事ネタについてまたひとしきり盛り上がれると思うのだがw
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