時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが、「時代劇の継承者」としてのKiinaの功績を語ってくださっています。
ペリーさん、Kiinaの劇場公演パンフレットには何度も愛のあるコメントを寄せてくださいましたよね。
「年内で休養する氷川きよし、“時代劇スター”としての魅力を時代劇研究家が解説」
https://www.news-postseven.com/archives/20221228_1826701.html?DETAIL
思い起こせば16年前、新宿コマ劇場におっかなびっくり足を踏み入れて「きよしの森の石松 初恋道中」を観たのが、Kiinaとの長いおつき合いの始まりでした。
それまでチケットを買って出向くのはクラシックコンサートとバレエだけだったのが、どうしてこの時「氷川きよし」で「新宿コマの座長公演」だったのか。
「運命に導かれて」としか言いようがありません。導かれるままに今日まできてしまいました。
昭和に始まったお芝居と歌謡ショーの二部構成という劇場公演のかたちを、平成から令和へと繋いできたKiina。
心の内側ではどんなに辛くても葛藤があっても、常に役の主人公になり切り全力で観客を楽しませようとしてくれたからこそ、私たちはいっときだけ現実世界を忘れて夢の空間に身を置くことが出来ました。
今はつらつと活動している若い歌手の皆さんにとっても、自分の名前を冠した劇場公演を打つのは大きな夢でしょう。でも、あれだけの日数を昼夜満席に出来るスターは、Kiinaの後にはもう二度と現れないと思います。
Kiinaが打ち立てた金字塔を、こうしてペリーさんが評価してくださったことに感謝しています。