アルバム4曲めは「寒立馬」です。Kiinaの歌唱はこちら↓。ジャケ写が「旅うたスペシャル」仕様になっています。
https://m.youtube.com/watch?v=ASO8z7z2iQY
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/104554/
この曲が、Kiinaが初めて喜多條忠先生に書いていただいた作品だったように記憶しています。
詞もメロディーもアレンジもスケールの大きな曲です。イントロのトランペットも2番から挿入される男声合唱も、Kiinaの歌声も立ち姿も、すべてが「雄々しい」というイメージですね。
この曲は国際フォーラムでのスペシャルコンサートのアンコール1曲めに選ばれていました。
黒地に細かいキラキラが散りばめられた肩章付きのゴージャスなフロックコート。照明を落とすと衣裳全体に縫いつけられたLEDが点滅しましたね。あれはKiinaのアイデアだったそうです。
私はてっきり「寒立馬」の歌唱の途中からLEDが光ったのかと思っていましたが、DVDで確認したら「寒立馬」が終わって「星空の秋子」が始まった時に点滅を始めていました。
翌年の府中から始まったツアーコンサートでは「寒立馬」の歌唱途中からLEDが光っていたと思います。
今でも「寒立馬」というと、LED付きの黒いフロックコートが目に浮かびます。
さて、「寒立馬」という馬ですが、元々は青森県下北半島の尻屋崎で放牧されていた在来種で、単に「野放馬」と呼ばれていたのですが、地元の小学校の校長先生が年頭の書き初め大会で「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫が原の嵐ものかは」と詠んで以来、「寒立馬」と呼ばれるようになったそうです。
私もKiinaの「寒立馬」に感動して以来、一度は本物の寒立馬をこの目で見たいものだと思っていたのですが、2015年の春先に尻屋崎まで行ってみることが出来ました。
ところがこの年は雪解けが早く、お馬さんの見学者はあらかじめ長靴を渡されて馬糞と泥にまみれた草っ原を歩くハメになりましたσ(^_^;)
こちらがリアル「寒立馬」です。
Kiinaのコンサートは県庁所在地など大きな街が多いので、遠征先の宿泊もシティホテルになってしまいます。下北半島への旅では、かなりひなびた感じの「北の宿」へ泊まって、それもまた風情のあるものでした。