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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆勝負の花道:その前に〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬440-1

1121日のアルバム「碧し」の発表から2018130日にシングル「勝負の花道」がリリースされるまでの間は、ちょうど1年で最も大きなイベントが目白押しになるシーズンにも当たります。

その中で幾つか私の中で印象に残ったイベントをかいつまんで振り返ってみますね。

 

*大晦日の夜に放映される「年忘れにっぽんの歌」の収録が126日、7日の2日間にわたって行われました。この公開収録は演歌や懐メロファンの間でとても人気が高いのですが、原則皆さん1曲だけの披露でKiina(だけの)ファンとしては少々物足りなくもあるのです。

ただ、この年だけは違いました。美輪明宏さんが40年ぶりにこの番組に出演され、美輪さんのリクエストで水森英夫先生が「たった二年と二ヶ月で」をステージで歌われたのです。

美輪さんと水森先生と言えば、2006年の放送だったか「たけしの誰でもピカソ」に美輪さんが出演されてKiinaの歌声をお聴きになった時に、即座に「昔とても好きだった歌手の声にそっくり!水森英夫って言うんだけれど、『たった二年と二ヶ月で』っていう歌を歌ってて、『なんて良い声なんだろう』って。その声にそっくり!」

Kiina「僕の師匠です」

美輪さん「嘘でしょう?!」

という事件()がありました。

同じテレ東の番組ですから、ひょっとしたらその時担当されたディレクターさんの発案で「水森先生が、弟子のKiinaの見守るなか、美輪さんに『たった二年と二ヶ月で』を披露する」という極めてレアな企画が実現したのかもしれません。

 

水森先生はとても緊張した表情で、直立不動で「たった二年と二ヶ月で」をお歌いになった後、「氷川きよしがいるんで緊張した。弟子の前で本気になって歌ったことがなかったから」とおっしゃって、「(Kiina)やっぱり声が良い。性格がストレートで嘘をついたことがない」と。司会の徳光さんも「人柄ですねえ」と同調してくださいました。

 

*「日本有線大賞」は、この年が最終回となり、「男の絶唱」が見事に大賞を受賞して幕を閉じました。ここに至るまでにはKiinaファンの身贔屓だけでなく「???何故きよしくんでない?」と思った年もありましたが、そこには運営側の色々な大人の事情もあったことでしょう。

ちなみに「有線大賞」は翌年から「日本演歌・歌謡大賞」と名称を変え、「第1回日本演歌・歌謡大賞」をKiinaの「勝負の花道」が受賞しましたが、第2回はありませんでした()

 

*この年の紅白歌合戦は、あんなに力を入れて1年間歌ってきた「男の絶唱」ではなく「きよしのズンドコ節」でしたね。

年が明けて115日に行われた握手会で、Kiinaご自身も「なぜ?どうして??」と驚いたと明かしてくれました。

2週間であの絢爛豪華金ピカの衣装を製作したそうです。

NHKさんは今回の紅白の目玉のひとつとして、どうしても「宝船と大量のダンサーたち」の演出をしたかったのでしょうね。

北島三郎さんが紅白を卒業された後、和物であんなド派手な装置がサマになるのはKiinaだけでしたから。

 

JASRACが主催をしていた音楽イベント「昭和の歌人(うたびと)たち」のコンサートが120日に開かれました。

この時の特集が古賀政男さんで、Kiinaは「サーカスの唄」「柔」「東京五輪音頭」「無法松の一生〜度胸千両入り〜」を歌ってくれました。

袴姿の「無法松」のカッコよかったこと!

客席も大喝采で、司会の由紀さおりさんから「カッコいい〜〜!」のお声がかかっていました。

 

*人気者のKiinaは福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズの冬季(201712月から2018年の3月まで)のメインキャラクターにもえらばれました。

122日に現地で行われたスペシャルイベントはこんな感じでした。楽しかったあ〜〜!╰(*´`*)

https://blog.hawaiians.co.jp/archives/51676019.html

 

終わって会場を出てみたら外は大雪で、その日のうちに東京に戻れるか、列車の中でもハラハラだったのも今となっては忘れられない思い出です。

 

そんなこんなで24日には2018年のコンサートツアーも川越からスタートを切りました。お正月明け早々の18日には、恒例となっていた文化放送と長良グループのジョイントイベントもありましたから

https://www.daily.co.jp/gossip/2018/01/08/0010879730.shtml?pg=2

振り返ってみれば、Kiinaは本当に骨を休める時間もじっくり自分と向き合う時間もなく、ひたすら仕事に追われる日々を送っていたんだと、改めて思います。

コメント一覧

たかゆう
とねりこさん
貴重な情報をいつも本当にありがとうございます❣️
今回は水森先生にまつわるエピソード、
興味深く拝見いたしました。
水森先生もきっと透明感のある温かい声の持ち主なのでしょうね。
先生とkiinaの出会いは神様からのギフトとしか思えません、必然以外の何ものでもないですね。

