「演歌名曲コレクション 大井追っかけ音次郎〜青春編〜」10曲目に収録されました。T村ディレクターの大好きな小林旭さんの大ヒット曲です。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-31460.html
歌詞はうたまっぷより。
https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=F08609
アルバムの歌詞カードには、正確に「植内要採譜/狛林正一補作曲」と記されています。
この曲は、元々は戦時中に南方の兵士たちの間で歌われていた作詞者作曲者不明の曲が、小林旭さん主演の映画の主題歌として採用されるにあたって、西沢爽さんがまったく別の「さすらい」の詞をつけられたのだそうです。
そういえば、やはり小林さんが歌われた「ズンドコ節」も、原曲は作者不明のいわゆる「兵隊節」でしたし、「異国の丘」はシベリアに抑留された兵士たちの間で歌われて、戦後に吉田正さんが作曲者として名乗りを上げられた曲でしたね。
小林さんは波瀾万丈のご自身の半生を綴った自伝に「さすらい」とタイトルをつけていらっしゃいます。沢山のヒット曲の中でも、この曲はお気に入りの一曲なのかもしれませんね。
小林さんの歌や映画がお好きだった方は、懐かしい気持ちでKiinaの「さすらい」を聴かれたでしょうね。
このアルバムから始まった「演歌名曲コレクション」シリーズは、極力原曲の歌い方やアレンジをそのまま踏襲していましたから、Kiinaも小林さんの歌い方を崩していませんし、何より一生懸命さが伝わってきます。
CDやスマホで聴く歌声はまったく安心して小林さんとの音色の違いなども楽しめるのに、チャレンジステージのDVDでKiinaの姿を見ながら聴くと、毎回画面に向かって「頑張れ!」と声をかけたくなります。