なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

ヒーラ細胞(フランケンシュタインの誘惑より)

2016年04月29日 | サイエンス

皆さんこんにちはtatuakicadoです(;・∀・)

いやー始まりましたね、GWが。私午前中に仕事を終え帰ってまいりました。さすがに休みだけあってゴミは多かったです。でも客は朝は少なかった模様でした。でも私だけでなく働いている人沢山いましたよ~(;^ω^)

今日は昨日放送されていたNHKBSのフランケンシュタインの誘惑より、ヒーラ細胞の事をやっていたので書きたいと思います。

今から65年前、ヘンリエッタラックスと言う黒人の女性が腹部に激痛を覚えたため病院へ行きます。しかしこの頃黒人差別はひどいもので黒人を見てもらう病院は少なかったのです。病名は子宮頸がんでした。

その病院で人の細胞を培養する研究をしていたジョージガイはこの女性のがん細胞で培養に成功します。当時ネズミなどの細胞を培養することは出来ましたが人の細胞は複雑で取り出しても直ぐに死んでしまいました。

この細胞はヘンリエッタラックスの名前を取りヒーラ細胞と名づけられました。ジョージガイは他にも培養するための機械やレシピのようなものも作り公開しました。

この細胞でポリオワクチンも開発されたのです。そしてクローン羊やES細胞、iPS細胞など幅広い研究で活躍しました。

しかしこのヒーラ細胞ヘンリエッタラックスとその遺族には無断で利用されました。今はインフォームドコンセントで自前に患者さんに了解を得ることが決められています。

このヒーラ細胞は大量に生産され金儲けに使われました。

何故ヒーラ細胞だけが培養できるのか未だにわかっていませんが、多分相当のワル(悪性腫瘍)であったと思われます。

遺族がこれを知ったのは後後の事でした。そしてドイツの研究機関が何とヒーラ細胞の遺伝子をネットで公開すると言う事をして遺族から非難され公開をやめると言う事にまでになりました。究極の個人情報がネットに流されたのです。

今ヒーラ細胞は無くてはならないものです。しかし、遺族やヘンリエッタラックスの功績を称え墓石やヘンリエッタラックスの存在も世に知られることとなったのです。

まあ、しかしそんながんにかかったヘンリエッタラックスは大変な苦しみを味わったと思います。そんなにゆうちょなことがん患者には言えませんもんね(´・ω・`)

しかし、iPS細胞まで発展して人類に貢献できたんならヘンリエッタラックスくらい教科書にかけっちゅーのっていう話ですよね(*_*;

最後には遺族の無念さが伝わってくる番組でした。

さあ、皆さんはGW何処へ行きますか?

仕事組の人は代休くらいとってもいいと思いますけどいかがでしょうか?

仕事組の人も、休み組の人もお互い体には気を付けましょう。

突然のGW特集エントリーでした。

そりでは<(_ _)>

コメント
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