11月21日のアルバム「碧し」の発表から2018年1月30日にシングル「勝負の花道」がリリースされるまでの間は、ちょうど1年で最も大きなイベントが目白押しになるシーズンにも当たります。
その中で幾つか私の中で印象に残ったイベントをかいつまんで振り返ってみますね。
*大晦日の夜に放映される「年忘れにっぽんの歌」の収録が12月6日、7日の2日間にわたって行われました。この公開収録は演歌や懐メロファンの間でとても人気が高いのですが、原則皆さん1曲だけの披露でKiina(だけの)ファンとしては少々物足りなくもあるのです。
ただ、この年だけは違いました。美輪明宏さんが40年ぶりにこの番組に出演され、美輪さんのリクエストで水森英夫先生が「たった二年と二ヶ月で」をステージで歌われたのです。
美輪さんと水森先生と言えば、2006年の放送だったか「たけしの誰でもピカソ」に美輪さんが出演されてKiinaの歌声をお聴きになった時に、即座に「昔とても好きだった歌手の声にそっくり!水森英夫って言うんだけれど、『たった二年と二ヶ月で』っていう歌を歌ってて、『なんて良い声なんだろう』って。その声にそっくり!」
Kiina「僕の師匠です」
美輪さん「嘘でしょう?!」
という事件(?)がありました。
同じテレ東の番組ですから、ひょっとしたらその時担当されたディレクターさんの発案で「水森先生が、弟子のKiinaの見守るなか、美輪さんに『たった二年と二ヶ月で』を披露する」という極めてレアな企画が実現したのかもしれません。
水森先生はとても緊張した表情で、直立不動で「たった二年と二ヶ月で」をお歌いになった後、「氷川きよしがいるんで緊張した。弟子の前で本気になって歌ったことがなかったから」とおっしゃって、「(Kiinaは)やっぱり声が良い。性格がストレートで嘘をついたことがない」と。司会の徳光さんも「人柄ですねえ」と同調してくださいました。
*「日本有線大賞」は、この年が最終回となり、「男の絶唱」が見事に大賞を受賞して幕を閉じました。ここに至るまでにはKiinaファンの身贔屓だけでなく「???何故きよしくんでない?」と思った年もありましたが、そこには運営側の色々な大人の事情もあったことでしょう。
ちなみに「有線大賞」は翌年から「日本演歌・歌謡大賞」と名称を変え、「第1回日本演歌・歌謡大賞」をKiinaの「勝負の花道」が受賞しましたが、第2回はありませんでした(笑)。
*この年の紅白歌合戦は、あんなに力を入れて1年間歌ってきた「男の絶唱」ではなく「きよしのズンドコ節」でしたね。
年が明けて1月15日に行われた握手会で、Kiinaご自身も「なぜ?どうして??」と驚いたと明かしてくれました。
2週間であの絢爛豪華金ピカの衣装を製作したそうです。
NHKさんは今回の紅白の目玉のひとつとして、どうしても「宝船と大量のダンサーたち」の演出をしたかったのでしょうね。
北島三郎さんが紅白を卒業された後、和物であんなド派手な装置がサマになるのはKiinaだけでしたから。
*JASRACが主催をしていた音楽イベント「昭和の歌人(うたびと)たち」のコンサートが1月20日に開かれました。
この時の特集が古賀政男さんで、Kiinaは「サーカスの唄」「柔」「東京五輪音頭」「無法松の一生〜度胸千両入り〜」を歌ってくれました。
袴姿の「無法松」のカッコよかったこと!
客席も大喝采で、司会の由紀さおりさんから「カッコいい〜〜!」のお声がかかっていました。
*人気者のKiinaは福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズの冬季(2017年12月から2018年の3月まで)のメインキャラクターにもえらばれました。
1月22日に現地で行われたスペシャルイベントはこんな↓感じでした。楽しかったあ〜〜!╰(*´︶`*)╯♡
https://blog.hawaiians.co.jp/archives/51676019.html
終わって会場を出てみたら外は大雪で、その日のうちに東京に戻れるか、列車の中でもハラハラだったのも今となっては忘れられない思い出です。
そんなこんなで24日には2018年のコンサートツアーも川越からスタートを切りました。お正月明け早々の1月8日には、恒例となっていた文化放送と長良グループのジョイントイベントもありましたから
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/01/08/0010879730.shtml?pg=2
振り返ってみれば、Kiinaは本当に骨を休める時間もじっくり自分と向き合う時間もなく、ひたすら仕事に追われる日々を送っていたんだと、改めて思います。