東京も今日は秋風も爽やかなお出かけ日和でした。雨でも出かけますが。
掲示板の大先輩で、私のKii活の指南役でもいらっしゃるくるみさんは、ご存じの方はご存じの書道の大家でいらっしゃいます。
昨日から西新宿・ヒルトンホテルのBIアートスクエアで個展を開いてらっしゃったので、休日を利用して拝見してきました。
まず、入口のお祝い花が素敵です!
会場内はくるみ先生が30年間精進し積み上げてこられた力作が、所せましと展示されていました。どの作品も格調高く力強く観る人に迫ってきます。
くるみさんの作品は何度か作品展で拝見していて、その出典は漢詩から中国の故事成語、和歌、童謡に至るまで多岐にわたっていますが、Kiinaファン以外の方には由来の分からない作品も実は紛れているのです(*^-^*)
Kiinaの曲からインスピレーションを得て書にした作品が何点も!(^O^)/
「櫻花夢幻」は「櫻」から。「龍翔鳳舞」はタイトルどおり。
他にも「群青の弦」や「寒立馬」「春嵐」「遠眼鏡」も展示されていました。
どの作品もKiinaの曲をとことん聴きこんで、その音楽世界をご自分の芸術作品として昇華させていらっしゃることが、書にはまったく素人の私ですがKiinaファンだからこそよく理解できました。
くるみさんのように素敵な方が熱く長くKiinaを応援してくださっていること、同じKiinaファンとしてとても鼻が高いです。
今日は私の他にもKii友さんが続々と来場されていました。
もしお時間がありましたら、ぜひおいでになってみてください。
25日(火)まで西新宿 ヒルトピアショッピングアーケード内(ヒルトンホテルB1)「太田旭峯破体個展~歩んできた破体の道~」
最後にupしたのは、Kiina関連ではありませんが、私の大好きな柿本人麻呂の作と言われている万葉集の歌です。
「天の海に 雲の波たち月の船 星の林に漕ぎ隠る見ゆ」
「Kiinaには関係ない」と書きましたが、実は「演歌名曲コレクション10 浪曲一代」に収録されている「砂山」の歌詞「夕波千鳥 お前が啼けば」は、かず翼先生が人麻呂の「淡海の海 夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのに いにしえ思ほゆ」をイメージして書かれたのではないかなあとずっと思っていて、2番の歌詞に「三日月舟よ」と出てくるのも、やはり人麻呂の「月の船」の歌から?と思っていました。
「天の海」「雲の波」「月の船」「星の林」。1500年前に人麻呂が見た夜の空が、くるみさんの書から浮かび上がってきます。
同時に私のイメージの中ではKiinaの「砂山」が。地味だけれど大好きな一曲です。
おまけのお話ですが。
個展の帰りに京王デパートに寄ったら、地下の食品売り場で紀伊國屋さんがショッピングバッグのタグに無料で好きな文字を刻印してくれるサービスをしていました。
さっそくバッグを買い「KIINA LOVE」と入れてもらいました。小文字はないのでKiinaが大文字になりましたが、世界で私だけの(たぶん)Kiina ロゴ入り紀伊國屋バッグです。