こちらはコンサートと関係なく通常運転(笑)で、アルバム2曲めの「Jeanne d’Arc〜聖女の微笑み〜」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
Jeanne d'Arc 〜聖女の微笑み〜 - YouTube
歌詞は歌ネットより。
氷川きよし Jeanne d'Arc~聖女の微笑み~ 歌詞 - 歌ネット
これも、コロムビアのアルバム紹介でのKIINA.の解説をそのまま書き起こしますね。
※ これは昨年のポップスアルバムの表題曲になっている「Papillon」の作家の塩野さんに作っていただいた楽曲で、「ジャンヌ・ダルクの精神とか生き様を歌いたい」というお話をしました。ジャンヌ・ダルクというのは女性なのですが、男性として戦ってきた。そうせざるを得ない、逃れられない現実の中、すごいいろんな想いで戦ってきた人なんだなと思います。この詩の中にあるように不可能に等しくても、たった1%でも可能性があるとしたら、やっぱりいざ進まないといけないし、いくら 理不尽を突き付けられても、心は強く生きていかないといけない。正義が勝つというふうに思っていても、正義が負ける時だってある。そんな状況の中でも、歩き続けないと勝利者になれないということを教わる女性の強さを歌った一曲です。また、全てに対して謙虚さには勝てるものがないというか、謙虚さの中に正義があるんだっていうことを感じる一曲で、大好きな曲です。※
この曲でやはり一番印象に残っているのは、やっと念願叶った渋谷公会堂でのポップスコンサート「You are you」の第1曲めの登場シーンです。
中世の鎧で身を固めたジャンヌが剣で自らの髪を切る映像。そしてステージに現れたポニーテールに黒のボンデージのKIINA.
この時の私のメモには「アンドロギュヌスの美!」と走り書きがあります。
そう。まさに性別を超えた美の化身が毅然としてそこに立っていました。「私は私よ」と。
ボンデージだってドレスだって、KIINA.が美しいと思ったもの、着たいと思ったものを着ればいいんです。人の評価なんて関係ない。
このアルバムの中で、「Jeanne d’Arc」が感覚として一番演歌から遠い位置にある曲のように私は思います。作詞・作曲・編曲を手がけてくださった塩野雅さんの音楽センスの中に演歌的なエッセンスが一切ないからかもしれません。
だからKIINA.もポップスコンサートの1曲めに選んだのかな?という気もします。
その前の通常コンで「ポップスコンサートですから。演歌歌いませんから」としつこいくらい念押ししていたのを思い出しました。
KIINA.がジャンヌ・ダルクの生き方に感銘を受けたと知って、さっそく私もお勉強しました。ジャンヌの生涯を描いた山岸凉子さんの漫画「レベレーション(啓示)」全6卷大人買い(^O^)