なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

サイエンスZERO22日分

2015年02月23日 | サイエンス
皆さんこんにちはtatuakicadoです(^-^v
昨日春一番が観測されたそうですね。下呂市はまだまだ先の話ですけど、あ、春だっちゅーの(;・∀・)オイオイ
さて、最近は学生さんの客が多いですよ。きっと卒業予定の方でしょうね。そう言えばくしゃみが多くなりました、そろそろ花粉の季節かなあ~嫌だなあ(^_^;)
さて、昨日のサイエンスZEROは題して「マイクロRNA」がテーマでした。最近国家プロジェクトとしてがんの早期発見研究が行われています。その鍵を握るのがマイクロRNAです。
RNAはDNAの仲間です、DNAの情報をコピーしてRNAに渡して(メッセンジャーRNAと言います)タンパク質が初めて作られます。さてDNAの中でタンパク質の設計図になるのは何%か?1.4%だけなんです。それ以外は細かく切り離されマイクロRNAになります。メッセンジャーRNAを止める動きをします。
さてマイクロRNAを止めた時どうなるのか?魚の発生過程でうまく発生しないことがわかっています。
実はマイクロRNAは一部の塩基がつながってもメッセンジャーRNAが動かなくすることがわかっています。
実はマイクロRNAは血液にもあります。細胞同士のコミュニケーションにもマイクロRNAが使われています。
老化にも関係しているという研究が紹介されていました。線維芽細胞と呼ばれる老化に関係のある細胞を調べるとあるマイクロRNAが老化に関係あることがわかりました。
生きていると傷んだゲノムができてしまいます。それを排除するために老化が必要ということです。すなわちこれは癌と関係あります。がん細胞はp53と呼ばれる遺伝子が壊れているために永遠に増殖します。これにもマイクロRNAが関係になっています。大腸癌にマイクロRNAが欠けているだけで増殖を抑えることがわかっています。
血液中でも癌になるとあるマイクロRNAが非常に増える事がわかっているのでこれを調べることで癌の診断が出来ると思われています。初期の癌でも実はマイクロRNAにより血液中でコミュニケーションをしています。
以上が内容でした。
いやこれはすごいですよ。前々からRNAってなんだっけ?とか思っていましたがDNAから情報をコピーしてタンパク質を作る過程で必要なものと改て分かりました。昔アメリカで癌の撲滅の研究を行っていたことを記憶していますが、なかなか実現できなかったんですよね。これからも新発見して癌研究が進むでしょう。それにしても癌て奥の深いなんちゅー厄介なものなんでしょうか?ひょっとして進化の過程で重要な役割をしているのでしょうか?
さて皆さん、休み組の人も仕事組の人も頑張りましょう。
そりでは(^-^
コメント
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