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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆若いお巡りさん2014〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬321

アルバム7曲めは、1956年曽根史郎さん発表の「若いお巡りさん」です。Kiinaの初カバーは2007年「演歌名曲コレクション7〜あばよ・きよしのソーラン節」でした。

https://m.youtube.com/watch?v=amQ6qVxkjFU

2014ver.はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=KtGuiaZ6rug

 

Kiinaの「若いお巡りさん」と聞くと、どうしても「ねずみ小僧」の時の久松署の一日署長さんの制服姿を思い出してしまうのですが、実はもうひとり目に浮かんだお巡りさんがいました。「ボクの町」という乃南アサさんの初期の小説です。

警察学校から実務研修として駅前交番に配属された警察官のヒヨコの若者の3か月間をユーモラスに描いた作品なのですが、主人公の青年が警察手帳の最後のページに振られた彼女のプリクラを貼って上官に怒られたり、チンピラと本気でケンカしてみたり、色んな失敗を重ねながら警察官の使命を自覚していくという成長物語になっています。乃南さんの作品にしては、珍しく最後まで心穏やかに読み通せます。

 

2006ver.の「若いお巡りさん」。きっと交番に配属されたばかりの新人で、必要以上に張り切っているのではないかしら。

公園のカップルに向けた「野暮な説教するんじゃないが」という分別臭い説教が全然板についてなくて「あんたに言われたくない」と返されそうだし、納豆売りの勤労青年を励ます姿には(ひょっとして、このお巡りさんもついこの前まで苦学生だったのかな?)と思ったりします。

「一本もらおうか」のセリフが面白いですね。1956年当時は納豆は藁苞が一般的だったのでしょうか。私が小さい頃は経木で三角形に包装されていました。

 

2014ver.のお巡りさんは、若いと言っても2年ぐらい経験を積んだ感じです。きっとその間にいっぱい失敗も重ねたでしょうね。公園のカップルに声をかける姿もサマになっています。家出少女を説得して駅まで送ってあげる姿も頼もしいです。

どちらのカバーもキーは同じですが、少〜しだけセリフに重みが出てきた感じです。

 

お巡りさんとは少し違いますが、地方だけでなく東京にも特に郊外にはいわゆる「駐在さん」が思いのほか沢山いらっしゃるのをご存じですか?

私の地域の駐在さんご夫妻は、新婚早々上司に知らない町へ連れて来られて「どうだ、いい家だろう?」と有無を言わさず配属されて(奥さま談)30年以上になります。

普通のサラリーマンと違って不自由も多々あったと思いますが、二人の息子さんは揃って警察官になりました。

崖っぷちで犯人を追いつめる華々しい活躍はなくても、どこに徘徊しがちなお年寄りがいるか、どの辺りに痴漢が出没するか、地域の事情は全部把握してくれています。

日々の生活の安全と平和は、お巡りさんたちの地道なパトロールに支えられているんですよね。

コメント一覧

みつこ
2006年版は新人さん、2014年版は2〜3年経った若いお巡りさん。とねりこさんの分析流石ですね。駐在さんは昔は年に2回ぐらい訪ねてきて、家族の様子を聞いていました。拾った十円玉を届けに行ったことも。警邏中のおまわりさんは憧れで出会うと男の子は敬礼したりしていましたね。近頃は不祥事の報道もありますが、殆どのお巡りさんは職務に誠実な方々だと思います。日本の治安の良さはお巡りさんへの信頼があるからですね。乃南さんの本面白そうですね。図書館で探してみます。ありがとうございます。
チャチャチャ
おはようございます。「若いお巡りさん」ですね。とねりこさんがお話しされた久松署の一日署長さんの制服姿は可愛かったですね。
Kiinaの歌声はどちらも元気にハツラツとした歌声ですね。(後の方は少し落ち着いたお巡りさんになっていますが)気持ち良く歌われているようですね。
ところで近頃交番がなくなっていってます。全国的なものでしょうか?有って欲しい観光地などもなくなっています。
尋ねたい時に安心して尋ねられる交番は無くしてほしくないですね。とねりこさんが仰る駐在所もうちの町内にあったのですが、なくなりました。とても不便です。
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