1月26日(土)は、朝から寒風の中、細かい雪が乱れ舞っていました。9時半からお宮で作業があるというので脚立を担いで出かけましたが、集まった6人の意見が一致、作業は延期して“打ち合わせ”だけを喫茶店で開くことになりました。土曜日の喫茶店は満員、朝寝坊をして、朝食は喫茶店のモーニングで済ませようという人たちのようでした。
午後になっても、冷たい風と粉雪は治まる気配もなく、書類整理や読書で過ごしました。
右は夕方の撮影、左は夜7時ごろの撮影です。どちらも“あまりの美しさ”に感動してカメラを向けましたが、残念なるかな腕が貧弱でその美しさを捉えきれませんでした。もっとも、私は若い時分から何故か寒い夜、震えながら雪景色を見ることが好きで、スキー場へ出かけたときいつも震えながら、人影が絶えたゲレンデを見ていたものです。
上の3枚は今朝の撮影です。今日は風もなく晴天のようですが、この雪では庭仕事もままならず、読書とパソコンで過ごす予定です。
昨日読み終えた本は、なかなか面白く、久しぶりに「皆さんに薦めたい」と思いましたので、以下に紹介します。(表紙の写真は下)
表紙の人物像はパッとしない風貌で、この写真からは買う気にもなりませんが、実はなかなか偉い人で「ノーベル経済学賞」に最も近いという噂もあるのだそうです。今話題の「アベノミクス」の真相を知りたいと、うろうろ逍遥している間にこの本に行き当たりました。
日銀の白川総裁は彼の教え子、総裁の恩師が日銀の政策を批判し、あれほど頑なだった日銀が「インフレターゲット2%に合意」、政府と“共同声明”まで出すに至った裏に、どうやら彼の力が働いたようです。かれの「金融論」も面白いですが、法学部と経済学部の違い(日銀の主流は法学部)、日米の学者気質の違い、日本のマスコミや評論家批判、あるいは日銀や財務省が学者や評論家を取り込むからくりなどがとりわけ興味深いです。 寒い日、暖房に行き届いた書斎での読書にお薦めです。
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