「春なれば名もなき山のうす霞」・・・・・芭蕉
早や弥生3月を迎えた。
異名、弥生は草木が「いや生い茂る」・・・という言葉」からきている。
キムヨンナム氏暗殺事件、森友学園問題、世の中は本当に色々な事件が発生し、特別何をしなくてもそんな事に気を取られ、日々が過ぎ去っている。
先月に続き、百人一首を紹介します。
①君がため、春の野に出でて若菜つむ、わがころも手に雪はふりつつ・・・・光孝天皇
----古今和歌集 春の上----
(訳)あなたの為に春の野に出て*若菜を摘んでいる私の着物の袖に雪がしきりに降っている。
*若菜・・・せり、つくし、よめななどの春早い頃出る若草の内で食用になるもの。
②人はいさ心も知らずふるさとは、花ぞむかしの香に匂ひける・・・・・紀の貫之
-----古今和歌集 春の上-----
(訳)人の心はどうであろうか、それはわからない。しかし故郷のように懐かしく思っているこの庭の梅の花は、やはり昔に変わらぬにおいを放って美しくさいている。
*いさ・・・どうであろうか
その他3月にふさわしい歌があれば紹介してくださいね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます