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氷川きよしについて ★ by とねりこ

Kiinaの歌声を味わい尽くす♬〜60「チャンチキおけさ」

浪曲師南條文若から歌謡曲歌手三波春夫に転身して、初めてのヒット曲はとなった「チャンチキおけさ」です。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-32206.html

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/17309/

作詞は「船方さんよ」と同じ門井八郎さん、作曲の長津義司さんは後に三波さんに「大利根無情」を提供されています。

 

都会の〜東京でしょうか、片隅の路地裏の屋台でお酒を呑みながら唄うふるさとの「佐渡おけさ」。

都会に出てきたはいいけれど、身を立てることも出来ないまま帰るに帰れない。そんな同じ境遇の者同士がほんの一晩おけさ節で繋がっている情景は、地方から都会へ人が流出した時代背景の中で多くの人が共感を覚えたのでしょうね。

侘しくやるせない光景ですが、軽快な曲調と三波さんの明るい歌声、それと「チャンチキ」という擬音の響きが歌の印象を明るくしているのでしょうか。

 

Kiinaの「チャンチキおけさ」は、アレンジもオリジナルをそのまま踏襲し、三波さんと同じように明るさのある声で伸びやかに歌っていますね。

 

振り返ってみれば、こうした人たちの労働力によって戦後の日本の経済復興と経済的成長は支えられたのですよね。

帰るに帰れない故郷の歌を口ずさんで、明日もまた働こうという活力にしたんだろうなぁと。私のひとつ前の世代の方々の頑張りがあっての、今の日本があるんだと、Kiinaの「チャンチキおけさ」を聴きながら、あの時代に思いを馳せました。

 

余談ですが、佐渡おけさが出てくる歌と言えば、「麦と兵隊」もありますね。

「徐州徐州と人馬は進む 徐州居よいか住みよいか」

佐渡おけさは郷愁を誘いやすいのでしょうか。

「秋田おばこ」だと、みんなで口ずさんでしみじみする感じにはならないかもσ(^_^;)

コメント一覧

みつこ
三波春夫さんの歌声とkiinaの演歌を歌う歌声はよく似ていて、明るくハリのある元気をもらえる歌声ですね。演歌に精進していたkiinaがカラオケで長編歌謡浪曲を歌っていると聴いたことがあって、kiinaの声で聴けるかもとずいぶん期待して待っていたのですが実現しませんでしたね。限界突破したkiinaがTVでカバー曲は原曲を越えられないんですよ。その歌手の方の持ち味や時代性もあるので、とインタビューに答えていたことがありました。完璧を目指すkiinaは三波春夫さんの長編歌謡浪曲の世界はそのままの方が良いと思われたのでしょうね。せりさんのおっしゃるように確かにkiinaの表現したい世界観とは真逆ですものね。三山さんや辰巳ゆうとさんが継承に頑張っていられるようですから、そちらで楽しめますね。嗚呼でもやっぱり一度は氷川きよしの声で聴きたかったなあ!
せり
おはようございます。三波さんの「チャンチキおけさ」こうしてkiinaでこの歌を聴くとやっぱり三波さんの歌にピッタリだなあと思ってしまいますね。明るい伸びやかな歌声が三波さんと同じですもん。三波さんといえば「大利根無情」初めてのクリコンでkiinaの歌声を聴いたときには素晴らしいと思いました。三波さんの長編歌謡浪曲にも挑戦されようとしたkiinaでしたが結局されませんでしたね。完璧をもとめるkiina、納得がいかなかったのかもしれません。kiinaの内面とはある意味、対極にある世界観かもしれませんし。
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