ある営業マンがお客様と言った、言わないのトラブルになった際、
「いや、私はちゃんとお客様にこのことをお伝えしたのですが・・・」
という報告を受けても、会社としてはどうしようもありません。
ビジネスの世界では、言ったか言ってないかはどうでもよく、
「相手にどう伝わったかが全て」なのです。
私、建材メーカーの営業マン時代、
この言った言わないのケースで
非常に会社に迷惑をかけることが何度かありました。
こういう問題に巻き込まれた方たちは、
もう本当に誰も良い気分にならないのですね。
なのでもうこの言った言わないでのトラブルに
絶対に巻き込まれたくないと決意し、
口頭でのやり取りをお断りにし、
全て書面や文字でのやり取りで
お客様とやり取りするようになりました。
以来、言った言わないのトラブルに合ったことはありません。
そして伝わる伝わらないのケースでもう一つあるのは、
上司部下の関係や同僚との関係において、
ある一方が傷ついたり、萎縮してモノが言えなくなるケース。
相手を傷つけた側に、傷つけられた側のことを伝えても、
「私、そんなキツイこと言っていません」
「私はそんなつもりじゃなくて言ったのですが・・・」
みたいな返答があるのです。
これもぶっちゃけ、
傷つけた側が何を言ったかどうかは
あまり問題ではありません。
相手にどう伝わったかが全てなのです。
上司や役員の立場なのに
こういうビジネスの世界の常識を理解していなく、
自分はそういう意図では無かった、というような
次元の低いレベルは卒業して欲しいものです。