(明治28年、長さ28cm、立杭の古い登り釜、現在も共同釜として使用)
(立杭の秋)
10月12日、青く澄んだ空、穏やかな秋晴れに誘われ、丹波篠山、立杭(たちくい)の古里へ、ドライブしました。
京都からは、循環道を走り、亀岡のインタ-でおり、372号線をひたすら走る。
途中、村祭りに出くわし、そこで小休憩したり、丹波名産の”紫ずきん”の枝豆がいたるところで売られているので、買ったり、ついでに、新米を買ったり。
おまけに道を間違え、立ち杭の里、今田町に到着したのは、もうお昼も回っていました。
簡単にお昼を済ませ、陶器の販売しているところへ、早速物色に出かける。
私のお目当ては、”水指”・・・・以前、シンガポ-ルのお茶の先生が持っておられたのを拝見し、前より欲しい~~と思っていたのです。
うろうろする事暫し・・・手ごろな値段のが見つかり、早速、買い求める。
そして・・・その後、山の麓に点在する、上り釜の窯元を散策する。
ある、窯元の話によると、明治時代までは”穴釜”で焼かれていたそうです。
”穴釜”とは、真さに字のごとく、穴の中で焼いたそうです。
そして、自然灰がかかり、趣のある作品が生まれたそうです。
明治以降は需要の為、登り窯で焼かれるようになったとか。
登り窯で焼かれた、壷をみましたが、真さに躍動感のある炎が風景となって、大変趣がありました。
未だに、窯元では、もくもくと煙があがり、あぁ~~、焼物の里にきたんだ~~!!と感動させてくれます。
私も丹波の生まれ、身近な、そして、名前も嬉しい、素朴な丹波立杭焼きを買うことが出来、幸せな一日でした。
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