それにつけても先生の緊張したお姿拝見したかったなあ〜(笑)
izuchan
とねりこさん、数々の思い出エピソードありがとうございます。その時代にファンでなかった私にとっては、とても貴重なエピソードです。
〈「(Kiinaは)やっぱり声が良い。性格がストレートで嘘をついたことがない」と。司会の徳光さんも「人柄ですねえ」と同調してくださいました。〉

本当にその通り!。どの方々からもkiinaの人間性は絶賛ですね。だから、ファンは、素直に「ゆっくり休養してください」と思えて、いつまでに待っていれるのですよね(そろそろ、情報欲しいよーという気持ちもおさえながら…)
なお
水森先生が歌っていらっしゃるところも三輪明宏さんのおっしゃっていたところもテレビで観ました。
私も紅白で男の絶唱を聴きたかったです。
ウェスタ川越のコンサートは2020年に観たきりでした(^_^;)
コロナが流行してしまい、その後のウェスタ川越のコンサートは行けませんでした。観ておけば良かったと後悔しております。
氷川きよしさんが復帰してウェスタ川越に来てくれないかなぁと思っております。
とねりこさん、いろいろな情報をありがとうございますm(__)m
とねりこ
随分前にNHKのラジオ番組で水森先生ご自身が経歴をお話しされたことがありました。
小さい頃から歌が大変お上手で、歌手を目指して栃木県から上京。「三井たかお」でデビューしたのちにムードコーラスグループやGSのメンバーを経て、芸名を「三音(みね)たかお」と変えて再びソロに戻るもなかなか売れず。1971年、阿久悠さんの作詞、ご自身の作曲でリリースしたのが「たった二年と二ヶ月で」でした。
1976年、芸名を「水森英夫」と変えて再リリースした「たった二年と二ヶ月で」がヒットしました。美輪さんがお聴きになったのはこちらのレコードだったと思います。

けれども後が続きませんでした。
「この先どうしようか」と悩んでいた時に、ある方から「あなたは世間の色んなことを知り過ぎた。もう歌手は辞めた方がいい」と言われ、水森先生は「本当に自分のことを思ってくれているから、本人にとって愉快ではない聞きたくないことを言ってくれるんだ。こういう人のアドバイスに耳を傾けなければ」と、歌手を続けることをきっぱりと断念、作曲家の勉強を始められたのだそうです。

作曲家として伍代夏子さんや天童よしみさんに提供した曲がヒットを飛ばし始めましたが、NHKの「BS歌謡塾」で高校生のKiinaを見出された頃は、業界的にはまだまだ「少壮の作曲家」というポジションにいらしたと思います。
Kiinaのブレイクによって「氷川きよしの師匠」としての水森先生のお名前も全国区になったのかと。

水森先生だけでなく、弦哲也先生も浜圭介先生も歌手の道を諦めて作曲家に転身されましたね。どの先生も今だに現役の歌手よりお上手だったりします。
逆に言えば、歌手として大成するには、実力だけでも本人の努力だけでもない、「目に見えない何かの力」が必要だということ、それを一番ご存じなのが歌手から転身された作曲家の先生方なのでしょうね。
チャチャチャ
おはようございます。とねりこさんのノートは素晴らしいですね。kiinaの言動と共に歩んで来られた事が目に浮かぶようです。水森先生は歌手だったのですね。kiinaとハワイアンは縁がないように思います。復興支援の一環だったのでしょうか。本当に忙しい毎日を送られていましたね。kiinaお疲れ様、とねりこさんお疲れ様でした。とねりこさんノートは素晴らしいですね。紅白の「男の絶唱」は全世界の方々に観て欲しかったと思います。kiinaの袴姿は素晴らしいですね。
とねりこさんのkiinaに対する思いが詰まった思い出のあのノートが目に浮かびます?kiinaもまだ途中、これからのkiinaの成長ノートが増え続けて行くと思います。とねりこさんもお身体を大切になさって下さい。長くkiinaと共に来られた皆さんも元気なkiinaに出会うまで頑張ってまちましょう。とねりこさんいつも有り難うございます。
元布団の中のお母さん
おはようございます
2017年末の、水森先生ご自身の「たった二年とニケ月で」歌唱も、誰ピカからの美輪さん繋がりで、愛弟子も嬉しそうでしたね♡

「昭和の歌人たち」も、石澤アナの深い考察力の司会で、落ち着いた佳い番組になり、『氷川きよし』は、外せませんでしたね〜

いつも、過密スケジュールの日々の中、骨身を削って、明るい笑顔で駆け抜けてくれた姿に、心からの"ありがとう”です⁠❤
せり
おはようございます。とねりこさんの記事を読んでいてほんとにいろんなことが思い出されました。歌声を披露された水森先生のお話もおぼろげながら思い出しました。最後の有線大賞で「男の絶唱」が受賞、なぜか紅白ではズンドコ、kiinaもビックリだったんですね。やっぱりファンとしては一年の最後は「男の絶唱」が聴きたかったです。そして無法松の熱唱での由紀さんの掛け声もうれしかった。その他もろもろ、自分と向き合う時間もなかなかなくがむしゃらに突っ走ってきたkiina 、今はゆっくりされてどんな時間を過ごされてますか、そろそろお会いしたいです。
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