鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4698回】 国家100年の計

2023年11月10日 | 住宅コンサルタントとして

日本という国は、素晴らしい国だと個人的に思っています。

 

勤勉な国民。

四季があり、恵まれた自然環境。

歴史と文化がある。

食事がとにかく美味しい。

街がキレイ。

 

世界に誇れる素晴らしい点が多々、ありますが、

一方で問題も多く抱えています。

 

出征数の低下による人口減。

高齢者の数が多く、高齢者の中には

自分たちのことしか考えず、

日本の未来を考えられていない老害も結構いる。

義務を果たさず、権利ばかり主張する輩が結構多い。

言われたことしかできない人の比率が高い。

ゆとり教育、働き方改革で、量稽古がやりづらい環境で、

労基とか幅を利かせている。

 

などなど。

 

国土が小さく、現時点で資源が豊富でない日本は、

とにかく外貨を稼がなければならない宿命を背負っています。

 

そうでなければ、豊かにならない。

 

優秀な企業経営者がいる企業は、

自社がどこに向かって走っていて、

そこに到達するために何を強化するのか、

というビジョンや戦略が明確になっているので

スタッフさんもついていこう、という気になりますが、

日本は今、国としてどこを目指していて、

その実現のためにどういう政策や制度をつくっているのか、

という部分が非常に見えないなぁ、と思っています。

 

目先しか見えていないような政策は次から次に出てきますが、

国家100年の計といいますか、

長期的なゴールを設定し、

そこから逆算して今、こういう政策を実施している、

というように、分かりやすいメッセージを発信できないものか、

と個人的に思ってしまいます。

 

まあ、圧倒的に人口の多い高齢者にウケないことを言った瞬間、

選挙に勝てなくなるでしょうから難しいのでしょうが、

とにかく限られた予算を未来に向けて使わないと、

と思います。

 

いろんな政策を実行するには、

とにかくお金が必要な訳で、

日本経済を強くし、外貨を稼ぐことと

自然と税収が増えていくようにすることが欠かせません。

 

会社も国も、立て直す際には、

まずは中期的なビジョンを設定することが大切です。

 

皆さんの会社は、ビジョンが明確でしょうか?

 

会社としてどこを目指していて、

そこに到達するためにどういうことに取り組むのか、

ということも明確になっていますか?


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