アルバム・カバー曲2曲めは、吉幾三さんの「酒よ」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=QJBHEfwX3yU
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249635/
吉さんは本当に曲作りの天才だと思います。
「津軽平野」もいいし「雪國」もいいですが、しみじみとした「酒よ」は格別です。
人生の哀感がシンプルで繰り返しの多い歌詞とメロディーから滲み出てくるようです。
街の場末のカウンターで日本酒を飲みながら、少しくたびれた風のおじさんがブツブツ呟いているような。
特に2番の「なぁ酒よ お前には わかるか なぁ酒よ」の部分が好きです。
簡単なようでいて凡百の職業作詞家には到底書けない歌詞だと思います。
Kiinaは「40代になり、しみじみとお酒の歌を歌わせて頂くのもよいのではということで『酒よ』になりました」とお話ししています。
隅々まで心の行き届いた歌唱です。
でもKiinaが心をこめて歌えば歌うほど、人生の哀感より先に歌声に聴き惚れてしまって…
「しみじみ」より「うっとり」してしまうのですσ(^_^;)
面白くて優しくて、涙もろい吉さん。
Kiinaとの共演ではいつも爆笑でしたね。
2016年、沖縄市からの「靳・BS日本のうた」の吉さんとKiinaのスペシャル、中でも「ハイサイおじさん」は最高でした。歌詞を追うKiinaの必死な表情と、夏川りみさん、城南海さんの余裕の合いの手が対照的で。
歌詞は必死だけれど、早いテンポにはしっかり乗っているKiinaが可愛かったです。