カバー曲5曲めは、藤山一郎さんの「東京ラプソディ」です。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-33180.html
Kiinaの歌唱はこちらから↓
https://m.youtube.com/watch?v=b_u1wRD4wFI
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/58649/
1936年(昭和11年)、門田ゆたかさん作詞、古賀政男さん作曲のこの歌は、その前に作られていた「東京行進曲」(昔恋しい 銀座の柳…)よりもっとモダンな東京讃歌を作りたいと、古賀さんが曲先で作られたのだそうですが。
日中戦争、国家総動員法と、国民が果てしない臨戦態勢に引きずりこまれていくギリギリ間際に咲かせた昭和モダンの最後の一花のような一曲です。
そんな時代背景を抜きにしても、リズム感あふれるこの曲は今でも古臭さを感じさせない、みんなで心をひとつにして歌える歌ですね。Kiinaが参加した数多くのイベントでも、そんなシーンが何度もあったように記憶しています(直近では、確か板橋区での「夜桜演歌まつり」でも)。
そして、Kiinaの歌声の何と明るく躍動感に満ちていることでしょう!
言葉の、音符の、一粒一粒が弾んでいるようです。
ラストのロングトーンの気持ち良さ!
太陽のような歌声とは、このことを言うのでしょう。
他の誰が歌っても、Kiinaのようにキラキラと輝くようには歌えないと思います。
東京讃歌のこの歌が、Kiinaが歌うと一点の翳りもない「人生讃歌」「人間讃歌」に聴こえてきます。