「旅うたスペシャルBOX」DISC2は次のように構成されています。
※1.赤城山残照(新)
2.長瀞舟下り(2021年「南風」カップリング)
※3.犬吠物語(新)
4.銀座ロマンス(2018年「新・演歌名曲コレクション8-勝負の花道-」)
5.かあさん日和(2009年「演歌名曲コレクション11〜ときめきのルンバ〜」)
6.ヨコハマブルース(2020年「生々流転」)
※7.鎌倉ひとり旅(新)
8.はぐれ夢(2020年「生々流転」)
9.魚津海岸(2021年「南風」カップリング)
10.雪子の城下町(2002年「演歌名曲コレクション2〜きよしのズンドコ節〜」)
新たにレコーディングされた作品が3曲収録されています。
「赤城山残照」、KIINA.の歌唱はこちらです。↓
歌詞は歌ネット
KIINA.のモノローグから始まる曲。作詞は「雨の千波湖」「中禅寺湖」と同じく清瀬あきさんですが、赤城山をテーマにしているからでしょうか、古風な七五調にまとめられています。四方章人先生のメロディー、石倉重信先生のアレンジも恋愛ものにしては重々しさを感じます。
東海林太郎さんの「赤城の子守唄」や「名月赤城山」では、侠客国定忠治が山中に立てこもっていましたが、「赤城山残照」は夕暮れの赤城山のシルエットを遠くに眺めながら失った恋に想いを馳せているように思います。
3番の歌詞の「命背負ったキリギリス」だけが分かりません。
金子みすゞさんが最後に綴ったとされる詩に「きりぎりすの山登り」という一篇がありますが、他には思い浮かびません。
何の象徴だったのでしょう。