(首都圏では貴重なキハ@八高線・小川町駅)
9月に秋の富山に行った後、週末は小商い・・・というか盛大な遠征はせず、関東一円を鉄道でウロウロしておりました。週末ごとの「関東甲信越小さな旅」って感じだったのですが、それもこれも子供の部活への送り迎えとかで週末にクルマを拘束されてしまう事が多くなってる事にもよります。家族の変化が趣味にも変化を及ぼすことってありますけど、まあそこらへんは上手に折り合いを付けてという感じ。ガソリンも相変わらず高いので、ここんところはJR東日本の「休日おでかけパス」を使う事が多い。南関東と北関東の半分くらいが乗り放題で2,720円。熱海じゃなくて小田原、高崎じゃなくて神保原、微妙に元を取るのが難しかったりするフリーきっぷ。ぶらっと久し振りに八高線に乗ったり。高麗川から先に乗るのって久し振り。キハ110のカミンズエンジンのサウンドに酔いしれる。
八高線、高麗川以北は本数が少ないが、それが小川町から先はさらに本数が少なくなる。予定もろくに立ててない乗り鉄旅だったので、小川町で一時間の足止め。寄居に行くなら東武東上線という手もあるのだが、それではフリーきっぷを買っている意味がなくなってしまうので我慢。エキチカをブラブラしていると、結構流行ってそうな武蔵野うどんの店があったので早目の昼食。「武州めん」さんで注文した大盛り肉汁うどん、掘っても掘っても強烈なコシのうどんが出て来るし、甘めで醤油のパンチが効いたツユは掘っても掘っても豚バラ肉が出て来るしで完全ノックアウト。付け合わせのきんぴらとホウレンソウのアクセントも良く、美味かった。ごちそうさまでした。
武蔵野うどんで満ち満ちた腹をさすりながらそぞろ歩く小川町の街風景。鍵字に曲がる川越街道に沿ってレトロな家並みが続く。街道沿いのうなぎ屋や割烹料理屋。いずれはゆっくりと鰻でも食べてみたい。「川魚屋や割烹旅館のある街はいい街」という個人的な街のリトマス試験紙というのがあるんだよな。看板の「忠七めし」は「日本五大名飯」にも選ばれた由緒ある料理らしいのだが、米に揉み海苔を掛けて出汁を注いで食べるお茶漬けのようなものらしく・・・レシピだけ聞くとそれってそこまで有名になるようなものなのだろうか?(笑)という感じがするのだが、食べた事のある方はご感想を。
夏が過ぎ、彼岸花が終わり、稲刈りは終わったものの、紅葉が始まっていないという中途半端な季節。鉄路の周りを彩るのはブタクサの黄色であるな。小川町ってキハの来る駅でローカルなイメージだけど、一応東上線で池袋まで一本で行けるからそれこそ団塊世代が持ち家を求めた平成初期まではギリギリで東京の通勤圏内として許される範囲だったのだろうな。八高線の築堤の向こうに見える巨大マンション・ダイアパレス小川はまさにそんな物件。平成元年築、現在の中古価格は800万円くらいのようです。平日朝は東上線の小川町→池袋が1時間20分くらいだから、小田急で同条件だと秦野から新宿までの通勤時間。ウーン、ギリギリ・・・と言えなくもないけど、流石に現在の不動産相場で、東京に通う人はもう少し近い場所に住むと思います(笑)。
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